実は、これまでこのブログでもあまり書いて来なかったことなのだが、
地元の奈良の世界遺産にも登録されているお寺、「唐招提寺」の境内に
開祖・鑑真和上ゆかりの薬草園を再興するというプロジェクトに関わらせていただいている。
唐招提寺は、歴史の教科書にも載っている超有名寺院で、
奈良時代、唐の高僧・鑑真和上が、何度も苦難を乗り越えて、日本にお越しになられ、
戒律を学ぶための修行道場として開かれた寺院である。
この度、その唐招提寺の境内の一角に、開祖・鑑真和上が唐からもたらされた薬草を
植栽する「薬草園(鑑真和上・才花苑)」をつくるプロジェクトが始動した。
「薬草園」というと、雑草のような植物が植えられた畑のようなイメージがあるのだが、
唐招提寺は、年間約30万人の参拝客がお見えになる観光地でもあり、
今回再興する薬草園も、観光客に一般公開される予定のため、
「薬草“畑”」のような場所ではなく、美しく見せる「景色」を作る「庭」でなければならない、
そんなご意向もあり、それに相応しい薬草園としての「ガーデンデザイン」が必要となったのだ。
そんな大役を仰せつかることになり、昨年2018年4月、
ちょうどイギリスへチェルシー・フラワーショーに旅立つ直前に、
薬草園のプランを作成し、唐招提寺さまにプレゼンさせていただいたのだった。
短時間でまとめたプランニングだったのだが、概ね気に入っていただき、
その後も、詳細を詰めながら現在に至っている。
そして、ある程度プランニングがまとまった時点で、この唐招提寺の薬草園プロジェクトを、
環境省が主催している、「みどり香るまちづくり」企画コンテストに応募してみよう、
という話につながっていったのだった。

この環境省が主催している「みどり香るまちづくり」企画コンテストは、
「香り」をテーマに、街づくりを行う事業コンペのようなもので、
僕が関わらせていただいた、京都市右京区の「京北バラ園」
(京北・香りの里 六ヶ畔・花簾庭)で、2016年「入賞」、
昨年2017年は、地元・奈良の中核病院の庭「癒しの森、香るヒーリングガーデン」で、
第4席の「日本植木協会賞」を受賞している。
今回は、地元・奈良の世界遺産「唐招提寺」の境内での薬草園計画ということで、
3年連続の入賞を目標に、頑張って企画をまとめた。
応募締め切りから約半年経って、結果発表があり、
第2席にあたる、「におい・かおり環境協会賞」を受賞することができた。
今年初めに、環境省のコンテスト事務局より内示があったのだが、
正式発表(記者発表)があるまで、公表することができなかったのだが、
先日、環境省がプレスリリースを行い、正式に発表されたので、
こちらのブログでも書いても良いというお許しが出た。

コンテストへの応募事業名称は、『唐招提寺 「香りの薬草園」 鑑真和上 才花苑』。
応募主体は、唐招提寺、そして、長らく唐招提寺の薬草園の再興に情熱を傾けてこられた
鑑真和上・才花苑 運営委員会の皆様方、そして薬草園のデザインをさせていただいた僕。
一昨年の「京北バラ園・花簾庭」では、会社(設計事務所)として応募させていただいたのだが、
今回の応募では、昨年の地元の中核病院の庭の時と同様、
「あをによし奈良Garden Link」という、個人で行っている活動名で応募させていただいた。
※ みどり香るまちづくり企画コンテスト、結果発表は、こちら → 環境省の報道発表資料今回の第13回 「みどり香るまちづくり」企画コンテストで入賞となった、
全国各地の「香り」のプロジェクトの概要が、環境省のホームページに掲載されている。
※ 第13回コンテスト受賞企画の概要は、こちら → 環境省のホームページよりまた、今年度の受賞企画のプレゼンについても、環境省のホームページに公開されているので、
関心のある方は、以下をご覧いただければと思う。
※ 2018年度 コンテスト受賞企画の紹介はこちら → その1(大臣賞・協会賞) ※ 2018年度 コンテスト受賞企画の紹介はこちら → その2(入賞・奨励賞)
上記にリンクしている環境省のホームページからも見ることはできるのだが、
我々チーム(唐招提寺、鑑真和上・才花苑運営委員会+あをによし奈良Garden Link)が応募した提案書(コンセプトシート)を
以下に転載しておく。
一昨年までは、プレゼンはA3用紙で1枚だったのだが、今年は昨年同様2枚に増え、プレゼン内容もさらに詳しく書けるようになった。

こちら↑が、プレゼン1枚目。
唐招提寺・薬草園プロジェクトが目指す庭のコンセプトおよびストーリーをまとめたものだ。
今回は、大きな柱を3本立てた。
・鑑真和上がもたらした薬草
・日本の香文化のルールは、唐招提寺にあり
・世界遺産に「香り環境」を創出

こちら↑が、プレゼン2枚目。
コンセプトに基づいて、具体的なプランニングに落とし込んでいる。
この環境省のコンテストは、あくまでも「企画コンテスト」であり、現時点で実現しているものでなくても良い。
これからの構想をプレゼンするものなのだ。
唐招提寺は、現在、御影堂の曳家大修理中であり、その工事との関連で、薬草園の施工時期にも影響している。
また、第一級の文化財ということもあり、奈良市、奈良県、国と、いくつもの関係部署との調整が必要になってくる。
これらの困難を経て、ようやく実現に向けて歩みだすということで、まだまだ先は長いのが実情だ。
とは言え、今回の環境省主催のこの「みどり香るまちづくり」企画コンテストでの受賞は、薬草園計画を実現する上で
大きな弾みになるのではないかと考えている。
僕個人にとっても、同じコンテストにて3年連続で上位入賞を果たすことができ、とても嬉しく思っている。
今後は、唐招提寺の皆様方、運営委員会の皆様、その他関係者の方々と協力しながら、実現・実施に向けて頑張っていきたいと
思っている。
ちなみに、今回の受賞の表彰式は、来月3月1日に東京で行われる予定だ。
昨年、一昨年も表彰式に参加させていただいたのだが、他の受賞作品のプレゼンや審査員の先生方の講評も聞ける良い機会なので、
とても楽しみにしている。
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- 2019/01/31(木) 13:13:18|
- 唐招提寺・薬草園PJ
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※ この記事は、2019年1月29日のバックデート記事です。
先週末の土曜日、かねてより関わっている近所の病院の庭のボランティアに行ってきた。
今年に入って、もう3度目になるだろうか?
バラを担当してくださっている方が、今年は体調不良ということで、代わりに僕が
つるバラの誘引やシュラブや木立性バラの剪定作業をさせていただいている。
この時期、もうほとんどバラの花は咲いていないのだが、放置されて咲いている花が
いくつかあったので、それはせっかくなので摘んで持ち帰らせていただいた。
その花を、自宅の花器に活けてみた。

病院の庭で咲いていたのは、長野県伊那市のバラ農家さんから受け継いだ
切り花品種のバラ。
かつては温室の中で育てられていたバラだが、今は寒空の下、屋外で咲いている。
お気に入りの器は、友人の陶芸家・増田哲士さんの作品。

横位置でもう一枚。
切り花品種ということもあってか、とても整った顔立ちのバラである。

斜め上からのアングルでもう一枚。
赤いバラも少しではあるが咲いていた。

背景に、伊賀焼n土鍋を並べてみた。
撮影をしている場所は、ダイニングの食器棚。
男くさい感じが気に入っている。
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- 2019/01/29(火) 14:42:13|
- 切り花
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※ この記事は、2019年1月27日のバックデート記事です。
昨年11月頃から始めた、我が家のガーデンリフォーム。
大方方が付いてきた。
もともとは、増えすぎてしまった鉢植えのバラを何とか地植えしたい。ということから始まったのだが、
バラだけでなく、鉢植えの紫陽花やクレマチスも続々と地植えし、とうとう、鉢植えのクリスマスローズも地植えすることにした。
といっても、クリスマスローズの半分くらいは、お気に入りのテラコッタ鉢で育てているのだが、
養生中のスリット鉢のクリスマスローズは、この際、低木や宿根草を抜いてできた花壇に地植えするのだ。

当初は、クリスマスローズの花が咲いてから、花の色や雰囲気を見て配置を考えるつもり
だったが、待っているのも面倒で、花が咲く前に植えてしまうことにし、どの鉢をどこに植えるか、
分かる範囲の情報を頼りに、庭のあちこちに間配った。

こちらは、玄関アプローチ脇の花壇。
高木のヤマモモを抜き、地植えの紫陽花も抜いてできたスペースに、
先行してバラを植え、空いたスペースにクリスマスローズを配置した。

クリスマスローズの鉢の配置ができたところで、植えていくための穴を掘っているところ。
バラの地植え同様、「穴掘り器」を使って、地面に穴を開けている。

この「穴掘り器」、なかなかの優れもので、地植えの際には大活躍している。
てこの原理を使って穴を掘るので、比較的少ない力で掘れるのと、
周りに宿根草などが植わっていても、ピンポイントで掘れるところがとても重宝する。

こちらが、「穴掘り器」で掘った穴。
スリット鉢とほぼ同じくいらいの大きさ(径)に掘ることができる。
掘った穴には、底の部分に帯水層として、腐葉土を投入している。

スリット鉢から取り出したクリスマスローズ。
まだ根張りがイマイチかな。

軽く根をほぐして、植えこんでいく。

ひとつめのクリスマスローズの植え付け完了。
全部で20鉢以上を植え付ける。

筆者の作業中の様子。

玄関アプローチ部分のクリスマスローズの植え付け完了。
これまで、殺風景だった庭が、いい感じに潤って来た。

この辺りは、こんな感じに仕上がった。

玄関アプローチを正面から見たところ。
丹波石を積んだところと、乱張り石張りの地面の間の土の部分を使って、
クリスマスローズを植えている。

縦位置でもう一枚。

残りの鉢植えのクリスマスローズは、こちらに植える予定だ。
前庭の玄関アプローチ脇のロックガーデン。
現在、ここは、宿根草のアジュガを植えているが、少しアジュガを間引いて、
クリスマスローズを植えるのだ。

植え込み完成後の様子。
矮性のクリスマスローズをメインに植えこんだ。
アジュガとの共存もうまく行けそうな感じがする。

上からの見下ろしで、ロックガーデンを見る。
植えこんだクリスマスローズもここでたくさんの花を咲かせてくれると良いのだが・・・。
楽しみがまたひとつ増えた。
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- 2019/01/29(火) 14:41:06|
- ガーデンリフォーム
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※ この記事は、2019年1月27日のバックデート記事です。
この冬、我が家の庭では、久々の大掛かりなガーデンリフォームを敢行した。
大きな目的は、増えすぎてしまった鉢植えのバラの地植え化。
その一環というわけでもないのだが、行きがかり上、進めてしまったのが、
玄関アプローチに新築時に植えた高木のヤマモモの伐採だ。
地上部をすぐに切り落とせたのだが、根を抜くのが大変だった。
それも何とかクリアし、その跡地に、つるバラを誘引するための装置として、
我が家初のアーチを設置することにした。
我が家では、男の僕が庭を作っていることもあり、なるべく男っぽい庭にしたいと、
これまでアーチを設置してこなかった。
アーチにつるバラを這わせると、どうしてもフェミニンな雰囲気になってしまうのが
嫌だったのだ。
ただ、今回、ヤマモモを抜いた跡地に、つるバラを誘引するために、何らかの構造物が
必要となった。
壁面を作るわけにもいかず、より立体的な景観を作るという意味では、
やはりアーチの力を借りるしかなさそうだ、というのが僕の結論だった。

そして設置shgひたのが、こちらのアーチ。
当初予定していたアーチが、思っていたより大きく、この空間に納まりきらなかった。
急遽、一回り小さいサイズのアーチを手配し、設置したのがこちら。

玄関アプローチに対してほぼ平行、建物の壁面とは、少し角度が付く感じで
設置している。

アーチの両側には、これまで我が家にいなかったつるバラを友人からもらい受け、
ここに地植えした。
手前(画面右側)が、ローズソムリエの小山内健さんが育種したバラで、アップル・シード。
奥(左側)が、もう廃版となっているイングリッシュローズで、ヒルダミュレル。
昨年の春も、我が家の庭で育てていたのだが、5月は1ヵ月イギリスに行っていたため、
どちらの花も見れていない。
どんな花が咲くのか、今年は楽しみだ。

こちらが、アップル・シード。
まだ細い枝なので、そんなには咲かないと思うが、鉢植えのままよりは期待が持てるはずだ。

こちらは、イングリッシュローズのヒルダミュレル。
こちらも、まだまだか細い枝で、本気を出すまでには時間がかかるだろう。
でも、楽しみで仕方がない。
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- 2019/01/29(火) 14:36:54|
- ガーデングッズ
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※ この記事は、2019年1月27日のバックデート記事です。
この冬には、今年初めて使うガーデングッズもいくつかある。
そのうちのひとつが、こちらの配管トレリス。
大手通信販売のディノス・セシールさんの取り扱い商品だ。

こちらは、玄関ドア横の壁面、雨水が流れる竪樋をカバーするように、黒いメッシュ型の
金物を取り付けている。
これが、「配管トレリス」と呼ばれるガーデングッズだ。

同じ場所を、見るアングルを変えてもう一一枚。
Uの字型の断面を持つ配管トレリスを、雨樋にかぶせるように設置している。
その配管トレリスを足掛かりに、つるバラを誘引するのだ。

配管トレリスを雨樋へ設置するのに、カラーの麻ひもを使っている。
何カ所か、ひもを使って雨どいに留めれば、あとは簡単。

こちらは、また別の場所に設置する様子。
中庭のランウェイ花壇、こちらも雨樋部分につるバラを誘引するための足掛かりとして
配管トレリスを設置した。
このあと、つるバラ、レーヌ・ドゥ・ビオレットを配管トレリスに誘引していく予定だ。
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- 2019/01/29(火) 14:35:32|
- ガーデングッズ
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※ この記事は、2019年1月27日のバックデート記事です。
毎年、この時期はつるバラの誘引に奔走する。
寒い中、長時間にわたって屋外での作業は、他の人からすると辛い作業に見えるかもしれないが、
ロザリアンにとっては、つるバラの誘引作業は、一年で一番楽しい作業と言えるだろう。
なにせ、春にどんな風に咲かせたいか、自分のイメージ通りに花を咲かせるため、自らデザインできる唯一の作業と言っても良いだろう。
そんなつるバラの誘引作業を、より楽しくしてくれるガーデングッズがある。
イギリス・ナッツシーン社のカラーの麻ひもだ。
我が家では、数年前から、このナッツシーン社のカラーの麻ひもを使っている。
大手通販のディノスさんでも取り扱いのある商品だ。
そのナッツシーン社のカラーの麻ひもを使っての、我が家のつるバラ誘引シーンを紹介してみよう。

まずは、こちら。
前庭の玄関アプローチ脇の隣地境界のブロック塀。
この塀には、割り肌調の白い大理石タイルを張っているのだが、その白い壁面を背景にし、つるバラの枝の緑が際立つように、
赤色(レッド)の麻ひもを使っている。
バラは、スベーニール・ドゥ・ドクトル・ジャメイン。

同じ壁面にもう一本、つるバラを誘引している。
こちらは、バロン・ジロー・ドゥ・ラン。
ここも、白い壁面を背景に、赤い麻ひもを使っている。

こちらは、我が家のメインの壁面。
ここにはラージクライマーのジャスミーナを誘引している。
ここも同じく白い大理石タイルなので、赤い麻ひもを使っている。

ジャスミーナの誘引の様子を、縦位置でもう一枚。
同心円を描くように誘引している。

こちらは、ジャスミーナを誘引している同一壁面の様子。
ここには、鉢植えで何本かのつるバラを誘引している。

同じ場所を横位置でもう一枚。
キング・ローズ、ブレーズ、チェビー・チェイス、フロレンティーナなどを誘引している。

赤い麻ひもを使っている部分のアップ。
よく見ると、もう赤い芽がぷっくりと膨らんでいるのが分かる。

ステンレスワイヤーに赤い麻ひもを括り付けている部分のアップ。

同じ部分を少し引きでもう一枚。

こちらは、前庭の玄関アプローチ脇の小壁。
ここの仕上げは塗装仕上げなのだが、白い色なので、ここでも麻ひもは赤を使っている。
誘引しているバラは、手前がモーツアルト、奥がミステリューズ。

モーツアルトを誘引している小壁の外側。
こちら側の仕上げは、建物外壁と同じ、割り肌調の白い大理石タイル。
今年、ここにまだ育成中のつるバラ、万灯火(奥)と、エクセレンツ・フォン・シューベルト(手前)を
地植えした。
ここにも赤い麻ひもを使っている。

続いては、こちら。
中庭の玄関ドア横の小壁。
ここもモルタル仕上げの壁で、つるバラを誘引できるよう、メッシュフェンスを
設置している。
フェンスも背景の壁面も白なので、ここでも赤い麻ひもを使っている。
誘引しているバラは、シャンテ・ロゼ・ミサト。
中庭の一等地で、良く目立つ場所。
昨年は、赤い花咲くイングリッシュローズのテス・オブ・ダーバービルズを
誘引していたのだが、調子を崩したので、今年はミサトに変更した。

続いては、中庭の隣地境界の木製フェンス。
ここでは、濃い茶色にフェンスを塗装しており、そこにつるバラ、マダム・イサーク・ぺレールを
誘引している。
イサークが、美しい開帳型の樹形であり、その姿を奇麗に見せたいので、
ここで使う誘引ひもは、背景の黒い木製フェンスに同化するように、ブラック色の麻ひもを
使っている。

同じ場所を縦位置で、もう一枚。
結構たくさんの個所数、誘引ひもで留めているのだが、背景の黒と同化して
あまり分からない。

こちらは、同じく中庭の別の壁面。
ここでも同じ濃い茶色に塗装した木製フェンスを使っているので、
誘引ひもはブラック。
ここには、クレマチスも誘引しているのだが、それも黒の麻ひもを使っている。

同じ場所を横位置でもう一枚。
ここには、右側から、つるバラのアントニオ・ガウディ、左からダフネ。
クレマチスは、フォンドメモリーズ。

こちらは前庭。
北側の隣地境界に使っている木製フェンス。
中庭の黒い木製フェンスと同じ形だが、色は白。
白いフェンスを背景とする場合は、遊び心を見せて、誘引ひもを目立たせるように、
ライムグリーン色を使っている。
誘引しているつるバラは、ピンク・カクテル。

同じ場所を正面から見たところ。
ちょっと黄緑色したピンク・カクテルの枝に近しい色の麻ひも。
不規則にこのライムグリーンの麻ひもが見える感じが面白い。

続いては、こちらは、前庭の電気の引き込み柱。
電気・ガスの自由化により、電力会社を変更し、その際、スマートメーターが設置された。
遠隔操作で検針ができるので、現地を見に来ることがなくなった。
その関係で、この電力引き込み柱にもつるバラを誘引できるようになった。
ここでは、鉢植えでカクテル、キング・ローズの2本と、地植えでチェビー・チェイスの
合計3本を誘引しているのだ。
ここでも、あえてカラーの麻ひもを見せる、遊び心のある誘引を心掛けた。

こちらは、その引き込み電柱の裏側。
ここでは、2色のカラー麻ひもを使っていて、ライムグリーンとオリーブ色を使っている。

こちらは、中庭。
前庭の高木・ヤマモモと同様、この冬、中庭の高木・シラカシを伐採した。
ただ、前庭のヤマモモの伐根に手間取ったため、中庭のシラカシは伐根せず、
地上部の株立ちの幹、4本のうち2本を残し、オベリスクとして、
つるバラ誘引の足掛かりとして活用することにしたのだった。

そのシラカシに誘引しているのは、イングリッシュローズの廃版品種で、ジェーン・オースチン。
ここでも、シラカシの幹に、敢えて目立つように、オリーブ色の麻ひもを使って誘引している。

こちらは、中庭の一角、つるバラのスパニッシュ・ビューティと、鉢植えのクレマチスを
誘引している部分。
クレマチスは、何だったかはっきり覚えていない(汗)。
ここでは、雨樋に配管トレリスを取り付けて、それを足掛かりにつるバラを誘引している。

誘引部分のアップ。
つるバラのスパニッシュ・ビューティは、ライムグリーンの麻ひもを使って留めている。
背景にテラコッタ色の壁面があるため、その色とのバランスを考えた。
クレマチスは、スパニッシュ・ビューティの枝に、グリーンのビニタイで留めている。

スパニッシュ・ビューティのツルの誘引はこんな感じ。

こちらは、鉢植えのつるバラをオベリスクに誘引しているところ。
バラの品種はよく分からないが、ここではオリーブ色の麻ひもを使っている。

もうひとつ、別のオベリスク仕立てのつるバラの誘引。
こちらでは、アクアマリン色の麻ひもを使っている。
以上のような感じで、ナッツシーン社のカラー麻ひもを使って、つるバラの誘引を行っている。
背景、バラの枝の色など、いろいろ考慮しながら使い分けている。
こういう楽しみ方もつるバラの誘引の醍醐味ではないかと思う。
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- 2019/01/29(火) 14:34:19|
- ガーデングッズ
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※ この記事は、2019年1月27日のバックデート記事です。
この冬、我が家では大掛かりなガーデンリフォームを行っている。
バラをはじめとする植物の植え替えを、これまでたくさんやってきたが、それに引き続き、
その他もろもろこれまで気になっていた部分を改善していこうと思っている。

そのひとつが、せっかく購入したガーデンファニチャーを、サンルームにしまったままにしているのを
使いやすく、中庭へ常設にしたいということ。
購入したガーデンファニチャーは、木製のため、常設で屋外に置いていると、雨風や紫外線で劣化が進む。

それを何とか防ぎつつ、利便性も確保したい。
庭の美観もそこそこキープできるものが良い。
ということで、いろいろ探し回って、購入したのが、以下のものである。

懇意にしているディノスさんにお願いして、調達しててもらった。

箱の中に入っていたものは、タカショーさんが取り扱っている商品。
ガーデンファニチャーカバーだ。

さらに箱の中を開けると、中から出てきたのがこちら。

どうも海外の製品らしい。
タカショーさんが、輸入して、ディノスさんでも販売しているという商品。

こちらが、我が家の中庭に出しっぱなしにしたい木製のガーデンファニチャー。

購入したカバーを被せてみた。
ちょっと大きいのだが、この下のサイズでは入らなかった。

反対側からのアングル。
やはり出したままというのは大きいな。
でも、このおかげで、サンルームの中はスッキリするはずだ。
また、いいちいち使うたびに、サンルームから出してセッティングする手間も必要なくなる。
庭に出て、カバーを外せば、すぐに座って、ゆっくりとくつろげるようになる。

玄関ドアを開けた時に、目に飛び込んでくる風景。
カバーをしていると、やはり圧迫感があるが、外せばきっと大丈夫だ。
そのうちに慣れる・・・、はずだ(汗)。
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- 2019/01/29(火) 14:17:34|
- ガーデングッズ
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※ この記事は、2019年1月26日のバックデート記事です。
少し前の記事で、我が家の近所にある地域の中核病院の庭に植えられているつるバラ誘引作業に行って来た話を書いた。
数年前から、この病院の庭を整備するグリーンボランティア活動に参加させていただいている。
とはいえ、普段のグリーンボランティアの活動日が月曜日ということもあり、これまでほとんど何もお手伝い出来なかった。
それが、今年はグリーンボランティアの中のバラ担当の方が体調を崩され、冬のつるバラ誘引作業ができなくなってしまったので、
僕が週末の空いた時間を見つけて、お手伝いをさせていただくことになったのだ。
前回(1月16日)とその前(1月6日)に2度、現地に行って、主につるバラの誘引作業を行って来た。
今回(1月26日)が第3回目。
よくよく見ると、すべて6のついた日に行っている。
この日は、残っているつるバラ2本の誘引と、シュラブや木立性バラの剪定作業が主な作業内容。
ビフォー&アフターの写真を見ながら、この日の作業を振り返っておく。

こちらは、病棟横の壁面を使って、トレリスフェンスに誘引されているつるバラで、
イングリッシュローズのスノー・グース。

ほぼ放置の状態で、赤いローズヒップも付いたままだ。

2枚のトレリスフェンスが、ワイヤーを使って壁面に引っ掛けられ、
それにスノー・グースが誘引されている。

そして、いきなりの作業後の様子だが、こんな風に仕上げた。
ほとんど枝は切らず、できるる限り、枝を残して使い切っている。

真正面から見たところ。
2枚のトレリスフェンスと、良いボリューム感だ。

斜め横から。
枝の流れ具合も僕好みで、いい感じに仕上がったと思う。

続いて、こちらは、斜面を使った花壇。
その際の部分に、手すり状のフェンスがあり、そこに品種名不明のつるバラが誘引されていた。
これも、ほぼ放置状態。

不要な枝、充実していない枝を根元から切って、スッキリさせた。
誘引すると、寂しくなってしまったが、新しいベイサルシュートが出ることを期待する。

同じところを上から見るとこんな感じ。
一体どんなバラが咲くのだろうか?

こちらも正体不明のバラ。
枝の感じからすると、モス系のオールドローズだろう。
花が黒くかびた状態のまま、残っていた(汗)。

こちらも正体不明のバラ。
半分ほどの切り詰めておいた。

同じバラを横から見たところ。
その横にも、もう一本正体不明のバラが植えられている。

こちらは、トレリスフェンスに誘引された、小型のつるバラと思しきバラ。

同じバラをもう一枚。
剪定する前の様子。
剪定後の様子を撮るのを忘れている。
しかし、品種名が分からないと、剪定も難しい。

こちらは、ベッド仕立てにされたつるバラ。
これも品種が分からないので、どのようにしたら良いか迷う。

ちょっと分かりにくいが、こちらが剪定後の様子。
このつるバラ、上の方から下の方に向かって下垂するように誘引されている。
咲いたところは見たことがないのだが、下垂しても咲くバラなのだろう。
一度咲いたところを見ておきたいものだ。

竹で編みこむようにしたベッド仕立ての様子。
なかなか面白いのだが、如何せん、手入れがされていないので、雑草とバラが入り混じって厳しい状態だ。

続いて着手したのが、こちら。
病院の駐車場に面した大きな壁面に誘引されたつるバラで、フランソワ・ジュランビル。
後方は、病棟に車椅子で入れるスロープになっている。

その壁面にジュランビルは誘引されているのだが、誘引の足掛かりとなるワイヤーのフックが外れ、だらしなく垂れさがっているのが残念。

反対サイドからも。
ジュランビルが、自立しないランブラータイプのつるバラなので、足掛かりとなるワイヤーがしっかりしていないと、
なかなか厳しい。
この日は材料も持っていなかったので、このワイヤーを張り直すことができない。
なので、このままの状況化の中でベストを尽くすことにした。

ジュランビル誘引中の筆者。

縦位置でもう一枚。
壁面の上の方、手すりに足掛かりを持っていき、長いつるを固定。
今度は、そのツルを足掛かりに、他のツルを交差させるように固定していくことにした。
要は、「面で固める」という作戦。

だいぶ形が見えてきた。
不要な枝を切っているところ。

完成!
以前の姿と比べると、だいぶコンパクトにはなったが、これで自立している。

斜め右からの様子。

斜め左からのアングル。

再び真正面から。

厳しい条件ながら、何とか満足のいく誘引ができたと思っている。
これで、今年は新しい勢いのあるシュートが出てくれるのを期待しよう。

こちらは、そのジュランビルを誘引している壁面の隣。
長野県伊那市の切り花農家の温室から遺されたバラを移植したゾーンのひとつ。
半年ほど温室の中で放置されていたバラでダメージも大きかったが、何とかほとんどのバラが活着してくれた。

ここもほぼ放置状態だったので、剪定作業を行った。

ちょっとピントがボケてしまったが、剪定後の様子。

同じくこちらも。
だいたい半分ほどの高さに切り詰めている。

こちらは、病院の一番奥、ここにも長野県伊那市から持ち帰ったバラを移植したオーナーがある。
こちらの方が全体的に生育が良い感じだ。

こちらには、アーチも設置されていて、両側につるバラが誘引されている。
このつるバラは、どんな品種なのだろう?

花壇の脇に、長野県伊那市から持ち帰った約200株のバラの話が掛かれた看板が掲げられている。
まだ、こちらではちらほらと花が咲いている。

作業を手伝ってくれた友人も一緒に、この切り花品種のバラの剪定作業を行った。

おそらくHT品種だと思うが、どのバラもかなり思い切って切り詰めている。

ここには100株以上のバラが植栽されている。
この日は、このあと行くところがあって、やむなく作業の途中で退散することになった。

残りの作業は、また次回ということで。
次は、ここの残りと、スロープの部分のパーゴラに誘引されたモッコウバラの誘引かな。
あともう一息で終わるかな。
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- 2019/01/29(火) 14:17:16|
- 吉田病院「癒しの庭」PJ
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※ この記事は、2019年1月20日のバックデート記事です。
ここ2年ほど、奈良県吉野町の個人邸のガーデンをローズガーデン化するために、通っている。
バラシーズンの時は、何かと作業があり、月1回くらいのペースで通っているのだが、今は冬場で、前回伺ったのは
昨年10月なので、それから3ヵ月ぶりになる。
今回は、そのお宅の庭に植えているつるバラの剪定、誘引作業をするためにやってきた。
今回は、誘引作業の前と後、ビフォー&アフターの写真をきっちり撮ってきた(笑)。
ここにお住まいのマダムにも了解をいただいて、その作業の様子をまとめておきたいと思う。

こちらが、現場に到着した時の様子。
作業効率を上げるために、事前に葉を全て落とし、誘引している麻ひもも切っておいてもらうようにお願いしていたので、
スッキリしている。
マダムの家の前庭全景になる。

駐車場前に、ブロック塀の上に設置sれたメッシュフェンスがあり、そこをメインの壁面として、
数種類のつるバラを誘引している。
手前のメッシュフェンスに誘引しているつるバラは、左から、ピエール・ド・ロンサール、そして春風。
後方の建物外壁面には、左側にもう一本のピエール、そして右側にラ・レーヌ・ドゥ・ヴィオレット。
どれも、昨年誘引した場所に納まらないくらい、大きく成長している。

前庭を斜めから撮影してみた。
メッシュフェンスの一番手前(右側)は、バエリガータ・ディ・ボローニャ。
そして奥に向かって、春風、ピエールと続く。

前庭を逆サイドから見てみる。
メッシュフェンスのコーナー部分には、ニュー・ドーン、コーナーの右側のメッシュフェンスにはピエールという配置になっている。

コーナーを左に行くと、ニュー・ドーン、そしてマニントン・マウブ・ランブラーを手前のメッシュフェンスに誘引。
少し見にくいが、奥の建物壁面には、群星を誘引している。
こちらは、建物北側になり、日照条件が悪いので、日陰でも咲きそうな品種を選んでいる。

玄関アプローチ横の様子。
フェンスの下には、土の花壇がないので、鉢植えで木立性のバラを数本、並べている。
建物の外壁部分には、窓の目隠しを兼ねて、つるバラのラ・レーヌ・ドゥ・ヴィオレットを誘引している。

その部分のアップだ。
メッシュフェンスと建物との間は通路になっているのだが、そこに、つるバラを植えている。
もともと、ここの土にはガラが多く混じっていて、あまり土壌が良くなかったこともあり、
テラコッタの鉢底を抜いて、レイズドベッド状態にして、バラを植えこんでいる。
それがうまくいったのか、、どのバラも状態は良かった。

玄関ドアの向かって右側のメッシュフェンス、ここには、コーネリアを誘引している。
昨年は、まだあまり大きくなかったが、新しい勢いのあるシュートが何本も出ている。
また、玄関の庇を支える支柱を使って、宇部小町を誘引していたが、こちらは、まだイマイチな状態。

まずは、不要枝の剪定作業を行った。
花が咲く太さまで切り詰め、かつ枝が充実している部分で切り、誘引できるツルの長さを確認している。
幸い、どれも状態良く、長いままつるが使えそうだ。

今回、外壁の一部の傾斜型の壁掛け用メッシュフェンスを2枚、並べて使うことにした。
後方の建物外壁に誘引しているつるバラ、春風が大きく育ったからだ。
手前のメッシュフェンスには、この庭のメインローズというべき立場のピエールを誘引する。

玄関アプローチ側から、斜めに見た前庭フェンスの状態。
これから、つるバラの誘引作業に取り掛かっていく。

アップでもう一枚。
手前(右側)が、バエリガータ・ディ・ボローニャ、そしてその奥が春風、下の段の鉢からピエールの枝が伸びている。

メッシュフェンスのところを横から見たところ。
本来は、メッシュフェンスの手前から、つるバラを誘引したいところだが、そこに土はなく、メッシュフェンスの裏側の通路部分に
つるバラを植えて、メッシュフェンスの裏から、ツルを外に出すように誘引せざるを得ないのだ。

メッシュフェンスの北西角部分。
ここに植えているニュー・ドーンは、枝の出方が不規則で、なかなか誘引がしづらいバラだ。

そして、kこひらが、誘引完成後の前庭全景。
とてもスッキリした感じだ。
いろいろ苦戦したところもあるが、おおむねイメージ通りにまとまり、達成感もある。

駐車場のメッシュフェンス部分。
それぞれ大きくなったバラを、それぞれに持ち場にうまく配置できたかなと思う。

さらにアップ。
手前のメッシュフェンスにピエールと、春風。
春風は、手前のメッシュフェンスだけでは収まらなかったので、奥に建物外壁に立てかけた後方のメッシュフェンスにも誘引している。

コーナー部分。
枝の出方が汚いニュー・ドーンも何とか誘引完了。
少し神経質な誘引になったが、やむを得ないかな。

北側メッシュフェンス部分。
右から、ニュー・ドーン、マニントン・マウブ・ランブラー。
奥の建物外壁面と壁掛けフェンスに群星。
マニントンを植えている場所は、かなりの日陰だが、良いシュートが伸びてくれていた。
奥の群生は、枝先を遊ばせ、ふわっと咲くように誘引している。

玄関アプローチ側。
こちらも、一番右のボローニャ、その後方の建物壁面に誘引したレーヌ。
どちらもいい感じに誘引できたと思う。

その部分のアップ。
順調に生育しているので、新しいシュートがたくさん出ており、誘引もしやすかった。
やはり、地植えパワーは違うな、と改めて思う。
我が家でも、鉢植えのレーヌを育てているが、勢いが全く違う。

こちらは、そのラ・レーヌ・ドゥ・ヴィオレットを誘引した部分。
枝数が多いため、外壁面の2面をカバーするように誘引している。
滑らかな円弧状の形が美しい。
そのレーヌの右側のトレリスに誘引しているのが、ご近所にある大和バラ園のバラ、大和ピンク。
これもいい感じに誘引が仕上がっている。

玄関の右側のメッシュフェンス。
こちらには、コーネリアのすべての枝を玄関側に向けるように誘引している。
軒を支える支柱に誘引していた宇部小町は、今回、このメッシュフェンスに誘引を変えた。
ということで、つるバラの誘引は、何とかこの一日で終えることができた。
前日の友人宅に続き、この吉野のマダムのお宅のつるバラ誘引作業も終わり、
僕個人的には、ずいぶん気が楽になった。

こちらが、最後の一枚。
エントランス部分に以前から植えてあったキンモクセイ。
以前は、株元まで葉が茂っていて、ボリューム感満載だったのだが、
シルバーさんの力を借りて、下半分を剪定されたようだ。
とてもスッキリしている。
次は、このキンモクセイの足元に、木立性のバラを追加で植えたいとのこと。
次回は、また2月後半くらいでお邪魔させていただくつもりだ。
ひとつづつ庭が仕上がっていくので、嬉しい限りだ。
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- 2019/01/22(火) 13:38:17|
- 吉野・K邸ガーデンPJ
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※ この記事は、2019年1月19日のバックデート記事です。
この日、友人宅のバラ庭の冬作業お手伝いに行ってきた。
以前、我が家で育てていたつるバラ、アンジェラとつるアイスバーグを手放すことにした際、
この友人が引き取ってくれ、庭で育てていただいている。
その後、友人は、バラ庭に目覚め、一気に育てるバラの数が増えたのだ。
今回は、それらのバラ、特につるバラの剪定、誘引作業を手伝いに行ってきた。
今後の記録、定点観測のためにも、今回の作業のビフォー&アフターを取っておこうと思う。

こちらが、2年ほど前に、我が家の庭から移植したつるバラで、アンジェラ。
友人宅の外構、玄関扉の横のブロック塀に誘引している。
うかがった際には、当日の作業がしやすいように、すでに誘引を外して下さっていた。

アンジェラを反対方向から見たところ。
南に面したブロック塀で、日当たりも風通しも良いので、生育は良さそうだった。
友人の話でも、昨年良く咲いたとのこと。

こちらも南側のブロック塀の部分に、内側からフェンスを通して、外に出して誘引しているつるバラ。
2本あって、手前(右側)が安曇野、左側がノイバラ。

同じ部分を正面から見てみる。
右側の安曇野にローズヒップが成っていた。
左側のノイバラも状態が良く、新しいシュートがたくさん伸びていた。

ブロック塀の内側から、この部分を見たところ。
この2本のつるバラを植えているのは、ブロック塀の内側の花壇。
ここも誘引を解いてもらっていたので、内側にシュートがたくさん伸びているのが分かる。

逆光になるが、同じ部分を内側正面からもう一枚。
この手前は、和庭ゾーンだが、まだ整備はこれからの予定。
和の雰囲気にあるバラとして、安曇野とノイバラを植えている。

再び、ブロック塀の外側へ。
玄関アプローチに沿って、もう一本、つるバラを誘引している。
こちらは、まだ誘引を解く前の状態なので、昨年の様子が何となく分かる。
ここには、つるバラの春風を、内側の花壇からフェンス外側へと誘引している。
玄関アプローチで、人の行き来があるので、ここには棘のないバラとして、この春風を選んでいる。
ただ、この春風、昨年はあまり咲かなかったそうだ。
ただ、状態は悪くなく、今年の春に期待したい。

同じ春風を誘引している部分を反対側から見てみる。
専用通路沿いにブロック塀があり、このブロック塀とアルミフェンスを使って、つるバラを外向きに誘引している。
ほぼ真南を向いているので、日当たりも風通しも良く、また周囲からも良く見える場所なので、
この壁面を、美しいバラの花で飾れれば、きっと素敵な風景になるだろう。

春風を植えている部分を、フェンスの内側から見たところ。
ススキなどが茂っていて、内側は少し風通しも悪くなっている。
このススキは、抜いて、株元周りをスッキリさせるとのこと。

こちらは、玄関アプローチを入って、居宅の正面を見たところ。
立派な日本家屋で、黄土色の外壁面が特徴的な外観だ。
この正面部分に、今回、我が家で育てていたつるバラ、ジャクリーヌ・ドュ・プレを
移植させていただくことになった。

縦位置でもう一枚。
移植前の様子を記録として残しておく。
ここには、大きく育ったオオデマリが植えてある。
和の雰囲気にもあるバラを、出窓回りに誘引すると、雰囲気が良いのでは?、
と提案させてもらった。

その玄関から右側の視線を振ると、ウッドデッキ材で仕切られたデッキ部分が見えてくる。
リビング・ダイニングと連続するこのウッドデッキが突き出す部分が、洋の庭。
ローズガーデンとなっているのだ。
左側の和の庭と洋の庭を仕切りながら、つなぐ役目を果たしているのが、
このウッドデッキ材で作った壁面に這わしているつるバラ、ラ・レーヌ・ドゥ・ヴィオレット。
和でも洋でも調和する雰囲気を持った紫色のつるバラを、デッキ材の壁の裏表に誘引している。

ウッドデッキ側から見たところ。
ちょうど誘引を外したところなので、少し乱れているが、昨年もこのレーヌは良く咲いたそうだ。
黄土色の外壁と、濃い紫色のレーヌは、補色関係にあり、美しい風景を作ってくれるはずだ。

こちらは、洋の庭、ローズガーデン側に作られているパーゴラ。
以前は、ここにノウゼンカズラを誘引されていたのだが、それを全部抜き去って、
つるバラだけのために使うことになった。
ここの現時点では2本のつるバラを持ち上げて誘引している。
この写真で見えているのが、ヨハンナ・レプケ。
この一年で、ずいぶんと大きく成長した。

こちらは、庭の東端のアルミフェンス部分。
ここにもつるバラを植えているのだが、画面手前(左側)に植えているのが、我が家の庭から移植させてもらったつるアイスバーグ。

反対側からも撮影してみた。
昨年春は、移植したばかりで、あまり咲かなかったらしいのだが、この秋以降は、ずっと白い花が返り咲いているらしい。
我が家では、何年も育てたのに、秋に返り咲くことはなかった。
きっと、この場所に適合したのだろう。
ここに移植させてもらって良かった。

つるアイスバーグの隣、画面中心部分で、たくさんの枝が絡まっているように見える部分、
ここには、アルミフェンスに誘引していたつるバラ、ゴールデン・リバーがある。
もともとこの品種は知らなかったのだが、懇意にしている園芸店のローズマイスターのMさんからの紹介で、
春風の枝替わりで、イエローに咲くつるバラの長尺苗があるんだけど・・・とのことで、導入したものだ。
僕は、昨年5月はイギリスに行っていて、咲いている姿は見ていないのだが、とてもよく咲いて、
ご家族の中でも一番の人気のバラだったそうだ。
黄土色の建物外観と黄色い花も、きっと似合うのだろう。
シュートもたくさん上がっているし、今年の春は、是非実物を見てみたいものだ。

その春風を植えている部分を正面から見たところ。
春風の右側、パーゴラに持ちあげているつるバラは、ランブラータイプのポール・ノエル。
この品種もバラ図鑑でしか見たことがなかったのだが、パーゴラに這わせるバラを
どれにすればよいか、友人に相談を受けた際、友人の希望と、建物との景観的な相性などを
考慮して、このポール・ノエルを推薦させてもらった。
これまた、前述のローズマイスターのMさんからの情報で、大きくなった即戦力のポール・ノエルの
在庫があるということで、分けてもらって、ここに植えたのだ。
植えた時は、ツルの長さはそこそこあったものの、ほぼ一本立ち状態だったが、
この一年で、新しいシュートが出まくっている。
さすが、ランブラー品種。
この一本だけで、十分パーゴラを覆えるツルの分量があるのだが、
前述のヨハンナ・レプケとコラボさせて誘引している。
この春の景観がどのようになるのか、楽しみである。

再び、家の南西側、和庭ゾーンに戻ってみる。
ここには、医師の手水鉢やトクサなどが植わっていて、和の雰囲気を醸し出しているので、
和の雰囲気に合うバラで、外のどうろを人が通っても棘が刺さらないように
棘のない品種ということで、モッコウバラを提案させてもらった。
この電気の引き込み電柱に誘引して、枝垂れて咲くようにしている。
このモッコウバラも我が家にあったものを移植させてもらった。
昨年は、移植したばかりだったせいか、あまり咲かなかったらしい。
今年はうまく咲いてくれることを願うばかりだ。

道路の外側から見たところ。
実は、ここにはもう一本、モッコウバラを誘引している。
ブロック塀の内側に植えたモッコウバラの枝をフェンスの外に出して、誘引している。
ただ、こちらのモッコウバラはまだ小さく、ほとんど存在感がない。
壁面を覆うには、もう少し時間がかかりそうだ。
モッコウバラもスイッチが入れば、すぐに大きくなるので、あまり心配はしていない。

こちらは、再び玄関正面の出窓部分。
この出窓部分の下に、我が家から持ってきたつるバラ、ジャクリーヌ・ドゥ・プレを
移植させてもらった。
写真は、とりあえず植え付けたところ。
このあと、お宅にあったアイアン製のトレリスをお借りして、S字誘引しておいた。
将来的には、竹で作った格子に誘引すれば、和の雰囲気も出せると思う。
そして、出窓の周りにぐるっと誘引すれば、美しい風景が描けるのではないかと夢想している。

今回、友人の希望で、建物北側のブロック塀、およびアルミフェンスにも
つるバラを誘引したいとのことで、友人の希望も聞いて、3本のつるバラをセレクトした。
こちらは、一番西側、日陰の厳しい場所に植えることにしているつるバラで、コーネリア。
コーネリアは、我が家でも建物北側の日陰ゾーンに植えているが、何とか生育し、
花も咲かせているので、大丈夫ではないかと思っている。

コーネリアを植え付けする場所に穴掘り器を使って、穴を掘っているところ。
防草シートが敷かれているので、それを部分的に切って、土の部分を露出させ、
穴を掘っていく。
土は、真砂土系だが悪くないと思う。

北側通路部に植える3本のつるバラの真ん中は、こちら、バフ・ビューティ。
なかなに大きくなる品種で、アプリコット~イエロー系の花が美しい品種だ。
こちらも、長尺苗で植え付けを行った。

北側に植え付ける最後の一本がこちら、フェリス・バイド。
当初は、壁面に誘引しようかと思ったが、将来的に、この勝手口にアーチを設置し、
そこに誘引してはどうですか?と、提案させてもらった。
アーチには、フェリス・バイドは適していると思う。
今年一年は、この場所に適合させるために、支柱を設置し、それに誘引した。
建物北側で、バラを育てる環境としては、少し厳しいのだが、
北側は建物もなく抜けているので、春夏秋は、北側でも十分、日射が見込めると思う。
早く大きく成長して、壁面を飾れるようになって欲しいところだ。

誘引前のビフォーと、誘引後のアフターの写真を撮っておこうと思っていたのだが、
この日はやるべきことが多く、全ての作業が終わったのは夕暮れ後になってしまったので、
誘引完了後の写真は、全く撮れていない(汗)。
また後日、友人宅を訪れて、誘引の様子を記録として残しておきたいと思っている。
ほんの少しだけ、友人が撮ってくれた、パーゴラへの誘引作業中の写真があった。

我が家にもパーゴラはあるのだが、ほとんど使っていないのと同じ状況で、
本格的なパーゴラへの誘引は、今回が初めてではないかと思う。
これまであまり実践してこなかった誘引方法なので、なかなか難しかった。
春に、美しく咲き誇ってくれると良いのだが、どうなることやら・・・。
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- 2019/01/22(火) 13:37:43|
- バラ友さん家のガーデン
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※ この記事は、2019年1月14日のバックデート記事です。
先日の三連休は、やっぱり3日とも庭作業三昧だった(汗)。
我が家のガーデンリフォームも佳境を迎え、この3日間で大方を仕上げてしまいたかったからだ。
その仕上げが三連休最終日のこの日行った作業だ。

昨年末から2ヵ月にわたって、毎週末、コツコツと積み重ねてきた我が家のガーデンリフォーム。
その一番面倒くさい場所が、ここ、前庭の玄関アプローチ脇の花壇。
これまで、ここには20年前にこの家を新築した時から植わっていた株立ちのヤマモモの木があった。
このヤマモモを伐採する決断をし、年末に地上部を切断したまでは調子が良かったのだが、
根を掘り起こすのに相当苦労し、ようやく前日に根の撤去が終わったのだ。
ここにバラを植えるために、土壌改良をしたのち、次の作業は、ここにあった丹波石の石積みを
直すことだった。
実は、写真では、
もうその丹波石を積み直したところで、苦労して積む前のビフォーの写真を撮り忘れたので、
比較ができないのが残念だ。

縦位置でもう少し俯瞰気味に撮ってみたのがこちら。
風情のある丹波石を、少し湾曲させながら並べてみた。
このくぼんだ部分には、クリスマスローズなどの宿根草を地植えする予定にしている。

花壇の外側のラインが出来上がったあと、花壇の高低差を解消させるため、
棚田風に丹波石を積んでいくところ。
少しづつ土のレベルを変えて、地盤を作っている。
丹波石は、セメントなどで固定せず、将来何度もやり替えができるよう、
ただ、置いているだけの状態である。

昨日組み立てた鉄製のアーチを設置してみた。
逆光で少し分かりにくいのだが、取説では、アーチの固定は、
スパイクを土に刺すだけとなっていたが、それでは台風などで倒壊する懸念があるため、
丹波石をアーチの基礎部分に載せるようにして、重しにしている。

ヤマモモの木を撤去したあとの花壇部分の仕上がりはこんな感じ。
アーチも設置しているが、基礎部分に丹波石を重しにしいているのだが、
それを感じさせないようなナチュラルな作りこみにしてみた。

アングルを少し下げてもう一枚。
少しだが、右に向かって勾配があるのが分かるだろうか?
花壇全体としては、かなりのレベル差があるのだが、
アーチを設置する場所はフラットにしなければならないため、
このようなデザインの棚田方式としたのだ。

玄関アプローチから引きで見てみる。
ガラス扉右側の建物壁面に、つるバラを3本誘引しているのだが、
これまでは、ヤマモモの木で大部分が隠れていたが、
ヤマモモがなくなり、とてもスッキリし、壁面のつるバラも良く見えるようになった。

アーチは、建物に対して少し軸を振っている。
今は、まだ何も這わせていないが、ここにつるバラを誘引し、
バラの花が咲くようになれば、だいぶ立体感が出てくるのではないかと思う。

そして、ようやく鉢植えのバラを地植えすることができる。
この場所には、アーチの両側のつるバラを2本、花壇の部分に半つるバラを3本
地植えする予定にしている。
写真は、穴掘り器を使って、バラを植える穴を掘っているところ。
この穴掘り器もとても重宝しているガーデングッズである。

掘った穴に、鉢植えのバラを地植えしていく。
ここにはお気に入りのイングリッシュローズを植えていく。
これまで、我が家ではイングリッシュローズは中庭で育てていたのだが、
今年は、大部分が前庭へ地植えさせている。
この玄関アプローチの風景は、ここ数年、あまり変わらなかったが、
今年はだいぶ雰囲気が変わるだろう。
どんな風になるか、とても楽しみである。
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- 2019/01/17(木) 17:21:24|
- ガーデンリフォーム
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※ この記事は、2019年1月13日のバックデート記事です。
この秋冬で、我が家の庭を久しぶりに大きく変えている。
その一番の理由は、増えすぎて管理が大変になった鉢植えのバラを地植えにすること。
いくつかの木立性バラを、宿根草を抜いたあとの花壇に植えたりして来たが、一番にネックが鉢植えのつるバラだ。
もう我が家の庭には、つるバラを誘引できる壁面はない。
ありとあらゆる壁面をこれまで使って来た。
それでもおさまらない鉢植えのバラは、暫定的な措置として、オベリスクに誘引せざるを得なかった。
それでも、オベリスク仕立ての鉢植えのつるバラが増え、庭中オベリスクが林立するようになった。
これでは、風景どころではない。
そんなこともあり、この冬に、鉢植えのつるバラを地植えする場所を確保する一環として
これまで、頑なに拒絶してきたバラのアーチを採用することにした。
アーチは、女性的なイメージがあり、うちの庭には似合わないとかねがね思って来たので、
今回のアーチの設置は、僕にとっては一大転機となる出来事である。

そして、今回、我が家の庭に設置することになったのが、こちらのアーチ。
当初、別のもう少し大きなアーチを設置しようと考えていたのだが、僕が寸法を測り間違いをし、その大型アーチが
僕の思う場所に入りきらなかった。
そこで、もう少し小さなアーチに変更して、設置することになったのだ。

アーチはkなり大きなものでも、大概は配送の問題から、パーツに分解されて運ばれてくる。
本当は、京北バラ園でオリジナル制作してもらった一体ものが良いのだが、一般に販売されているものではなかなかそうはいかない。

取り扱い説明書に沿って組み立ててみる。
組み立ては至って単純で、簡単だった。

ドライバーを使って、ネジを締めていくだけで簡単に組み立てることができる。

アーチの片側を組み立てているところ。

反対側も出来上がると、アーチの頂上の部分で連結する。

アーチの部分がつながると、本体はほぼ完成。

続いて、基礎になる部分、土に突き刺すスパイクを設置しているところ。

全てのパーツの組み立てが完了し、起こしてみた。
思っていたより、高さ方向は大きく立派だった。
人が入っているとスケール感が分かりやすい。

人なしでもう一枚。
夕暮れが迫っていたので、この日の作業はここまで。
これを、翌日、玄関アプローチの花壇に設置する予定だ。
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- 2019/01/17(木) 17:21:11|
- ガーデングッズ
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※ この記事は、2019年1月13日のバックデート記事です。
正月休み明けの三連休の中日、この日は、どうしてもやってしまいたいことがあった。
それは、昨年末からコツコツ作業を進めていた件で、なかなか完了しない懸案の問題である。

それがこちら。
我が家の前庭、玄関アプローチに植えていた株立ちの高木、ヤマモモの抜根作業だ。
実は、我が家の鉢植えのバラを地植えにする大方針転換の一環で、バラを地植えできるスペースを探していた。
そこで目を付けたのが、ここ、前庭の玄関アプローチ脇にある植栽花壇。
ここには、今の家の新築当時から植えている高木のヤマモモの木と紫陽花が3本植わっていた。
紫陽花3本のうち2本はすでに引き抜き、ヤマモモの木も伐採する決断をし、昨年末に地上部を電気ノコギリで切断した。
ここまでは順調だったのだが、誤算はここから。
20年も植わっていた木は、根もすごく、なかなか抜けなかったのだ。

こちらがヤマモモの切株。
なかなか根を掘り上げられないため、ネットでいろいろ情報を検索し、
除草剤を切株に染み込ませると良いという情報があり、藁をもすがる思いで試して来た。

切株の上面だけでなく、側面にも電動ドリルで穴を開けまくり、ラウンドアップという除草剤を
その穴から、内部へと染み込ませた。
小一か月ほど経っただろうか、見た目にも木が弱ってきているように見えた。

とはいえ、やはりスコップで周囲を掘り進んでも、なかなか抜ける気配すらない。

そこで、新たに導入したのが、こちら。
鍬である。

本当なら、ユンボなど重機を使えば、ものの数分で掘り上げられるのだろうが、
そのためだけに、造園屋さんに来ていただくのも、費用的にどうかと思うし、
重機を入れるとなると、スペース的になかなか難しいという側面もある。
ここはあ、何とか自前の手作業をコツコツやっていくしかない、ということで、
この伝統的な農作業具の鍬をホームセンターで購入したのだ。

鍬ぐらいで大きく作業が好転するのかな~とはじめは半信半疑だったが、
いざ作業を進めると手ごたえがある。
スコップで掘り進めるより、効果が見込まれた。

鍬を導入してから、一気に作業が進んだ。

これまでびくともしなかったヤマモモの根が、とうとう動き始めた。

あと少しで掘り上げられそうな感じだ。

横に伸びた太い根は、ノコギリを使って切っていく。

そして、とうとう、ヤマモモの根を掘り越すことができた!

四方に伸びた根はすべて切り、株の周りもかなり広く掘り進んでいる。

根を掘り出す直前。

とうとう根を掘り上げることに成功した!

思っていたほど根は深くなかったのが奏功した。
切株には土がこびりつき、なかなかに重たい。
持ち上がらない。

掘り上げたヤマモモの根の様子。
この根と格闘した痕跡がいろんなところに残っている。
途中、半分あきらめていた。
最悪、切株は残したまま、バラ苗を周囲に植えこむことすら考え始めていたのだ。
それでも、やればできる!
諦めなくて良かった。

ヤマモモの根を撤去したあとの様子。
爆撃を受けた地面のようになっている。

このあと、ここにバラを植えこむのだが、すぐにでも植えたいので、
土壌改良を施すことにした。
もともと、真砂土や粘土質の土を切株とともに撤去し、代わりに、これまでの鉢植えのバラの
植え替えしたあとの土を投入した。
加えて、いくつかの土壌改良剤を投入する。
まずは、余っていたゼオライトを適量、土に混ぜ込んでいる。

続いて、ゼオライトと同じ資材メーカーの「タキアーゼ」という土壌改良剤、
これも余っていたので、あるだけ投入した。

植え替え後の古い土を再利用するので、消毒と酸度調整のため、
有機石灰(牡蠣殻石灰)を投入した。

そして、草木灰も。
もちろん、腐葉土や牛糞堆肥も加えている。

それらの資材を土に混ぜ合わせ、ふかふかの土壌を作り上げた。

根を掘るのに使ったシャベルや鍬を利用して、土を撹拌しているところ。
かなりの面積を一度に土壌改良したので、この辺りはぐっと良くなるだろう。

昨年末からずっと懸案だった、前庭の玄関アプローチのヤマモモ抜根。
ようやく一件落着。
ずいぶんすっきりした。
次は、ここに我が家では初のアーチを設置し、それに誘引すべく
鉢植えのバラを植え込んで行くことになる。
大掛かりな我が家のガーデンリフォームも、これで山場を越えた感じがする。
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- 2019/01/17(木) 17:20:59|
- ガーデンリフォーム
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※ この記事は、2019年1月13日のバックデート記事です。
こちらは、我が家の中庭、『ランウェイ花壇』と称している、鉢植えの入れ替え方式による花壇ゾーン。
昨年末、ここを2019年バージョンにするため、鉢の位置など、細かいマイナーチェンジを加えた。
その続きで、ずっと気になっていた部分を今回改良する。

それは、花壇の外側、乱張り石を張った地面と、花壇の土抑えに入れている焼成煉瓦の間の
側溝状の部分。

ここに、サビ御影石の小粒を入れていたのだが、土に混じって、とても汚くなって来た。
ここを何とか奇麗にしたい。

中庭で、鉢植えのバラの植え替え作業もすることがあり、その都度、土が落ちる。
その土を水で洗い流すのだが、それがサビ御影石の部分に積もり積もって、
土とサビ御影石が混然一体となってしまったのだ。

そこで、この小粒のサビ御影石をやめ、ランウェイ花壇に敷き詰めている
イエローの大粒の砕石をこの側溝に投入することにした。
砕石の方が粒が大きく、土が流れ込んでも下の方に流れ、混じりにくいのではないかと
思ったからだ。

側溝を5cmほど掘り、現在のサビ御影石と土を撤去した。
このあと、イエローの砕石を投入するのだが、その写真を撮るのを忘れている。
完成後の様子は、また後日アップする予定だ。
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- 2019/01/17(木) 17:20:46|
- ガーデンリフォーム
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※ この記事は、2019年1月13日のバックデート記事です。
昨年末から、我が家では大掛かりなガーデンリフォームを敢行中だ。
その一環で、大量の鉢植えのバラを地植えに転換している。
限られたスペースの中で、バラに地植えのスペースを与える代わりに、いくつかの宿根草や低木を抜き去った。
その向いたあとのバラを地植えしているのだが、バラとバラの間は、今のところ、ほとんどが土のままだ。
ゆくゆくは、宿根草などを植えていこうと思っているのだが、とりあえず、現在は様子見中。

とはいえ、春になっても、バラを植えた地面の大部分が土のままだとさすがに寂しい。
ということで、今年は暫定的な措置だが、部分的に、バラの足元に一年草のビオラを
植えることにした。
前回10株ほど植え付けたが、今回はその第2弾。
4株ほどビオラを追加購入したので、植えることにした。

そこで、ホームセンターで見つけた便利グッズのコレを使ってみた!
『球根の穴掘り器』。
本来は、チューリップなどの球根を植え付けるための機械だが、
これを使えば、ビオラなどの小さな花苗は植え付けやすいのではないかと思って。

地面に突き刺した『穴掘り器』を180度回転させる。

そして、そのまま引き抜くと、あっさりと穴が開く。
あまり力もいらないし、たくさんの穴を開ける際には、腱鞘炎にならずに済みそう。
なかなかのスグレモノではないか?
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- 2019/01/17(木) 17:20:29|
- ビオラ
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※ この記事は、2019年1月13日のバックデート記事です。
今回は、たまたま訪れたホームセンターの園芸コーナーで見つけたガーデングッズを取りあげてみよう。

こちらが、そのガーデングッズ。
球根を植え付ける際に、土の一部を円状に掘るための道具のようだ。
パッケージに、その使い方が図解されている。

もちろん、球根の植え付けにも使えるのだが、思いついたのは、バラの寒肥を入れるための穴を開けるのに便利なんじゃないかということ。
この冬は、様々なガーデンリフォームを敢行していて、土を掘ったり、側溝を掘ったりと、何かとスコップ仕事が多い。
また素手の地植えのバラの寒肥やりも済ませているのだが、今年は地植えのバラが増えたこともあって、
それぞれ3カ所ほどの穴を開けるのに、四苦八苦した。
腱鞘炎になるのではないかと思ったほど。
この球根用の穴掘り器を使えば、スコップで穴を掘るより便利なのではないかと思っていいる。
それ以外にもいろんな使い方ができそうだ。
お値段も500円以下と、リーズナブルなこともあり、ダメ元で一度買ってみたのだ。
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- 2019/01/17(木) 17:20:15|
- ガーデングッズ
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※ この記事は、2019年1月13日のバックデート記事です。
我が家では、結構な数のクリスマスローズを育てている。
花の少ないこれからの季節、クリスマスローズは、庭を飾ってくれる重要なアイテムだ。

こちらは、早咲きのクリスマスローズ。
シェビーな色で咲くのだが、蕾は赤紫色だ。

同じクリスマスローズ。
結構、蕾は赤い。
葉が細かく切れ込んでいて、好みのクリスマスローズなのだ。

さらにアップ。
もうすぐ咲きそうな勢いだ。

こちらは、また別のクリスマスローズ。
青紫色が魅力的。

更に別のクリスマスローズ。
こちらにも濃いピンクの蕾が膨らんでいる。
いよいよクリスマスローズの季節到来だ。
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- 2019/01/17(木) 17:20:02|
- クリスマスローズ
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※ この記事は、2019年1月12日のバックデート記事です。
近所の病院の庭のつるバラ誘引作業に行った際、この寒空の下、咲いていたパレードの花を摘ませてもらった。
誘引をやり直すために、剪定が必要であるし、外で咲かせていてもいずれ散ってしまう。
この時期、ほとんど庭を散歩される方もおられないので、持ち帰って自宅の花器に活けてみた。

乳白色のミルクピッチャー型の花器は、友人の陶芸家、増田哲士さんの作品だ。
我が家のダイニングには、伊賀焼の土鍋がたくさん並んでいるのだが、その前に花器を置いて撮影してみた。
黒い土鍋が背景になるため、男ぽい感じになっていると思う。

ちょっとピントが甘いが、花に近寄ってみた。

再び引いて、全景を撮ってみる。

同じような写真で恐縮だが、もう一枚。
これくらいのバランスが良いかも。
それにしてもパレードとは思えない、濃いマゼンタピンク。
なかなか美しい花色だ。

斜め上から撮ってみた。
背景には、タジン鍋が映り込んでいる。

こちらは、天窓から差し込む光の中において撮ってみたもの。
輝度差が大きいので、光が当たっていない場所が暗く沈み、代わりに花が浮かびあがる。

さらにアップでもう一枚。
増田さんの器の色が本当に美しい白で見とれてしまう。

少しアングルを変えてもう一枚。

露出を少し調整してみるとこんな感じ。
これでも実際に見るのより、遥かに輝度差があって、印象的な仕上がりだ。
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- 2019/01/17(木) 17:19:48|
- 切り花
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※ この記事は、2019年1月12日のバックデート記事です。
こちらも少し前に記事を書いたが、我が家のある奈良市の隣町にする叔母の家の庭も
バラで覆われた素敵な庭になっている。
我が家よりバラを育て始めたのは後だが、日当りや風通しなど、バラを育成する
環境条件は遥かに叔母の庭の方が格段に良く、バラは生き生きと育っている。
その叔母の庭のつるバラ誘引作業を、この前、正月1月2日に、叔母の家族と僕、母と
家族総出で行って来た。
年々大きくなる叔母の家のつるバラの誘引を、なるべく一日でカタをつけたいと思い、
その日は、作業に没頭し、ビフォー&アフターの写真もほとんど撮れなかった。
結局、その日は、大方の作業に目処はついたものの、少し残った作業は、
叔母の長男が中心となって、片付けてくれたようだ。
そんなことで、仕上がった叔母の家の様子を友人と一緒に見に行って来た。

こちらが、叔母の家のメインエントランス。
メインアーチの奥、建物の外壁面に誘引しているのは、レオナルド・ダ・ヴィンチ。

こちらが、そのダ・ヴィンチの誘引姿。
叔母の長女(僕からすると従姉妹)が誘引を担当してくれたのだが、
美しくまとまっている。

右サイドからもう一枚。

左サイドから、横位置で。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、以前、我が家でも育てていたのだが、
癌腫になり、廃棄、今は我が家にはいない。
叔母の家では、これほど大きくなり、羨ましい限りだ。

こちらは、エントランスアプローチにあるメインアーチの向かって右側。
ここには、赤い小花のレッド・キャスケードを誘引している。
従兄弟の奥さんが誘引してくれたのだが、螺旋系に美しく誘引されていて、
春の開花が楽しみだ。

その反対側のアーチの足元。
こちらには、オールドローズのベルイシスを植えている。
ここは、前回の誘引で、時間がなく、とりあえず固定しただけの場所。
今回、このベルイシスを誘引し直すためにやってきた。

こちらが、ベルイシスの誘引後の様子。
枝数を減らし、太いベイサルシュートを出させる作戦だ。

ベルイシスを誘引している部分を縦位置で撮ってみた。
だいぶ枝も伸びて来て、アーチの上の方にまで届くようになって来た。

こちらは、前庭から建物北側に行く通路部分に設置された第2のアーチ。
このアーチの右側に、我が家の庭から持ち込んだバラ、ストロベリーアイスを植え、
誘引させてもらった。
成長が遅いバラで、我が家では鉢植えでなかなか大きくならなかったが、
ここで地植えさせてもらい、大きく成長してくれることを願うばかりだ。

こちらは、前庭の北側壁面。
ウリン材を貼った壁面に誘引しているのは、ラ・レーヌ・ヴィクトリア。
このバラも従兄弟の奥さんが誘引してくれた。
古枝を切ることや誘引のコツを伝授したら、すぐ、こんなに上手に誘引してくれた。

こちらは、叔母の家の前庭の一番先端部分。
ウッドデッキの一部を切り欠いて、我が家と同じ株立ちのアオダモをシンボルツリーとして
植えている。
道路の向かい側の風景を消す意味も持たせていたが、株立ちのアオダモだけでは
その存在感を消しきれないので、今回ここに、当初我が家で採用予定だった大型のアーチを
設置してもらうことになった。

今はまだ、つるバラも誘引していないし、葉も茂っていないので、目隠し効果は限定的だが、
ここにバラの葉が茂り、花が咲けば、だいぶ雰囲気は変わるだろう。

アーチの全景はこんな感じだ。
我が家では大きすぎて、予定していた空間に入りきらなかったのだが、
ここ叔母の庭では、ちょうど良いバランスで良かった。

ちょっと分かりにくいが、このアーチの向かって右側足元に、我が家から連れてきたバラ、
ビアンビニュを植えさせてもらった。
写真の奥に見えているのは、つるサマースノーで、アルミのルーバー手すりに誘引している。
ビアンビニュは、まだ小さいので、アーチの下の方しかカバーできていない。
ただ、友人宅では2階に届きそうなくらい大きくなっているので、きっとここでも大きく成長するだろう。

アーチの反対側には、赤いつるバラ、フロレンティーナを移植させた。
これも、まだそんなに大きくないので、アーチを覆うくらいになるには、しばらく時間がかかりそう。

この大型アーチを外から見るとこんな感じ。
外側から見た姿を正面にしている。

真正面から見るとこんな感じ。
シンボルツリーの株立ちのアオダモと重なるが、花が咲けば印象も変わるだろう。
叔母の家では、この大型のアーチに加え、玄関アプローチと北側通路入り口と
全部で3つのアーチができ、それぞれ、少しづつずれながら配置されているので、
全部のアーチの花が咲き揃うと、とてもリズミカルで美しくなると思う。

こちらは、玄関アプローチの階段から見上げたアルミルーバー。
ここには、棘のないつるサマースノーを誘引している。

そのつるサマースノーをアルミフェンスの内側から、俯瞰で見るとこんな感じ。
開帳型に枝を広げて、フェンスの外側に枝を出して誘引している。
このバラは、枝の更新が早く、古く老化した枝は、今年かなり切って、若返りさせた。

こちらは、宝塚の確実園さんのバラで、花冠。
修景バラで、昨年秋はよく咲いていたらしい。
先日、誘引で訪れた際にも、まだ咲いたいた。
今回、バッツリ半分くらいに剪定しておいた。

そして、叔母の家のメインの壁面に移る。
建物東側の壁面に大きなつるバラを2本、誘引している。
手前、窓側につるアイスバーグを誘引している。
今年の誘引では、少し窓に枝が掛かるように誘引してある。

同じような写真だが、もう一枚。
このつるアイスバーグは巨大化して、誘引も年々大変になっている。

横位置でももう一枚。

建物東側の壁面を逆サイドから撮ってみるとこんな感じ。
手前(左側)がピエール・ド・ロンサール、その奥がツルアイスバーグ。

同じような写真だが、縦位置でももう一枚。

目線を少し下げて撮ってみた。
昨年と大きく違うのは、路面。
造園業者さんに入っていただいて、枕木と石でうまく園路が作られている。

横位置でも。
右側のアルミルーバーフェンスには、つるバラのフランソワ・ジュランビルが植えられている。
駐車場のコンクリート打ち放しの壁面を隠すように、枝垂れて咲くように演出している。

床のペイブメントが良く分かるように撮ってみた。
両サイドには、クリスマンスローズの宿根草のフッキソウなどが植えてある。

角を曲がって、南側の通路部も同じデザインのペイブメントになっている。
以前は、砂利敷きで和風感があったが、今はとてもオシャレな感じに仕上がっている。

家の南東角部分。
ここには、イングリッシュローズのクラウン・プリンセス・マルガリータが移植されていた。
まだ小さな株だが、大きくなってくれると良いのだが・・・。

さて、こちらが、建物南側の通路状の庭。
隣地境界には、高さ2メートルはあるメッシュフェンスが立っていて、そのフェンスに
つるバラを誘引している。

隣地側は南向きなので、何もしないと枝や花は隣地側を向いてしまう。
なので、メッシュフェンスの外側に目の細かい白いメッシュシートを張っている。
そのおかげで、大部分の枝や花は、こちら側を向いて咲いてくれるのだ。
写真では、左から、モーツアルト、パレード、スパニッシュ・ビューティが並んでいる。

左から、スパニッシュ・ユーティ、マダム・イサーク・ぺレール、モーツアルトなどが並んで植えられている。

逆サイドから見る。
手前(左)から、スパニッシュ・ビューティ、パレード、モーツアルトと並んでいる。

画角を変えてもう一枚。
スパニッシュ、パレード、モーツアルトという、叔母の家にある三大棘バラゾーンだ。

南側のウッドデッキテラスから、南東方向を見たところ。
手前(左)から、モーツアルト、マダム・イサーク・ぺレール、フランソワ・ジュランビル、スパニッシュ・ビューティが並ぶ。

こちらは、南側通路庭の一番西端付近。
右から、モッコウバラ、まだ株が小さいが、グラハム・トーマス、モーツアルト、マダム・イサークが並んでいる。

同じ部分を逆サイドから。
左から、マダム・イサーク、モーツアルト、グラハム・トーマス、モッコウバラ。

マダム・イサーク・ぺレール(左側)とモーツアルト(右側)を植えている部分を正面から。
左側のマダム・イサークは、我が家でもそうだが、枝の出方が美しく、開帳型に誘引できている。
とても誘引のし甲斐のあるバラだと思う。
一方のモーツアルトは、あまり大きくなっていない。
昨年もテッポウムシの入られていて、今年もその疑いありだ。

こちらが、開帳型に誘引したマダム・イサーク・ペレールの正面。
美しく誘引できて、とても気に入っている。

こちらは、南側フェンスの一番西端部分。
一番右端には、モッコウバラを誘引している。
将来的に、グラハム・トーマスが大きくなれば、モッコウバラは、西側の手すりに
枝垂れかけて咲かせるでもいいかなと思う。

こちらが最後の写真。
モッコウバラとグラハム・トーマスの間に、従弟がフランソワ・ジュランビルを移植させていた。
駐車場の壁面を隠すように植えた3株のうち、2株をここに移植したようだ。
このウッドデッキテラスの上部もパーゴラを昨年設置したようなので、
それに這わせる作戦のようだ。
ジュランビルはだいぶ枝を伸ばして、パーゴラに何とか届いたようだ。
これから、どんどんこのパーゴラを覆いつくすように咲くのだろう。
楽しみである。
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- 2019/01/17(木) 17:19:31|
- 叔母の家のバラ庭
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※ この記事は、2019年1月12日のバックデート記事です。
少し前の記事で、我が家の近所にある地域の中核病院の庭に植えられているつるバラ誘引作業に行って来た話を書いた。
数年前から、この病院の庭を整備するグリーンボランティア活動に参加させていただいている。
とはいえ、普段のグリーンボランティアの活動日が月曜日ということもあり、これまでほとんど何もお手伝い出来なかった。
それが、今年はグリーンボランティアの中のバラ担当の方が体調を崩され、冬のつるバラ誘引作業ができなくなってしまったので、
僕が週末の空いた時間を見つけて、お手伝いをさせていただくことになったのだ。
前回、つるバラの誘引作業に来たのが、正月休み最終日の1月6日。
それから10日ほど経ったこの日(1月16日)、2回目の作業にやってきた。
この日のつるバラ誘引作業の様子を、記録しておくためにも、ビフォー&アフターの写真を撮っておいた。
それを見ながら、この日の作業を振り返ってみようと思う。

まず最初に取りかかったのが、眼科棟の壁面に誘引されているつるバラ、アンジェラ。
午前中しか光が当たらない場所なのか、思ったほど大きくなっていない。
こちらが、誘引前の様子。
このあと、葉を全て落とし、不要枝を剪定した。

こちらが、誘引後のアンジェラ。
壁面に設置されているワイヤーが少ないので、誘引の自由度が低くなってしまう。

こちらは、同じく眼科棟の壁面に誘引しているつるバラで、ピエール・ド・ロンサール。
先ほどのアンジェラのすぐ横に植えられている。
アンジェラよりは旺盛に生育しているようにみえる。

斜め左からのアングル。
右側の出窓の奥にアンジェラが誘引されている。

枝の選別後、壁面に誘引した様子。

真正面から見たピエール。
やはり、ピエールの育成度からすると、まだまだ小さいままだと思う。

こちらも眼科棟の南側に植えられているつるバラで、おそらくサハラ’98。
一輪、黄色い花が咲いているのが見える。
こちらも生育が芳しいとは言いがたいかな?

大きく変わらないが、不要枝を選別し、誘引してみたところ。

引きで見ると、こんな感じ。
左側には、前回来た時に誘引したつるバラが見えている。
前回は、つるブルームーンと紹介したが、以前の写真を見返して見ると、
イングリッシュローズのアブラハム・ダービーかもしれない。

アングルを変えて、同じ場所をもう一枚。

こちらは、眼科棟の外部通路脇に植えてあるバラで、おそらくノイバラ。

横から見るとこんな感じ。

土手のしたから見上げるとこんな感じ。
自然樹形を、羽を広げるようにツルを伸ばしている。

更に寄ってもう一枚。
この自然な樹形を活かすように剪定・誘引するのがポイントだ。

こちらが、剪定後の様子。
誘引はせず、開張型の自然樹形で咲かせる予定だ。
このノイバラの剪定は、作業を手伝ってくれた友人がしたものだ。

横から見たところ。
土手の先にあり、通行人に当たらない場所なので、自由な開張型の樹形を活かしている。

こちらも、眼科棟の隅に植えてあったバラ。
品種名が分からないので、剪定方法も難しいところだが、木立性もしくはシュラブ樹形のバラと判断して、
このように切り詰めて剪定してもらった。

こちらは、前回作業の際に剪定したバラで、ラデユレ。
半ツル扱いも出来るが、ここでは木立性ぽく咲かせてあったので、
今回も同様に半分ほどの大きさに切り詰めた。

そして、こちらが、この日のメインディッシュ。
眼科棟の南西角に誘引されている大型のつるバラで、パレードとつるアイスバーグ。
一番最初に植えたバラグループで、旺盛に育っている。

まず、葉を全てもぎ取り、不要枝を選別・剪定したところ。

角度を変えてもう一枚。
特にパレードのトゲが凄まじいので、ここまでの作業ですら大変。

角に植えられているパレードは、眼科棟南側の窓周りにも誘引されている。

このパレードとつるアイスバーグが植えられている場所には、
眼科棟の大型のエアコン室外機があり、寒いこの日、フル回転で稼働していた。
その排気が寒くて、何度も心が折れそうになる。

2本のつるバラは旺盛に生育しており、壁面の高い場所まで誘引されていた。
病院にあった高い脚立を借りての誘引作業になる。

この三点倒立タイプの脚立は、想像以上に安定していて使いやすい。
我が家にも導入したいなと思ってしまう。

そして、少し時間は掛かったが、何とか2本のモンスターのつるバラを誘引完了した。
一旦全ての誘引を解いて、やり直すことは時間的にも難しかったので、
以前の誘引を踏襲する形で、今回の誘引を行っている。

斜め左からのアングル。
少し枝を残し過ぎたかな、と少々反省(汗)。

コーナー部分からのアングル。

横位置でもう一枚。
南側の壁面、窓周りにも誘引している。
角部分は、雨樋を頼りに、オベリスク風に枝を巻き付けている。

こちらは、車路脇の壁面に誘引されているつるバラで、イングリッシュローズのスノー・グース。
この日は、時間的にここに着手することは出来なかった。
次回は、このスノー・グースからになると思う。
まだ少しつるバラが残っているのと、木立性バラがまだまだたくさん残っているので、
あと数回、病院に通うことになるだろう。
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- 2019/01/17(木) 17:19:11|
- 吉田病院「癒しの庭」PJ
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※ こちらの記事は、2019年1月15日に、「dinos ガーデンスタイリング」に掲載したものです。
今年2018年の5月、世界的に有名な日本人ガーデンデザイナー、石原和幸氏のサポートメンバーとして、
イギリス・ロンドンで開催されたチェルシー・フラワーショーに、石原さんの庭をつくりに行ってきました。
作庭期間の約2週間、その後、フラワーショー開催中の庭のメンテナンスもさせていただくことになって
都合3週間ほど、イギリス・ロンドンに滞在していました。
その間、作庭の合間、そして週末の休みの時間を使って、ロンドン市内や近郊に点在する、
世界的に有名なガーデンをいくつも見て回ることができました。
自宅でバラの庭を作り始めて6年、新たな刺激とクリエーション(創造)の源を探しに行く旅でした。
こちらのディノスさんのブログコーナーで、僕が訪ねたロンドン近郊の12の庭をレポートさせていただく
ことなったこの企画、今回はその第5回。
イギリス中西部、コッツオォルズ地方にある名園、「キフツゲート・コート・ガーデンズ」をご紹介します。
前回記事の「イギリスで訪ねた庭レポート 第4回」では、イギリス国内だけでなく、世界中の数々のガーデンに
多大なる影響を与えた名園、「ヒドコート・マナー・ガーデン」をご紹介しましたが、
今回の「キフツゲート・コート・ガーデンズ」は、「ヒドコート・マナー・ガーデン」のすぐ隣にあり、
歩いても15分ほどの場所です。
実は、今回のイギリスの庭を巡る旅で、一番楽しみにしていたのが、
ここ、「キフツゲート・コート・ガーデンズ」なのです。
イギリスに発つ前に、様々な書籍やガイドブックで、イギリスの名園を調べました。
中でも、僕の心を掴んだのが、ここ「キフツゲート・コート・ガーデンズ」。
僕の庭造りにおいて、一番大切にしているのが、背景となる建物と庭の調和です。
「建物と庭に植えられた植物が織りなす風景」をとても重視しているからです。
多くのガイドブックで紹介されているこの「キフツゲート・コート・ガーデンズ」は、
ギリシャ神殿風の建物を背景に、その壁面を伝う植物や、建物の手前のガーデンが個性的で、
他のガーデンにはない美しい風景を作っている点に強く惹かれたからです。
前置きはこれくらいにして、いよいよその憧れのガーデンの中に足を踏み入れてみましょう。

こちらが、「キフツゲート・コート・ガーデンズ」の入り口。
駐車場と連続するように植物の売り場がつくられ、その一角に、庭主さんと思しき女性が簡素な椅子に座って
チケットを販売されていました。
こちらはテンションマックスで、はやる気持ちを抑えながらやってきたというのに、
拍子抜けしたというか、何とも気取らない、とてもアットホームな雰囲気のガーデンでした。

チケット売り場の横を抜けて、建物の裏側に抜けると、小さな半円形のスペースがあります。
このスペースがもつ意味を、この時は全く分かりませんでした。
写真は、とりあえず撮っておこうという軽い気持ちでシャッターを切った一枚ですが、
この空間が、この「キフツゲート・コート・ガーデンズ」の神髄につながる場所だったと、
後で気づくことになります。
その訳は後述することにして、まずは歩を進めましょう。

とうとう夢にまでみた、憧れの風景を目の当たりにすることができました。
邸宅から突き出したテラスには、ギリシャ神殿のような三角屋根とイオニア式の列柱がデザインされています。
列柱の足元には、つるバラが誘引されているようでしたが、まだバラの開花には程遠く、
緑の葉だけが茂っていましたが、代わりに淡い紫色のフジの花が満開でした。
「ヒド・コート・マナーガーデン」でもそうでしたが、ここでも、蜂蜜色のコッツウォルズストーンと
淡い紫色のフジの花のコントラストが見事で、とても美しい風景を作っていました。
また、建物の手前の空間は、「フォースクエアズ・ガーデン」と呼ばれ、ツゲの刈り込みにより、
4つの区画(=スクエアズ)に仕切られ、ピンク色のシャクヤクの花が咲き乱れていました。
シャクヤク(ピオニー)は、アジア原産ですが、古来より「経てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と、
美しい女性の姿を形容する植物として、日本人に愛されてきました。
そんなシャクヤクの美しさが、ガーデンの本場・イギリスでも評価され、西洋の庭でもなくてはならない存在になっていました。

さて、ここで、少し「キフツゲート・コート・ガーデンズ」について、その概要を紹介しておきましょう。
「キフツゲート・コート・ガーデンズ」は、祖母、母、娘へと受け継がれ、現在は三代目です。
初代ヘザー・ミュア夫人(1888-1961)は、隣にある名園「ヒドコート・マナー・ガーデン」を作り上げた、
ローレンス・ジョンストン氏の良き友人でした。
ヘザーは、彼から多くの刺激を受けて庭づくりに励み、この庭園の原形を作り上げました。
その後、1950年代に娘のダイアニー・ビニーに受け継がれて発展し、一般公開されるようになりました。
現在は、孫娘のアン・チャンバースの手によって、時代の流れに沿った新しい庭が加えられ、
さらなる魅力を持った庭園へと進化しています。
現在、イギリスの名園の多くが、慈善団体・ナショナルトラストによって管理されていますが、
この「キフツゲート・コート・ガーデンズ」は、今なお、母娘3代の女性によって受け継がれているガーデンです。

こちらは、もうひとつのテラス。
先ほどより幅の広い三角屋根と、同じくイオニア式の柱が整然と並んだテラスでは、お茶が楽します。
このテラスの下には、「ワイルドボーダー」という花壇が作られています。
「キフツゲート・コート・ガーデンズ」は、整形式庭園のスタイルではあるものの、
「きっちり計画するよりも、ある程度自然に任せる」というのが、初代ヘザーの考えでした。
様々な植栽が無造作に施されているのに美しいのは、やはり背景となる「建築」の力。
建物が庭を引き立て、そして庭が建物をより一層美しく演出する、まさにその模範を見たように思います。

こちらも、「キフツゲート・コート・ガーデンズ」の中で有名な空間、「ホワイト・サンクン・ガーデン」。
周囲より数段下がるようにつくられた、このサンクン・ガーデン(沈床式庭園)は、初代ヘザーによりつくられ、
二代目ダイアニーの時に再設計されたものだそうです。
庭のウツギ等、主な灌木が全て白い花を咲かせるため、「ホワイト・サンクン・ガーデン」の名が付いている
そうですが、訪れた時は、残念ながらまだほとんど花が咲いていませんでした。
この「ホワイト・サンクン・ガーデン」の中で特に印象的だったのが、ロイヤルブルーに塗られた椅子です。
庭のアクセントとして、ブルーに塗られたベンチやチェア、フェンスなどを設置することがあると思いますが、
その原型がここなんですね、きっと。
実際に写真で撮ってみても、ここにブルーのチェアがあるとなしでは全然雰囲気が違うと思います。

さらにコッツウォルズ特有の蜂蜜色の石を積み上げた邸宅を横目に、庭を進んでいきます。
石積みの塀に穿たれた木製のドアにも、ロイヤルブルーのペンキが塗られていて、
庭のフォーカルポイントになっています。

そしてこちらは、「ローズ・ボーダー」。
自宅で多くのバラを育てている僕としては、バラが咲いている風景を楽しみにしていたのですが、
残念ながら、こちらもまだ開花には程遠く、蕾すらほとんど上がっていませんでした。
右側のこんもリした緑の塊が、かの有名な「キフツゲート・ローズ」。
1930年、初代のヘザー・ミュアによって植えられ、1940年に「キフツゲート」に滞在したバラのエキスパート、
故グラハム・トーマス氏によって、オリジナルな品種であることが発見され、命名されました。
正式名は、「ロサ・フィリッぺ・キフツゲート」。
白い小ぶりの花が房になって咲くその様は、きっと素敵でしょうね。
いつかまたこのガーデンを訪れて、「キフツゲート・ローズ」が咲いている姿を見てみたいと思いました。
「キフツゲート・ローズ」の開花時期は、6月下旬~7月初旬だそうです。

ローズボーダーの正面奥が、こちら。
整然と刈り込まれたツゲの壁に挟まれた、大きな葉の植物で作られたゲート。
その奥のツゲの壁面に埋め込まれるように、オブジェの石で出来た椅子が設置されています。
彫刻家、サイモン・ヴェリティ作の女性像の椅子です。
首から上が向かって右側に傾いています。
見ているこちらも、思わずつられて首が曲がります(笑)。
この奥には、何があるのか、期待感を持たせる演出です。

サイモン・ヴェリティ作の女性像の椅子を右手に行くと、こんな風景が広がっています。
どこか秘密の花園へと続くようなメドウに作られた小径です。

もう少し先に行ってみると、木製の階段がありました。
老夫婦が遠くを見ておられます。
視線の先がどんな風になっているのか、ますま期待感が高まります。

10段ほどの階段を上ると、「キフツゲート・コート・ガーデン」の中では一番新しいエリアが出現します。
馬蹄形に築かれた土手には芝生が張られ、その底には砂利が敷かれたドックのような場所。
そしてそのドックとつながるように、遥か彼方まで真っすぐに芝生の道が続いています。
この土手は、2000年にウォーター・ガーデンをつくった際に出た、大量の土を使って作られたものだそうです。
土を場外搬出せず、形を変えて新たなデザインの空間を生み出す工夫が感じられます。
三代目の孫娘アン・チャンバースが手掛けた、現代的で若々しい印象のランドスケープデザインです。

この馬蹄形の新しいガーデンの左側に、刈り込まれたツゲで囲われた不思議な空間が目に入りました。
何があるのだろうと思い、そちらに向かうことにしました。

この庭は閉ざされた空間になっていて、ツゲの生け垣に隅に、分からないように小さな開口部が作られていました。

そのツゲの垣根に開けられた小さな隙間から、中を覗き込んでみると、超モダンな空間が広がっていました。
ツゲの生け垣に囲まれた空間の中に、白い石で縁取られた四角い池が作られ、その池の水は墨のように黒く、
その池の真ん中には、緑の芝生が張られた四角い島が浮かんでいます。
さらに、池の端には、金属でつくられた葉っぱのオブジェが浮かんでいます。
ここは、2000年に、現オーナーのアン・チャンバースによって作られた「ウォーター・ガーデン」です。
もともと古いテニスコートがあった場所につくられたそうです。

「ウォーター・ガーデン」を真横から見たところです。
ツゲの生垣で囲われた静謐な空間は、ここに立ち入ることを拒絶するかのような緊張感のある雰囲気を
醸し出していますが、中に入ることができます。
池の縁石の白・池の水の黒・芝生やツゲの生垣の緑、青い空、そして葉っぱのオブジェのゴールドが
アクセントになり、とてもストイックな空間が構成されています。
現代美術か、何かのインスタレーションを見ているかのような空間です。

ウォーターガーデンを囲むツゲの生垣の中央には、木製の東屋が作られ、
その東屋のベンチに腰かけて休憩することができます。
池の真ん中に作られた芝生の浮島には、白い飛び石を渡って行くことができます。
この飛び石、本当に水の上に浮いているように見えます。
全くの無音の空間の中で、東屋に腰かけた見学者が中央の浮島、ただその一点を見ている中で、
この芝生の浮島に行くには相当の勇気がいります。
ちゃんと渡りましたけどね(笑)。
それにしても美しい空間です。
エントランス入ってすぐに見たギリシャ神殿風の建物があるガーデンの中とは思えない、モダンな空間でした。

ウォーター・ガーデンを後にして、今度は急斜面の山道を下っていきます。
途中、青紫色の花が美しく咲く植物に出会いました。
ロンドン市内でもそこかしこで見かける植物で、セアノサス。
別名、カリフォルニア・ライラックとも呼ばれるクロウメモドキ科の植物。
この青紫色の花が美しくて、我が家でも何度もチャレンジしていますが、高温多湿な日本での栽培は相当難しく、
何度も枯らしています。
イギリスは乾燥していて、日本ほど湿度が高くないためか、どこでも大きく育っていました。
こんな風に育てられたらいいなあと、羨ましく思います。

急斜面を降りてくると、一転して開放的な景色が広がる空間に出ました。
「ローワー・ガーデン(Lower Garden)」と呼ばれる、「キフツゲート・コート・ガーデンズ」の中では、
最も低い場所にあるガーデンです。
ここには樹形の美しい大木と、半月型に切り取られた、オブジェのようなプール(水盤)があります。
この風景を目の前にして、鳥肌が立つのが分かりました。
本当に素晴らしい風景がここにあったのです。

芝生に囲まれた半月型の池の先には、森があり、その先に遠く彼方までのどかな風景が広がっています。
半月型の池には、青い空が映り込み、池の周りを歩く見学者の姿も池の中に浮かんでいます。
オープンスペースに芝生と水面で構成される、端正なこの「ローワー・ガーデン」は、
二代目のダイアニーの手によるものです。

ここ「キフツゲート・コート・ガーデンズ」は、第二次世界大戦時には荒れ放題だったらしいのですが、
1960年代、初代ミュア夫人の娘、ダイアニー・ビニーが造園を再開し、
テラスの下にこの半月形の池(プール)を造って以来、徐々に評判が高まり、
現在、イギリスを代表する名園のひとつとして、その名声を得ているそうです。

この写真を見ていただくと分かりますが、「ローワーガーデン」の地面は、池の先で突然途切れ、
大きな段差がつけられています。
これは、見晴らしを妨げないように地面を掘り下げて垣根をつくる、「ハーハー」と呼ばれる構造に似ています。
昨今、リゾートホテルのプール(水盤)で流行りの手法、水盤の先から水が流れ落ち、
遠くの海や湖とプールの水盤が一体的に見えるという手法によく似ていると思います。

池(プール)の先端側から、下って来た断崖絶壁方向を振り返ってみました。
崖の上に、エントランス入ってすぐにあるギリシャ神殿のような建物がちらりと見えています。
冒頭二枚目の写真で、半月形の小さなスペースがあったかと思いますが、
それが、この断崖絶壁の一番上の段になるのです。
斜面にはものすごく大きな松の木が何本も生えていて、日本の森のような雰囲気を感じます。
プールサイドには、小さなギリシャ神殿風の建物が作られ、その中にベンチも設置されています。
松の林とギリシャ神殿という組み合わせに、少し違和感を覚えましたが・・・(笑)。

半月形の水盤は、深いブルーグリーンのタイルが張られ、無限の深さを感じるような仕掛けです。
水盤というより、プールといった方が良いのかもしれません。
夏のよく晴れた日に、このプールで泳げたら、どれほど心地良いことでしょう。

この写真を見ていただくと、「ローワー・ガーデン」から、エントランスや建物があるところまでは、
かなりの急こう配の斜面であることが分かります。
山がほとんどない、なだらかな丘のような大地だと思っていたイギリス国内に、
こんなにも急峻な断崖あるとは思ってもみませんでした。
この「断崖」という難しい立地を最大限に生かした庭のデザインを発想した二代目のダイアニー・ビニーの
豊かな創造性が感じられます。
断崖絶壁の中腹には、庭を見下ろせる休憩小屋、「サマー・ハウス」が作られています。
そちらに向かってみましょう。

こちらが、断崖の中腹にある「サマー・ハウス」からの眺め。
樹木の間に見える緑鮮やかな芝生と半月形のプールがとても印象的です。
プールサイドの一本の大木、このシンボルツリーが見事に効いています。
地形が作り出す自然の美に加え、人間が生み出した見事な造形美が重層して、本当に美しいです。
まるで、一幅の絵画を見ているようです。

さらに、急斜面を崖を登っていきます。
ほぼ垂直に登っているような感じです。
眼下にサマー・ハウスの屋根が見下ろせます。
最初にエントランスからガーデンに入った辺りまで戻ってきました。
1930年代、初代のヘザーの時代には、もうこの階段とサマーハウスがつくられていたそうです。
高低差が激しいこの敷地に階段を作り、池を掘り、芝を張って、荒れた場所を緑豊かな空間に変えていく。
それには相当の体力と精神力を要したことでしょう。
情熱を傾けて、この庭を作ってきたガーデナーの思いに心打たれます。

そして、「キフツゲート・コート・ガーデンズ」のシンボル、ギリシャ神殿のようなテラスに戻ってきました。
下から見上げる満開のフジの花がとても美しいです。

どのアングルから見ても絵になる風景です。
イギリスで一番見たかった「キフツゲート・コート・ガーデンズ」、想像以上に素晴らしい庭でした。
母娘三代に渡って受け継がれて来た風格ある建物と庭園、それに加えて、時代の流れと共に求められる
新しいスタイルのガーデンが共存する、とても刺激的なガーデンです。

こちらが最後の一枚です。
トイレのある建物の壁面に、黄緑色の植物が美しく這い上がっていました。
つるバラのような華やかさはないのですが、この鮮やかなミントグリーンがとてもこの空間に似合っていました。
最後まで飽きさせない、まさに緑の魔術師のような空間演出でした。
「キフツゲート・コート・ガーデンズ」、是非また別の季節にも訪れてみたいと思わせる、名園でした。
前回の「ヒドコート・マナー・ガーデン」と今回ご紹介した「キフツゲート・コート・ガーデンズ」、
どちらも人気のコッツウォルズ地方を代表する名庭園です。
イギリスに行かれることがあれば、是非どちらも訪れていただきたいおススメのガーデンです。
次回は、英国王立園芸協会(RHS)が運営するガーデンのひとつ、「ウィズレー・ガーデン」をご紹介します。
乞うご期待下さい!
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- 2019/01/16(水) 09:26:22|
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月1回のペースで連載記事を書かせていただいている、通信販売大手の
ディノス・セシールさんのガーデニングサイト、「dinos ガーデンスタイリング」。
また新しい記事が公開になった。

今年5月に、世界的ガーデンデザイナーの石原和幸氏のサポートメンバーとして
イギリス・ロンドンで開催されたチェルシー・フラワーショーでのコンテスト
ガーデンづくりに参加させてもらった傍ら、ロンドン近郊のいろいろなガーデンを
巡った際の記事を書かせていただいている。

今回は、そのイギリスで訪ねた庭レポートの第5回目。
訪れたのは、イギリスに行くことがあれば絶対に行ってみたいとかねがね思っていた
憧れのガーデン、『キフツゲート・コート・ガーデンズ』。
前々回のディノスさんのブログコーナーで紹介させていただいたイギリス切っての名園、
『ヒドコート・マナー・ガーデン』のすぐ隣にある、もうひとつの名庭園である。
※ 第51回めの記事は、こちら → 『イギリスで訪ねた庭レポート vol.5 キフツゲート・コート・ガーデンズ』『キフツゲート・コート・ガーデンズ』は、ガーデンもさることながら、
神殿のような建物が素晴らしく、この庭を紹介した本やブログを見ては、
是非一度は行ってみたいと、かねがね思っていたガーデン。
実際、ここを訪れてみると、建物との調和だけではなく、
非常に特徴的な地形を活かしたランドスケープそのものが魅力的だと実感したのだった。
かなりの枚数の写真を使って、そのあたりをご紹介しているので、
是非ご覧いただけたらと思う。
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- 2019/01/16(水) 09:25:55|
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※ この記事は、2019年1月6日のバックデート記事です。
ひとつ前の記事で書いた、自宅近所の病院の庭でのボランティア。
寒空の中、限られた時間しかなかったが、つるバラの誘引作業を行って来た。
まだまだ全てを終えるには時間が掛かりそうで、これから何度か通うことになりそうだ。
さて、しばらくぶりに行って来た病院の庭では、極寒の中でも、
いくつかのバラが美しく咲いていた。
そのまま放置しても散ってしまうので、切って持ち帰らせてもらうことにした。
自宅で、その切った花を活けて、写真の撮ってみた。

こちらは、大型のつるバラで、パレードの花。
友人の陶芸家・増田哲士さん作のお気に入りの花器に活けてみた。

横位置でももう一枚。
パレードは、我が家の庭でも育てているが、鉢植えなので、秋以降はほとんど咲いていない。
この病院の庭では、一番最初に植えたグループなので、大きく育っていて、秋以降も良く花を咲かせていたのだろう。

春のパレードの花は、もっと明るいピンクなのだが、秋バラはシックな濃いマゼンタピンク。
一見すると、パレードとは思えない花色で咲いていた。
とても美しい。

花径も、春の花と変わらないくらいに大きい。
春の花も、これくらいの濃い花色で咲いてくれたらいいのに・・、と思ってしまう。

こちらは、つるアイスバーグの花。
病院の庭では、パレードと隣り合わせに植えている。
つるアイスバーグは、以前、我が家の庭でも育てていたが、
今は、友人宅に譲ってもういない。
つるアイスバーグは、なかなか返り咲きしにくいと聞いていたのだが、
病院の庭では、しっかrと根付いたためか、パレードほどではないが
返り咲いていた。
こちらも、増田さん作のお気に入りのピッチャー型の花器に活けてみた。

つるアイスバーグの花は、少しピークを過ぎて形が崩れていたのが残念だ。
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- 2019/01/10(木) 09:12:41|
- 切り花
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※ この記事は、2019年1月6日のバックデート記事です。
我が家の庭のつるバラ誘引作業は、諸事情があり、昨年11月頃からスタートさせていたこともあり、
概ね、完了している。
ただ、これから、何軒かバラの庭づくりを仕事としてお手伝いしているお宅にうかがって、
来春に向けてのつるバラ誘引作業が待っている。
そんな中、正月休み最終日の1月6日、さすがにこんなに早くにお客さんのお宅にお邪魔する訳にも行かず、
この日は、自宅近所にある、地域の中核病院の庭のボランティア活動に行って来た。
かねてより、この病院の庭づくりのボランティア活動に関わって来たのだが、
日常的に行われているボランティア活動の日は月曜日なため、日中仕事をしている僕は、これまでほとんど
実務的な庭作業のボランティアに行くことは出来なかった。
ただ、昨年末に、この病院の庭のボランティア活動の中心的メンバーのお二人が、体調を崩され、
入院されたり、これから手術を受けられるとかいうことも重なって、今年の冬のつるバラ誘引が出来ないという事態になった。
そんなこともあり、今後、週末に時間を見つけては、少しづつこの病院の庭に通い、つるバラの誘引作業をボランティアとして
フォローさせていただくことになったのだ。
この日、午前中、初詣に出かけた後、2時間ほど時間があったので、病院の庭に行くことにした。
以下のその日に行ったつるバラの誘引や、木立性バラの剪定作業の様子を、記録として残しておこうと思う。

まずは、こちらから。
病院の新病棟のスロープ部分に植えている、大型のつるバラ、マダム・アフルレッド・キャリエール。
実は、このつるバラ、以前は、僕の叔母の家に植えて育てていたものだった。

個人の家の庭では手に負えないほど大きく育ち、叔母が手放しても良いということで、
こちらの病院の庭に寄贈、移植したものだ。
地植えではあるものの、個人邸のように、こまめに面倒をみてもらっている訳ではなく、ほぼ放置状態だっただろうと思うのだが、
思っていたほど成長はしていなかった。
移植した時に、大きく根を切っているので、まだ本来の力を出していないのかもしれない。
枝の老化も早いのか、力のない枝が目立ったので、それらの枝は思い切って株元から剪定することにした。

こちらが剪定、誘引後の様子。
ずいぶん枝数が減って残念だが、仕方がない。

真正面から見たところ。
将来的には、スロープに設置された大型のパーゴラの植えまで誘引し、枝垂れるように咲かせたいと思っている。
今年は、昨年同様、開張型の誘引をしている。

こちらは、マダム・アフルレッド・キャリエールの隣に植えられているバラで、
フランス・デルバール社のバラ、ラ・ローズ・ド・モリナール。
こちらは、ガーデンボランティアがバラを植えた一番のグループのひとつで、年数も経っていて、かなり大きく育っていた。
作業前のビフォーの写真を撮り忘れてしまった。
木立性のバラということもあり、かなり詰めて剪定しておいた。
本剪定にはまだ少し早いかもしれないので、仮剪定といったところだろうか。

続いては、この病院の一番奥の方、小高い丘のような部分にある眼下棟の前のガーデン。
こちらにも何種類かのバラが植えられている。
ガーデンボランティアが自作したフェンスに、つるバラが誘引されている。

この日は、あまり時間がなかったので、作業がやりやすそうなこのつるバラに
ターゲットを絞って、誘引を行うことにした。
その性質に寄って誘引方法が異なるため、バラの品種がわからないと
誘引はしにくいのだが、このバラの品種は現場では分からなかった。
下に、淡い紫色の花が落ちていたので、「つるブルームーン」ではないかと想定した。

つるが勢いよく上に伸びていたので、縦位置でももう一枚撮っておく。
写真に入れた品種名のレタリングでは、「つるブルームーン」としたのだが、
過去記事を振り返ってみると、もしかしたら、別のバラだったかもしれない。
可能性としては、イングリッシュローズのアブラハム・ダービー。
春になって、実際咲いてみないと分からない。

誘引作業中の様子。
古枝を切って、メインシュートからフェンスに括り付けているところ。

これまで、トゲのあるつるバラ誘引作業は、服がトゲに引っかかって
破れても良いように、とても汚い作業着を来て行っていた(汗)。
さすがにみすぼらしくなって来たので、この冬、誘引作業用のブルゾンと
保温性の高い作業ズボンを新調した。

こちらが、誘引後の様子。
この場所に植えられているバラは、高畝になっているせいか、
慢性的に水不足のようで、枝がスカスカだった。
力のない枝は極力切ったのだが、全部切ってしまうと、枝数が減り過ぎるので
多少、枝が変色しているものも敢えて残している。

同じような写真だが、横位置でももう一枚押さえておく。
春にたくさん咲いてくれると良いのだが・・・。

続いて、こちらは、その隣に植えられているバラで、ラデュレ。
我が家の庭でも育てているバラだが、我が家では鉢植えで育てていたため、全然大きくなっていない。
むしろ、昨年の猛暑で調子を崩し、現在は療養中といった感じ。
この病院では、地植えされ、この場所に適合したのか、とても旺盛に茂っている。
こういうのを見ると、やはりバラは地植えに限るな、と思ってしまう。
さすがに花は咲いていなかったが、株の姿が美しく、昨年同様、木立ぽく設えるための剪定を行うことにした。
写真は剪定前の様子だが、残念なことに剪定後の写真を撮り忘れている。
次回行った時に撮って来ようと思う。

続いて、眼下棟の南西の門には、一番当初に植えた2本のつるバラが旺盛に茂っていた。
パレードとつるアイスバーグだ。
つるアイスバーグは、1、2輪程度だったが、パレードは、こんな寒空でもたくさんの花を咲かせていた。

この2本のつるバラは、トゲもきつく、枝数も多く、剪定、誘引にはとても時間が掛かりそうだ。
この日はあまり時間がなかったので、作業はここまでとした。
ただ、旺盛に出たベイサルシュートが通路にはみ出し、通行者の妨げになるばかりか、トゲが危険。
とりあえずの応急処置として、跳ね出した枝を軽くまとめておくことにした。

作業中の筆者(笑)。
次回、訪れた時は、この二本のつるバラを誘引してしまいたい。
ただ、このつるバラが植わっている場所は、眼下棟のエアコンの室外機が
置かれており、この時期、フル回転している。
もともと気温が低い中、エアコン室外機からの寒い風が絶え間なく吹き付ける
過酷な現場だ。
ここでの長時間の誘引作業は、かなりの気合いを入れないとできないだろう。

この日のボランティア作業の見返り?というか、このまま寒空で放置してもいずれ散ってしまうので、
咲いていたパレードの花をいくつか切らせてもらって、持ち帰って、キレイに花器に活けて写真撮影をしようと思いついた。
この日、ボランティア作業を手伝ってくれた友人に持ってもらって、とりあえず撮影してみた。
春に咲く明るいピンク色のパレードと違って、濃いマゼンタピンクで咲くパレードは、とても美しかった。
パレードを見直した瞬間だった。
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- 2019/01/10(木) 09:12:28|
- 吉田病院「癒しの庭」PJ
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※ この記事は、2019年1月2日のバックデート記事です。
2019年正月は、元旦のみ何もせずブラブラして過ごしたが、翌2日から、本格的な庭作業を開始した。
しかもs、それは我が家ではなく、隣町に住む叔母の家のバラ庭でのことだ。
我が家で始めたバラ庭を見て気に入って下さったのか、叔母の家も我が家に続いて、バラを始めることになったのは、数年前。
当初は、僕だけが面倒を見ていたが、叔母の長男、僕からすると従兄弟が、バラに興味を持ってくれ、
彼の自宅や奥さんの実家、そして実母の家でもバラ育てに乗り出してくれた。
そんなこともあり、ここ数年は、その従兄弟だけでなく、その奥さん、叔母の長女、それに僕の母、叔母自身も加わって、
総出で、叔母の家のつるバラの誘引作業を正月休みに実施することが恒例となっていた。
この日は、朝8時には叔母の家に到着し、何とかこの日一日で、大方のつるバラの誘引を終えたいと、一人意気込んでいた。
ラッキーなことに、好天に恵まれたが、気温は寒い。
長時間の屋外での作業は、どこまで体力と集中力が持つかの勝負。
特に、叔母の家の庭は、南東向きなので、午後から日陰になるということも含め、午前中が勝負と思っていた。
作業前に、ひととおり、現状の写真を撮っておこうと思い、カメラを向けた。

こちらが、玄関アプローチから見た様子。
玄関アプローチに大型のアーチが設置されている。
我が家にはない、アーチのあるバラ庭風景が新鮮だ。
奥の、建物外壁面に誘引しているのが、レオナルド・ダ・ヴィンチ。
これまた、我が家でも以前育てていたバラだが、今はいない。

叔母の家の玄関ドア付近。
朝日が当たって、神々しい。
玄関ドアの両サイドの建物外壁面につるバラを誘引している。

こちらは、前面道路に突き出した「前庭」部分。
ウッドデッキが敷かれ、ガーデンチェアにガーデンパラソルが置かれ、いい雰囲気になって来た。
今回、このウッドデッキガーデンの一番端(道路側)に、この家3つ目となる大型のアーチを設置する予定になっている。

前庭、ウッドデッキテラスを横から見たところ。
アルミのルーバー手すりには、つるサマースノーが誘引してある。

こちらは、玄関の向かって左側の外壁面。
叔母の家の一番の見せ場となる、この大きな壁面には、名花ピエール・ド・ロンサールと、つるアイスバーグを誘引している。
どちらも地植えで巨大化して羨ましい限りだが、少々大きくなり過ぎた。
この日の誘引作業を効率よく進めるために、事前に叔母の方で、誘引を解いてもらっておいたのだが、この有様。
このキングギドラ級のつるバラを、制御できるか、誘引士としての力量が問われるところだ(笑)。

建物をもう少し引きで見てみる。
ピエールとつるアイスバーグを誘引している壁面の下には、駐車場のコンクリート壁を隠すように、
枝垂れて咲くランブラー品種のつるバラ、フランソワ・ジュランビルを3株植えている。
昨年は、まだまだ非力だったが、この一年でだいぶ大きく成長している。
来春は、このコンクリートの壁面を隠すように、そして滝のように枝垂れて咲いてくれるのではないかと期待が持てる。
叔母の家の庭は、上記の建物東側の庭だけでなく、南側にもかなりの本数のつるバラを植えている。
ただ、そちらの誘引作業前の写真を撮るのを忘れていた。
忘れていたと言うより、はやる気持ちを抑え切れず、到着するなり、すぐに不要枝の剪定作業に着手してしまったのだった。
その上、結局、日が暮れるまでの間、お昼休憩を少し取っただけで、ロングランで作業を敢行。
家族総出で行った誘引作業は、大きなところはほぼカタがついた。
残った部分は、従兄弟が翌日やってくれるとのこと。
それでも細かいところまではなかなか手が回らないだろう。
後日、また叔母の家を訪れて、その部分を僕がフォローさせてもらうことになっている。
その際、美しく誘引出来た叔母の家の様子を、再度レポートしたいと思う。
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- 2019/01/10(木) 09:12:16|
- 叔母の家のバラ庭
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※ この記事は、2018年12月31日のバックデート記事です。
昨年11月頃から、一念発起して、久々に我が家のガーデンリフォームを敢行することにした。
地植えするバラの配置変更など、細かい改修はこれまでにも定期的に行って来たのだが、
今回は、かなり思い切ったガーデンリフォームとなった。
大きなポイントは、増え過ぎてしまったバラを、何とか地植えすること。
そのために、一旦、庭の低木や宿根草などを抜いて、バラのためにスペースを空けることを優先した。
まだ全てが終わった訳ではないのだが、ほぼほぼ作業の目処がついたので、年末最終日、その様子を撮影してみた。
今回は、その2回目(後編)、「前庭編」。

こちらは、我が家の前庭、玄関アプローチ。
一見すると、何も変わっていないように見えるかもしれないのだが、これまでは、ここに大量のバラの鉢植えが並んでいた。
しかも、そのほとんどがつるバラで、オベリスクや竹ヒゴで組んだ簡易オベリスクに枝を巻き付けた鉢が、
ところ狭しと並んでいたのだった。
写真では、ひとつだけオベリスクが残っているが、これは新年早々、隣町の叔母の家の庭に持って行く用で置いているだけで、
我が家のオベリスク仕立ての鉢バラは一掃された。

こちらは、玄関アプローチ脇の隣地境界側のブロック塀。
ここには、以前アンジェラとつるアイスバーグを植えていたが、これらは今はいない。
友人宅へ譲り、そちらで活躍の場を得ている。
我が家では、僕好みの赤いバラ、バロン・ジロー・ドゥ・ランとスーヴェニール・ドゥ・ドクトル・ジャメインに変わっている。

角度を変えてもう一枚。
今年は、バロンとジャメインのつるバラの下に、ずっと鉢植えで育てて来たバーガンディ・アイスバーグを地植えしたり、
昨年好調だったクレマチスを、テラコッタ鉢の底を抜き、レイズドベッドにした地植え方式で植えたりしている。

玄関アプローチから、建物方向を見てみた。
小壁の右側、ロックガーデンに沿って、これまではオベリスク仕立てのつるバラが並んでいたのが、
今年は跡形もなくなくなっている。
代わりに、これから旬を迎えるクリスマスローズの鉢を並べている。
高さがないので、鉢が並んでいてもスッキリしている。
このクリスマスローズも、2月頃花が咲いたあと、花を見てから、そのほとんどを地植えにしようと思っている。
バラだけでなく、クレマチスや紫陽花、クリスマスローズなど、とことん鉢植えを減らそうと思っている。

こちらは、前庭の小壁。
以前は、この壁面にはつるバラのモーツアルトをメインに誘引していたが、モーツアルトが旺盛過ぎて、
花後に枝が暴れて美しくないので、今年は右側のモーツアルトの枝量を半分以下に抑えている。
代わりに、左側に半ツルのミステリューズを、地植えにしている。
一見、鉢植えのように見えるが、ここでもテラコッタ鉢の底を抜き、レイズドベッド的に活用している。

中庭側から見た前庭の小壁付近。
オベリスク仕立ての鉢バラがなくなって、スッキリした。
現在は、クリスマスローズとシャクヤクの鉢植えがたくさん並んでいるが、これも前述したように、
春には、クリスマスローズの大半を地植えする予定。
その後は、更にすっきりするはずだ。

ここが問題の部分。
以前のブログでも書いたが、ここには新築時から植わっていた常緑のヤマモモがあった。
今回、ここに我が家では初のアーチを設置しようという構想があり、昨年秋にヤマモモを伐採した。
伐採したところまでは良かったのだが、その根がすごく、素人ではなかなか掘り上げることが出来ず苦戦中だ。
現在、除草剤などを切り株に投入して、根を掘り起こしやすくしているところ。
根を掘り起こすことができれば、このあとにアーチを設置し、つるバラを何本か地植えする予定になっている。

中庭へと続く玄関のガラスドア付近の様子。
両側の建物外壁面へのつるバラの誘引は完了している。

逆サイドを見る。
反対側の足元には、テラコッタ鉢植えのクリスマスローズが並んでいる。
このテラコッタ鉢植えのクリスマスローズは、鉢植えのまま育成する予定だ。

建物外壁面、通称「パレット」と我が家では読んでいる部分。
中央の株立ちのアオダモの両側に、地植えのつるバラを植えている。
右側が以前からのジャスミーナ、左側は、この冬に地植えに変更したチェビー・チェイスだ。
アオダモの足元は、以前、バラ科の低木、シモツケを植えていたが、これも一掃し、鉢植えの木立性バラを植栽した。
ここは、イングリッシュローズの赤バラ、ピンク系のバラを集結させている。
左側にまだ一部片付いていない部分が見えるが、これも近いうちに片付ける予定だ。

斜めから見るパレットの誘引の様子。
ジャスミーナを同心円の波紋型に誘引している。

更に引いてもう一枚。
やはり、小壁の周りにオベリスク仕立てのつるバラの鉢植えがないというだけで、こんなにもスッキリするものか、
という感じ。

更にアングルを変えてもう一枚。
挿し木などで増やした紫陽花も、その大部分を建物北側の通路状の庭に地植えした。
それでも、また10鉢程度、園芸品種の紫陽花が鉢植えで残っている。
これらについては、今後の課題だ。

こちらは、今回のガーデンリフォームで一番大きく変わった場所。
前庭の北側、隣地境界沿いの花壇スペース。
以前は、この3本のオリーブの木の下に、宿根草のアガパンサスが植わっていたが、それも前撤去。
飛び石も撤去して、大きな面積の土の花壇が出現した。
ここに、イングリッシュローズやF&Gローズの鉢植えのバラを可能な限り地植えしたのだ。

前面道路側からのアングル。
まだ、バラを植えただけで土がむき出しのままなので、殺風景なのだが、
バラがある程度イメージ通りに咲いてくれるようになれば、ここにもバラに合う宿根草を植えて行きたいと思っている。
まず、今年はバラの育成を優先させることにしている。
そんなことで、細かい部分かも知れないが、この冬に始めた我が家のガーデンリフォームの様子をまとめてみた。
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- 2019/01/10(木) 09:12:04|
- ガーデンリフォーム
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※ この記事は、2018年12月31日のバックデート記事です。
昨年11月頃から、一念発起して、久々に我が家のガーデンリフォームを敢行することにした。
地植えするバラの配置変更など、細かい改修はこれまでにも定期的に行って来たのだが、
今回は、かなり思い切ったガーデンリフォームとなった。
大きなポイントは、増え過ぎてしまったバラを、何とか地植えすること。
そのために、一旦、庭の低木や宿根草などを抜いて、バラのためにスペースを空けることを優先した。
まだ全てが終わった訳ではないのだが、ほぼほぼ作業の目処がついたので、年末最終日、その様子を撮影してみた。
今回は、その第1回目(前編)、「中庭編」。

まずは、中庭の乱張り石のテラスから、建物側、2階へと上がる階段室方向を見てみる。
この部分は大きな変更点はない。
ただ、昨年と大きく異なるのは、ウッドデッキの中から伸びているつるバラ、スパニッシュ・ビューティの誘引方法だ。
ラージクライマーということで、旺盛に伸びる大型のつるバラ、スパニッシュを、例年はなるべくたくさんの花を咲かせたいが故に、
枝を階段室の壁面方向にも誘引していた。
しかし、階段室の窓を塞ぐような形になるため、今年は階段室方向には誘引せず、
反対側の和室の雨戸隠しの木製ルーバーにのみ誘引している。
あと、株立ちの高木、ソヨゴの後ろ側に以前あったユキヤナギは撤去し、代わりにつるバラ2本を誘引している。
写真では分かりにくいのだが・・・。

こちらは、建物へ入る玄関ドア。
玄関ドアの左側の小壁には、鉢植えのバラを誘引している。
昨年は、イングリッシュローズのテス・オブ・ダーバーヴィルズを誘引していたが、
今年は、テスの調子が悪かったため、別のバラ、シャンテ・ロゼ・ミサトに変更した。
テスは、ランウェイ花壇に地植えして育成することにした。

こちらは、ランウェイ花壇。
一見すると、昨年と変わっていないように見えるが、微妙に土の中に埋め込んだテラコッタ鉢の一が変更になっている。
建物の壁面、白い壁面には、鉢植えのつるバラを育成して、開花目前にここに持ち込んで誘引し、咲かせる作戦とした。

ランウェイ花壇の右側半分。
軒がないエリアなので、こちらには鉢植えの底を抜いて、レイズドベッド状態にして地植えした。
ここには、四季咲き性の強いイングリッシュローズを植えている。
後列(窓側)は、軒があり、ハダニ発生ゾーンなので、地植えは見送り、鉢植えのまま、ポールに誘引する方向だ。

こちらは、サンルーム方向。
サンルームのガラスの壁面には、大型のつるバラ、ピエール・ド・ロンサールを誘引している。
これまでは、ステンレスワイヤーを張っていたが、今年はワイヤーをなくし、枝同士を交差させることで留めている。
おかげでスッキリしている。

乱張り石のテラスの正面、隣地境界側のブロック塀には、左側にはつるバラ、カーディナル・ヒュームを誘引している。
右側は、鉢植えの状態で、イングリッシュローズのヘリテージを誘引した。
ここは、かなりの日陰ゾーンで、なかなかつるバラを咲かせるのが難しい。
カーディナル・ヒュームは上手く定着し、良く咲いてくれるが、右側のつるバラは毎年のように入れ替えている。

ただ、このカーディナル・ヒュームの昨年末から、少し弱っている感じがする。
我が家では珍しくカイガラムシにたかられ、硫黄石灰合剤を塗布して応急処置をしたため、枝が真っ白になっている。

こちらは、中庭にある3本の高木の一本、シラカシを切った。
元々4本ある株立ち樹形だったが、太い2本は切り、細い2本の幹は残した。
前庭のヤマモモの抜根が大変だったため、根ごと抜き去るのは諦め、地上部だけを
切ることにした。
途中で、細い2本の幹はオベリスク的に使えるのではないかというアイディアを思いつき、
残している。
そのシラカシの幹に、小型のつるバラ、ジェーン・オースチンを誘引している。
奥の黒い木製フェンスには、大型のオールドローズ、マダム・イサーク・ペレールを
誘引している。
昨年より、より中庭側に近づくような誘引を行った。

こちらは、中庭奥の通路状のコーナー。
ここに、前庭に置いていたオベリスク仕立ての鉢植えのつるバラを置いている。
オベリスク仕立ての鉢植えのつるバラは、可能な限り地植えしたが、
全てを地植えすることはできなかった。
残った鉢植えのつるバラは、ここで育成し、バラシーズンになって、開花したら
その都度、中庭や前庭に移動させることにした。
こうすることで、前庭にずらりと並んでいたオベリスク仕立てのつるバラが一掃され、
前庭がスッキリしたのだ。
以上が、中庭の変更点だ。
中庭は、マイナーチェンジが多いが、前庭は結構、大掛かりなガーデンリフォームを行った。
次回は、その前庭の変更箇所をまとめてみようと思う。
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- 2019/01/10(木) 09:11:50|
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※ この記事は、2018年12月28日のバックデート記事です。
昨年末、正月休みを利用して、一気に庭の整備を行った。
12月28日、ほぼほぼ中庭が片付いた。

多くの鉢植えが並んでいた中庭は、鉢植えがほとんどなくなりスッキリした。
水を流してキレイにすると、乱張り石の床が美しく映える。

2階に上がる階段室の下の空間に、スチール製の既成品の物置小屋を設置している。
薬剤散布の薬品や機器、肥料などを収納している。
この物置小屋の側面のグレイ色の鉄板が見えるのが嫌で、側面に、ウッドデッキで使った
南洋材(ウリン)を直接鉄板に貼付けている。
そのウリンの木が、風化で汚れて来たので、ジャラオイルを塗り、キレイにした。
ずっと懸案だったことが片付き、ホッとしている。
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- 2019/01/10(木) 09:11:38|
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※ この記事は、2018年12月28日のバックデート記事です。
この冬、我が家の庭では、久しぶりに大掛かりな庭の改修を行っている。
そのひとつが、ここ数年、我が家の庭の特徴のひとつになった中庭の「ランウェイ花壇」。
正式には、「鉢の入れ替え方式による、ランウェイ・スタイル花壇」ということになろうか?
我が家の中庭は、日当りも風通しも悪く、しかも2階がオーバーハングしている部分では夜露も当たらず、
植物を地植えして育てるには、かなり難しい環境条件でなのだ。
これまでに、いろいろな方式を試してみたが、どれも上手く行かなかった。
そこで編み出したのが、この「ランウェイ方式の花壇」なのだ。
要は、鉢植えで、日当りなどの環境条件の良い場所で植物を育成し、その植物が花を咲かせる頃になると、
その鉢植えを、この花壇に持って行き、さも地植えのようにみせるというスタイルだ。
花壇には、テラコッタ鉢を地面の中に埋め込み、スリット鉢で育てた植物を、そのテラコッタ鉢の着せ替えのように
入れ替えるというスタイルから、モデルさんがファッションショーでいろいろな服を着せ替えてもらい歩く
「ランウェイ」のようなスタイルであることから、この名前を付けたのだ。
その我が家の「ランウェイ花壇」なのだが、今年の春のイメージを考えた時に、やはり一部を地植えにしたいと、
強く思うようになった。
ランウェイ花壇の半分は、ギリギリ地植えが可能な環境条件を有していると思われたからだ。
ということで、ランウェイの半分を地植えにし、植える植物の配置などを考えると、鉢の位置など、微調整が必要になった。
微調整と言っても、土の中に埋め込んだ鉢の位置を変えるということは、全体的にやり直す必要があるということになり、
それはそれで結構大変な仕事となることが予想された。
この日、ようやく重い腰を上げて、このランウェイ花壇の改修に取りかかった。
その様子をまとめてみた。

こちらが、この春(2019年)に咲かせたいバラの配置イメージ。
現在の土の中に埋め込んだテラコッタ鉢の位置と微妙にずれている。
また、植えたい品種の鉢の大きさも変わっているのだ。
現在、ランウェイ花壇には、4種類の大きさのテラコッタ鉢が植わっているのだ。
それらを再度設計し直して、配置しなければならないのだ。

まず、植物を植えたスリット鉢を撤去する。

エントランスアプローチ方向を見てみる。
ランウェイ花壇全体では、結構な数のテラコッタ鉢が埋まっているのだ。

テラコッタ鉢の位置を動かす前に、まずしなければならないことがある。
それは、土の上にしているイエローの砕石を全て撤去することだ。

ランウェイ花壇は、ある種、ショーガーデン的な側面を持つため、土のままでは見栄えが悪い。
そのため、土の部分をカバーするために、乱張り石と同系色のイエローの砕石を敷き詰めているのだ。

その砕石を全部撤去してからでないと、土が掘れない。
土と砕石が混じると汚く見苦しいからだ。
この砕石撤去作業が、また地味で手間のかかる作業だった。

砕石を全部撤去し、その次に、土に埋め込んだテラコッタ鉢も全撤去した。

ランウェイ花壇の良いところは、埋め込んだテラコッタ鉢は、いつでも抜いて、土だけにすることが出来るということ。
セメントなどで固めてしまうと、元に戻すことは難しいが、ただ単に土の中に鉢を埋め込んでいるだけという、
「可逆性」が、この方式の良いところだと思う。

テラコッタ鉢を全撤去し、土だけになったところで、土の消毒と土壌改良を兼ねて、草木灰と牡蠣殻石灰を撒いた。

やはり、日当りと風通しが悪い場所なので、土も心なしか湿っていて不健康な感じがした。
そんなこともあり、消毒と土壌改良の両面で、これまでにも何度か実施している。

消毒が終わると、実際の鉢の配置と埋め込みを行って行く。
花壇の奥の方に行くほど、高い位置に埋め込んでいる。
これは鉢に高低差を付けることで、セットする植物の株元への通風を良くするという意味合いもある。
見た目にもリズム感が出て、美しく見えるというのも、その理由のひとつだ。

実際にセットするバラの鉢を置いてみて、その高さや、隣の鉢との距離感などをチェックしている。

概ね配置が決まれば、あとは一気に鉢を並べては土の中に埋め込んで行く。

ランウェイ花壇のメインとなる8号スリット鉢が入るテラコッタ鉢のセッティングが完了した。
一列に並ぶと壮観だ。

続いて、8号鉢の間の空間に、それより少し小さな鉢をはめ込めるかどうかチェックしているところ。
バラがメインであるが、バラの株の合間に、サルビアなどの宿根草を、ランウェイ方式ではめ込んでいくことを想定している。

宿根草用の小さな鉢の埋め込みも終了し、概ね配置は完了した。

横から見ると、いろいろな大きさのテラコッタ鉢が並び、面白い。
結構な密度感で並んでいるのが分かる。

再配置したランウェイ花壇に、想定しているバラの品種をセットしてみた。

反対方向からも見て、チェックしている。

あとは、このうちの半分はテラコッタ鉢の底を抜き、レイズドベッドしたてにして、地植えする予定なのだが、
今日の作業はここまで。
その地植え作業が終われば、一旦撤去したイエローの砕石を、土の上に再び敷き詰めて仕上げる予定だ。
砕石は土にまみれているので、洗浄してから元に戻す。
一旦この場所から砕石を撤去して、乱張り石の地面を水洗いした。

仮設状態の新ランウェイ花壇を正面から見てみる。
ここだけを見れば、一番最初の写真と何が違うのか、きっと分からないだろう。
微妙に鉢の位置がずれているのだ。
このこだわりが、ガーデナーなんだ、と自分に言い聞かせている(汗)。

最後にもう一枚。
予想通りの結構な手間と時間が掛かった。
ほぼ丸一日掛かっている。
あと少しで、ランウェイ2109版の完成だ。
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- 2019/01/10(木) 09:11:25|
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※ この記事は、2018年12月27日のバックデート記事です。
昨年末、年も押し迫っているのに、我が家の庭では、庭の改修工事の真最中だった。
そのひとつが、こちら。
前庭の一番道路に近い、我が家のシンボルツリー、株立ちのエゴノキを植えている花壇の周辺の改造を行っていた。

ここには、お気に入りの植物、ユキヤナギが、シンボルツリーのエゴノキを両側から挟むように植えている。
風になびくようにユキヤナギの枝を長く伸ばしているのだが、その枝の葉が黄金色に紅葉していてとても美しい。

改修工事の前に、この美しい状態をカメラに納めておこうと思い立った。

同じような写真だが、もう一枚。
逆サイドから。
ユキヤナギは樹勢が強く、どこにでも根を伸ばし、新しい芽を伸ばして来る厄介な植物だが、
春の白い花と、この時期の紅葉の姿が美しく、手放せない植物だ。

美しく紅葉したユキヤナギの足元、花壇のコーナー部に植えているのが、宿根草の寒アヤメだ。
もうこの寒い時期から、淡い紫色の花を咲かせてくれている。
この寒アヤメ、これまた強い品種で、年々旺盛に育ち、周囲の別の宿根草を駆逐するほどになっている。
加えて、この冬の課題として、鉢植えのバラを何とか地植えにしたいということで、目をつけたのが、この寒アヤメ。
今回、思い切って全部抜くとにした。

丹波石を積んだ花壇の外側、三角のコーナー部に地植えしていた寒アヤメを撤去した。

反対側のコーナーも。
こちらに寒アヤメを植えた記憶はなかったのだが、いつの間にか、こちらにも寒アヤメが繁殖していた。

植わっている状態ではさほどでもなかったのだが、抜いてみると、結構なボリューム。

キレイに抜ければ、どこか別の場所に移植することも出来たのだが、根が強く、上手く抜けなかったため、
やむなく処分することにした。

代わりに、この部分に鉢植えのバラを、花壇の左右に3本づつ、合計6株植えることにした。
調子を崩している鉢バラが多いのだが、そのまま鉢植えで育てていてもジリ貧なので、ここに植えて様子を見ることにした。

この場所、バラを植えようと思って、土を掘ってみると、結構な粘土層。
根の浅い宿根草の時はあまり問題はなかったが、バラを植えるとなると、50㎝は掘らなければならない。
しかも6株も。
結構な手間と時間をかけて、ここにバラを植えることになるのだ。
そんな地道な努力の積み重ねで、ガーデンリフォームは進んで行く。
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- 2019/01/10(木) 09:10:09|
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