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Change My Garden / Change My Life

『進化する庭 ・変わる庭』 風景をデザインし、庭から街の景色を創造する。庭を変え、人生を変える僕のGarden Photo blog

早春の唐招提寺

※ この記事は、2019年4月14日のバックデート記事です。


この日、唐招提寺の薬草園計画地に、環境省のコンテストの副賞でいただいたヤマモミジの木を搬入するのに立ち合いをした。
その後、時間があったので、唐招提寺の境内を少し散策させていただいた。

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こちらが、唐招提寺・金堂。
奈良時代、天平の面影を残す美しい建物。


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こちらは、薬草園計画地にほど近い、戒壇横の水路。
蓮や菖蒲などが植栽されている。


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ところどころ、菖蒲の紫色の花が咲き始めている。


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桜の花は散ってしまったが、鮮やかなピンクの花が咲くミツバツツジの花が満開だ。


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こちらは、白藤。
藤棚の上に美しく誘引された白藤には、花芽がたくさん付いている。


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こちらは御影堂。
平成の大修理中なのだが、以前は、曳家で奥の方へ押しやられていたのだが、地盤改良工事が終わって、
元の場所に戻されたらしい。


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こちらは、蓮の鉢。
唐招提寺は、蓮の寺として有名で、何種類もの蓮が育てられている。
少し前、蓮の植え替え作業も終わったそうだ。


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再び、唐招提寺・金堂。
下から見上げるアングルで撮影している。
蓮の花が咲く頃、蓮鉢は、この金堂の周りに並べて、参拝者の方々にご覧いただくようになっている。



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  1. 2019/04/15(月) 13:31:21|
  2. 唐招提寺・薬草園PJ
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唐招提寺・薬草園、環境省のコンテストの副賞のモミジを仮植え

※ この記事は、2019年4月14日のバックデート記事です。


今、地元・奈良の世界遺産、唐招提寺の境内に薬草園を再興するプロジェクトに関わっている。
奈良時代、生田の苦難を乗り越え来日を果たされた鑑真和上は、仏典の他に、薬草も日本に持ち込まれたのだ。
そういう意味で、鑑真和上は、日本の薬学の鼻祖ともいわれている。
そんな鑑真和上ゆかりの薬草園が、以前、唐招提寺の境内につくられていたのだが、金堂の大修理の際の
仮設の作業場建設に伴い、薬草園は一旦廃園となり、薬草は、岐阜に支援者引き取られ、
岐阜の山中につくられた薬草園に疎開している。
この度、本格的に唐招提寺境内に、薬草園を再興するという話が持ち上がり、そのガーデンデザインをさせていただいた。
再興する薬草園は、風景をつくる見て美しい庭園にするだけでなく、「香り」をテーマにしている。
昨年、環境省が主催する、「みどり香るまちづくり」企画コンテストに、応募したところ、
第2席に当たる、「におい・かおり環境協会賞」を受賞することができた。
その副賞として、薬草園に植える樹木をいただけることになっていた。
今回、世界遺産・唐招提寺の境内に植える木ということもあり、本数より1本で構わないので、立派な木をいただきたいと
要望を出したところ、了解をいただき、樹高約7mのヤマモミジを一本、いただけることになったのだ。
そのヤマモミジの木が、この日、唐招提寺に届けられるということで、朝一に、唐招提寺に向かった。

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朝7時半過ぎ、三重県の造園業者さんから掘り上げられたヤマモミジを載せた大型トラックが、唐招提寺に到着した。
唐招提寺の境内に入るあたり、かなり細い道で、クランクを何とかクリアして、薬草園計画地に到着した。


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長さ10mはあろかという大型トレーラーに載せられt、ヤマモミジは到着した。


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枝の部分は風で折れないよう、ネットで養生されていた。


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今回、このヤマモミジはとりあえず、仮植えする。
というのも、現在、国(文化庁)への許認可取得に向けての動きをしており、実際にこのヤマモミジを植樹するのは、
1年以上先になる見込みだ。


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ヤマモミジを仮植えする場所は、現在御影堂の改修工事のため移植しているキンモクセイなどを仮植えしている横になる。


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真砂土を入れて、仮植えのための準備がされていた。


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ただ、届いたヤマモミジの根鉢が想像していたよりも大きく、枝ぶりも大きいため、仮植えする位置を少しずらし、
土も足りないので、後日搬入し、盛り土することになった。


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積んできたヤマモミジを下ろす準備が始まった。


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作務衣姿は、唐招提寺のI 氏。
運転手さんが、ヤマモミジの木に玉掛け作業を行っている。


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ヤマモミジの根鉢。
根鉢だけで、1mくらいの深さがあるだろうか?
近くで見ると、その巨大さに驚く。


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トラックを、仮植えする場所に寄せる。


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ユニックを使って、巨大なヤマモミジを吊り上げる。
重さは、約1t。


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トラックの反対側から見たところ。


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ゆっくりと巨大なヤマモミジが吊り上げられる。


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運転手さんと、造園さんとで、支えながら吊り込む方向を決めていく。


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木の向きを変えて、微調整中。


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ようやく下ろす場所が決まった。


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根鉢を土に着けたところ。


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トラックの反対側から見たところ。


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再び逆サイドから。
ユニックのクレーンを立てて、ヤマモミジを立てていく。


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予め掘った穴の中で、落ち着くところを探し中。


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もう一度、吊り上げて微調整。


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概ね固まったところ。


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微調整。


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位置が決まったので、造園さんが土決めを、運転手さんは、ベルトを外している。


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ベルトを外して、モミジが自立した。


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巨大なヤマモミジを下から見上げたところ。
まだ枝を留めているので、スレンダーな状態。


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造園さんが、根鉢を土の間を棒で突き固めているところ。


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引きで、その様子を撮影。


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この日は、この状態で仮植え(置き)。
後日、根鉢に土を盛りなおして、倒れないように支柱をしていただくことになっている。
まぁ、とりあえず、副賞でいただいた巨大なヤマモミジを、無事、引き受けることができて良かった。
まだまだ実施(施工)は先の話だが、今回のことが初めの第一歩である。



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  1. 2019/04/15(月) 13:30:46|
  2. 唐招提寺・薬草園PJ
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環境省主催、「みどり香るまちづくり」企画コンテスト2018の表彰式

※ この記事は、2019年3月1日のバックデート記事です。


これまでにも何度かこのブログの中でも紹介しているが、環境省が主催している「みどり香るまちづくり」企画コンテストなるものがある。
世の中に発生する様々な公害や排気ガスなどの嫌なにおい環境を、「かおり」でマスキングして、心地よい生活環境を創出する、
という目的で、このコンテストを契機にして、そういった活動や試みを普及、推進していくという趣旨のようだ。
このコンテストのポイントは、中央官庁の「環境省」本体が主催しているということ、
そしてもうひとつが、「事業コンテスト」である、ということ。
「(事業)企画コンテスト」ということで、まだ全部が完成していない、構想段階のものでも応募できるという点がポイントといえる。
これまでに、企画段階から関わらせていただいている京都府京北町にある「京北ローズガーデン・花簾庭」で、初応募で入賞。
昨年は、我が家の近所にある地域の中核病院である平和会・吉田病院さんの「癒しの庭」プロジェクトで応募させていただき、
第4席にあたる「日本植木協会賞」を受賞することができた。
そして、今年三度目の挑戦は、地元・奈良の世界遺産のひとつ、唐招提寺の境内に、開祖・鑑真和上ゆかりの薬草園をつくるという
プロジェクトがあり、ご縁あってそのプロジェクトに「ガーデンデザイナー」として関わらせていただいているのだが、
この唐招提寺の薬草園計画で、応募したところ、第2席にあたる「におい・かおり環境協会賞」を受賞することができた。

詳しくは、以前にブログ記事に書いているので、そちらをご参照いただきたい。

   ※ 今年度のコンテスト受賞に関するブログ記事は、こちら → 2019年1月31日のブログ記事

そして、先日3月1日、東京・霞ヶ関で行われた、本コンテストの表彰式に、唐招提寺の副執事長のI氏と、
共同応募者である、鑑真和上・才花苑 運営委員会・委員長のN氏と3人で行って来た。

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会場は、これまでと同じ、日比谷公園内の文化ホール。
会場の檀上には、これまた昨年同様のコンテスト表彰式の横断幕が掲げられていた。


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リハーサル終了後、すぐに本番の表彰式が始まる。
写真は、におい・かおり環境協会賞の授与。
左側が、におい・かおり環境協会の会長の小峯裕己会長、右側が唐招提寺の副執事長のI氏。
実は、I氏は、僕の高校の同級生。
そんなご縁もあって、今回、唐招提寺・薬草園計画に関わらせていただいているのだ。


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全ての受賞者の表彰状授与が終わったあと、受賞者、審査員、関係者の方々で、記念写真の撮影が行われた。


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表彰式のあと、今年も書く受賞団体からのプレゼンテーションの時間が設けられた。
昨年までは、応募した企画資料が大型スクリーンに投影されていたのだが、さすがに文字が小さくて読めないので、
今年は、各団体とも、見やすいように加工された資料(パワーポイント)を用意されていた。
われわれチームのプレゼン資料は、僭越ながら、僕が作らせていただいた。
環境大臣賞受賞企画に続いて、唐招提寺・薬草園のプレゼンが始まる。


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プレゼンターは、唐招提寺・副執事長の石田師。
所用があって、表彰式にお越しになれなかった唐招提寺・第八十八世長老、西山明彦氏の名代として、
西山師の挨拶文を代読された。


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唐招提寺と言えば、開祖・鑑真和上。
生田の苦難を乗り越えて、当時の唐から日本へ、戒律を伝えるためにお越しになられた。
その鑑真和上が、仏典とともに持ち込まれたのが、薬草。


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古都・奈良の世界遺産のひとつに数えられる唐招提寺は、南都六宗のひとつ、律宗の総本山。
天平時代の面影を残す本堂や講堂が残る境内は、緑に包まれている。


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十数年前に完了した金堂の大修理。
その際、金堂修理のための仮設の工房を設置するため、かつて境内に存在した薬草園が一旦取り壊しとなった。
将来、薬草園を再興するため、薬草は支援者に引き取られ、岐阜の山中に疎開させ、そこで大切に育てられているのだ。
現在は、金堂に続き、鑑真和上の坐像を安置する御影堂の大修理が行われ、
その関係で、御影堂近くにあった植栽(高木類)を、一時、薬草園計画地に避難、させ、仮植えしている。
したがって、御影堂の大修理が終わり、薬草園に仮植えした高木類を元の位置に戻さないと、薬草園は完成しないのだ。
文化財を守るという視点から、なかなか一筋縄ではいかず、時間のかかる計画でもあるのだ。


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こちらは、かつて唐招提寺境内にあった薬草園の様子。
ボランティアの方々が、薬草園のお世話をされてこられたのだ。


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前述したように、金堂の大修理によって、一時閉鎖をし、疎開させた薬草は、支援者の方々により、
岐阜の薬草園、「神薬才花苑」で大切に守り育てられている。


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唐招提寺には、鑑真和上の故郷、中国・揚州より、門外不出の樹木として、「瓊花(けいか)」が贈られ、大切に育てられている。
瓊花(けいか)は、日本国内では、唐招提寺と皇居、岐阜の神薬才花苑など、数カ所にしかないと言われている。
紫陽花の花に似た瓊花(けいか)は、微かな甘い香りがする花で、現在は、御影堂の近くに植えられている。
今回の薬草園計画では、「香り」をテーマにしており、香りのある瓊花(けいか)を薬草園のシンボルツリーにする予定。


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唐招提寺境内の薬草園計画地を図示しているところ。
金堂の西側の空き地が薬草園になるエリア。

このあたりで、持ち時間の5分ほどが過ぎ、プレゼンは終了となってしまった(汗)。
具体的な薬草園の計画なども披露したかったが、時間切れで説明することはできなかった。
唐招提寺の石田師の話は、とても聞きやすく、他の皆様方ももう少し詳しく話を聞きたかったのではないだろうか?
少々残念だった。
このあと、審査員の先生方を代表して、におい・かおり環境協会の小峯会長から、講評と質疑をいただいた。

各受賞者からのプレゼン終了後、今年はゲストスピーカーとして、千葉大学大学院・園芸額研究科の秋田典子准教授が
東日本大震災後のコミュニティガーデンづくりについて講演をされた。
そのあと、昨年まではなかった、関係者による懇親会も開かれた。
審査員の先生方や環境省のコンテスト事務局の方々、他の受賞者の方々といろいろ話をさせていただき、
楽しい時間を過ごさせていただいた。



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  1. 2019/03/07(木) 13:47:15|
  2. 唐招提寺・薬草園PJ
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唐招提寺・薬草園プロジェクトが、環境省主催の「みどり香るまちづくり」企画コンテストに入賞

実は、これまでこのブログでもあまり書いて来なかったことなのだが、
地元の奈良の世界遺産にも登録されているお寺、「唐招提寺」の境内に
開祖・鑑真和上ゆかりの薬草園を再興するというプロジェクトに関わらせていただいている。

唐招提寺は、歴史の教科書にも載っている超有名寺院で、
奈良時代、唐の高僧・鑑真和上が、何度も苦難を乗り越えて、日本にお越しになられ、
戒律を学ぶための修行道場として開かれた寺院である。

この度、その唐招提寺の境内の一角に、開祖・鑑真和上が唐からもたらされた薬草を
植栽する「薬草園(鑑真和上・才花苑)」をつくるプロジェクトが始動した。
「薬草園」というと、雑草のような植物が植えられた畑のようなイメージがあるのだが、
唐招提寺は、年間約30万人の参拝客がお見えになる観光地でもあり、
今回再興する薬草園も、観光客に一般公開される予定のため、
「薬草“畑”」のような場所ではなく、美しく見せる「景色」を作る「庭」でなければならない、
そんなご意向もあり、それに相応しい薬草園としての「ガーデンデザイン」が必要となったのだ。
そんな大役を仰せつかることになり、昨年2018年4月、
ちょうどイギリスへチェルシー・フラワーショーに旅立つ直前に、
薬草園のプランを作成し、唐招提寺さまにプレゼンさせていただいたのだった。
短時間でまとめたプランニングだったのだが、概ね気に入っていただき、
その後も、詳細を詰めながら現在に至っている。

そして、ある程度プランニングがまとまった時点で、この唐招提寺の薬草園プロジェクトを、
環境省が主催している、「みどり香るまちづくり」企画コンテストに応募してみよう、
という話につながっていったのだった。


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この環境省が主催している「みどり香るまちづくり」企画コンテストは、
「香り」をテーマに、街づくりを行う事業コンペのようなもので、
僕が関わらせていただいた、京都市右京区の「京北バラ園」
(京北・香りの里 六ヶ畔・花簾庭)で、2016年「入賞」、
昨年2017年は、地元・奈良の中核病院の庭「癒しの森、香るヒーリングガーデン」で、
第4席の「日本植木協会賞」を受賞している。

今回は、地元・奈良の世界遺産「唐招提寺」の境内での薬草園計画ということで、
3年連続の入賞を目標に、頑張って企画をまとめた。

応募締め切りから約半年経って、結果発表があり、
第2席にあたる、「におい・かおり環境協会賞」を受賞することができた。
今年初めに、環境省のコンテスト事務局より内示があったのだが、
正式発表(記者発表)があるまで、公表することができなかったのだが、
先日、環境省がプレスリリースを行い、正式に発表されたので、
こちらのブログでも書いても良いというお許しが出た。


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コンテストへの応募事業名称は、『唐招提寺 「香りの薬草園」 鑑真和上 才花苑』。
応募主体は、唐招提寺、そして、長らく唐招提寺の薬草園の再興に情熱を傾けてこられた
鑑真和上・才花苑 運営委員会の皆様方、そして薬草園のデザインをさせていただいた僕。

一昨年の「京北バラ園・花簾庭」では、会社(設計事務所)として応募させていただいたのだが、
今回の応募では、昨年の地元の中核病院の庭の時と同様、
「あをによし奈良Garden Link」という、個人で行っている活動名で応募させていただいた。

  ※ みどり香るまちづくり企画コンテスト、結果発表は、こちら → 環境省の報道発表資料

今回の第13回 「みどり香るまちづくり」企画コンテストで入賞となった、
全国各地の「香り」のプロジェクトの概要が、環境省のホームページに掲載されている。

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  ※ 第13回コンテスト受賞企画の概要は、こちら → 環境省のホームページより

また、今年度の受賞企画のプレゼンについても、環境省のホームページに公開されているので、
関心のある方は、以下をご覧いただければと思う。

   ※ 2018年度 コンテスト受賞企画の紹介はこちら → その1(大臣賞・協会賞)
 
   ※ 2018年度 コンテスト受賞企画の紹介はこちら → その2(入賞・奨励賞)



上記にリンクしている環境省のホームページからも見ることはできるのだが、
我々チーム(唐招提寺、鑑真和上・才花苑運営委員会+あをによし奈良Garden Link)が応募した提案書(コンセプトシート)を
以下に転載しておく。
一昨年までは、プレゼンはA3用紙で1枚だったのだが、今年は昨年同様2枚に増え、プレゼン内容もさらに詳しく書けるようになった。

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こちら↑が、プレゼン1枚目。
唐招提寺・薬草園プロジェクトが目指す庭のコンセプトおよびストーリーをまとめたものだ。

今回は、大きな柱を3本立てた。
  ・鑑真和上がもたらした薬草
  ・日本の香文化のルールは、唐招提寺にあり
  ・世界遺産に「香り環境」を創出


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こちら↑が、プレゼン2枚目。
コンセプトに基づいて、具体的なプランニングに落とし込んでいる。
この環境省のコンテストは、あくまでも「企画コンテスト」であり、現時点で実現しているものでなくても良い。
これからの構想をプレゼンするものなのだ。

唐招提寺は、現在、御影堂の曳家大修理中であり、その工事との関連で、薬草園の施工時期にも影響している。
また、第一級の文化財ということもあり、奈良市、奈良県、国と、いくつもの関係部署との調整が必要になってくる。
これらの困難を経て、ようやく実現に向けて歩みだすということで、まだまだ先は長いのが実情だ。

とは言え、今回の環境省主催のこの「みどり香るまちづくり」企画コンテストでの受賞は、薬草園計画を実現する上で
大きな弾みになるのではないかと考えている。
僕個人にとっても、同じコンテストにて3年連続で上位入賞を果たすことができ、とても嬉しく思っている。

今後は、唐招提寺の皆様方、運営委員会の皆様、その他関係者の方々と協力しながら、実現・実施に向けて頑張っていきたいと
思っている。
ちなみに、今回の受賞の表彰式は、来月3月1日に東京で行われる予定だ。
昨年、一昨年も表彰式に参加させていただいたのだが、他の受賞作品のプレゼンや審査員の先生方の講評も聞ける良い機会なので、
とても楽しみにしている。



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  1. 2019/01/31(木) 13:13:18|
  2. 唐招提寺・薬草園PJ
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再度、唐招提寺を訪れる

※ この記事は、2018年4月8日のバックデート記事です。


こちらは、古都・奈良を代表する寺院のひとつ、唐招提寺。

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入り口を入って正面に見える、こちらの建物が本堂。


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平成の大修理を終えて、屋根もとてもキレイになっていた。


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こちらは、唐招提寺の中に掲示されていた、お寺の伽藍配置図だ。


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こちらには、校倉造りの建物が2棟建っている。


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そして、こちらが、このたび薬草園を復活させる場所。
デザインのイメージを固めるため、そしてスケール感を再度確認するためにやってきた。


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薬草園の出入口となる予定の場所。
ちょうど戒壇の向かい側あたりになる。


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こちらは、戒壇の東側の堀状の池。
カキツバタの葉が旺盛に茂っていた。
この前来た時に満開だったミツバツツジは、花がもうかなり散っていた。


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こちらは、唐招提寺の名物のひとつ、白藤。
この前来た時は、まだ蕾が固かったが、この日は咲いていた。


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藤棚を真横から見たところ。
なかなかここまで力強い印象のフジの花を見たことがない。


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白藤の花。
まだ完全には開き切っていない。


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こちらは、境内にある道のひとつ。
今回の薬草園でも、道のデザインがとても重要と思っている。
参考にしたいと思い、改めて見に来たのだ。


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縦位置でも押さえておく。


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これは、同じ道を反対側から見たところ。


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こちらは、国宝館に向う道。
まだ作られて新しい道だと聞いた。


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こちらは、鑑真和尚の墓所へ向う森の中の道。
ここも直線のデザインだった。


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この森も唐招提寺の有名な庭で、見事なコケに覆われている。


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こちらは、本堂前で見た八重咲きの桜。
桜は、もうほとんど終わっていて、この八重桜が一番最後くらいだと思う。


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八重桜のアップ。


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もう一枚。



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  1. 2018/04/14(土) 06:06:48|
  2. 唐招提寺・薬草園PJ
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プロフィール

ひで

Author:ひで
本業は、街づくりコンサルタント。
一級建築士。

そんな僕が、自身の庭を創り変える過程で気づいたこと。
それは、「植物の持つデザイン性」と「無限の可能性」。

都市部の住宅地の限定的な庭でも、立体的な空間使用、多彩な色遣い、四季の植栽の工夫によって『風景をデザインできる』、ということ。

そして次第に考えるようになった。
「個々の庭を変えることで、まちの風景をデザインし、新しい街並みを創造出来るはず」と。

庭を変え、まちの風景を変え、住まう人の暮らしに彩りを添える。

『まちの風景をデザインし、暮らしの風景をデザインする。』
これが、次なる僕の人生の目標、ライフワークとなった。

庭を変えていくことで、人生も変えてゆく。
Change My Garden , Change My Life.
『進化する庭、変わる庭』をテーマに綴る、僕のGarden Photo blog。

2017年7月~
庭創り5年を機に、新たな気持ちで始まるセカンド・シーズン。

※※※※※※※※※※※※※※※

2018年5月、世界的ガーデンデザイナー、石原和幸氏のイギリス・チェルシーフラワーショーでのコンテストガーデン出展のサポートスタッフとして参加。石原氏は、通算10個目のゴールドメダル受賞に加え、アーティザンガーデン部門でのベストガーデン賞受賞というW受賞を達成された。
世界最高峰のガーデンショー、チェルシーフラワーショーでの庭造りを通して世界のレベルを実感した。

それ以外の活動として、現在、個人邸の庭のデザイン監修の仕事の依頼を受け、奈良県吉野町、広陵町にて、バラの庭造りおよび栽培指導に携わっている。

大きな庭としては、地元の中核病院の『ヒーリング・ガーデン』を創るボランティア活動に、デザイン・ディレクターとして参加。

また、京都市右京区の京北町の田園地域に、『里山風景に馴染む香りの和趣庭園』をコンセプトとするバラ園をプロデュース。
2020年開催の東京オリンピックに向けて、海外から熱い注目を浴びる里山風景に調和した和のバラ園のつくるべく、仲間とともに奮闘中。

地元・奈良では、世界遺産にも登録されている南都・六宗のひとつ、唐招提寺の境内にて、開祖・鑑真和上ゆかりの薬草園を再興するプロジェクトに、ガーデンデザイナーとして参加、実施に向けて活動中。

※※※※※※※※※※※※※※※

【ガーデンコンテスト受賞歴】

●日本園芸協会 
JGS全国ガーデニングコンテスト
2017年 シルバーメダル受賞
2016年 ゴールドメダル受賞
2015年 シルバーメダル受賞
2014年 シルバーメダル受賞

●主婦の友社『園芸ガイド』 
ガーデニングコンテスト
2014年 準グランプリ受賞

●NHK『趣味の園芸』
通巻500号記念
ガーデニングコンテスト
2014年 審査員賞(富山昌克賞)受賞

●環境省
「みどり香るまちづくり」企画コンテスト
2018年 第13回 におい・かおり環境協会賞受賞(第2席)
(唐招提寺「香りの薬草園」鑑真和上 才花苑/唐招提寺・薬草園PJ)

2017年 第12回 日本植木協会賞受賞(第4席)
(癒しの森・香るヒーリングガーデン/平和会吉田病院PJ)

2016年 第11回 入賞
(京北・香りの里 六ヶ畔 花簾庭/京北ローズガーデンPJ)

●日本花の会 
全国花のまちづくりコンクール
2017年 団体部門 入選
(吉田病院・癒しの庭)
2017年 個人部門 入選
2015年 個人部門 若葉賞受賞

●NHK『趣味の園芸』
寄せ植えコンテスト
2016年 一般部門 優秀賞受賞

●コメリドットコム 
ガーデニングコンテスト
2014年 ハイポネックス咲かせま賞受賞

●富山花卉球根農業協同組合 
チューリップガーデニングコンテスト
2015年 ベストカラー賞受賞

●北山ナーセリー 
ガーデンコンテスト
2015年 ウェルカムガーデン部門優秀賞受賞

※※※※※※※※※※※※※※※

【ガーデンフォトコン受賞歴】

●ガーデンダイアリー
トワイライトガーデンフォトコンテスト
2018年冬 金賞受賞

●京成バラ園 
ローズガーデンフォトコンテスト
2015年春 優秀賞受賞

フォトコンテスト
「ドイチェ・ローゼン」を撮ろう!
2013年秋 入賞

●京阪園芸ガーデナーズ 
寄せ植えフォトコンテスト
2016年秋 Hanako賞受賞

バラ・お庭のフォトコンテスト
2016年秋 お庭部門 
おさはち賞受賞

2016年秋 バラの表情部門 
てんちょう賞受賞

2015年夏 バラの表情部門 
おさはち賞受賞

2014年秋 バラのある庭部門 
おさはち賞受賞

2014年秋 バラの表情部門 
おさはち賞受賞

2014年春 バラのある庭部門 
おさはち賞受賞

2013年秋 バラのある庭部門 
てんちょう賞受賞

●ガーデナーズジャパン 
ガーデナーズフォトコンテスト
2014年 プロカメラマン賞受賞

●ユニソン フォトコンテスト
2018年 パブリック部門 部門別優秀賞(シルバーメダル)受賞
(京北・香りの里 六ヶ畔 花簾庭/京北ローズガーデンPJ)

●タカショー 
2016年 第7回光の施工例コンテスト
入賞

●日本興業 ガーデン&エクステリア 
フォトコンテスト
2014年 一般部門 最優秀賞受賞

●富山花卉球根農業協同組合 
春のチューリプフォトコンテスト
2017年 一般応募部門 
準グランプリ受賞
2016年 入賞

※※※※※※※※※※※※※※※

【雑誌掲載】

●『My GARDEN』
(マルモ出版)
2018年春号 Vol.86

●『ガーデンダイアリー』
(主婦の友社刊、八月社編)
2017年秋号 Vol.8
2016年秋号 Vol.6
2015年秋号 Vol.4

●『園芸ガイド』
(主婦の友社)
2016年春号
2015年冬号

●ガーデン&プランツ
(日本園芸協会)
No.175(2017年冬号)
No.171(2016年冬号)
No.167(2015年冬号)
No.163(2014年冬号)

●『Gardeners通信』
(京阪園芸)
2016年春 Vol.9

●『はじめての小さな庭』
(学研、監修:杉井詩織)

●『naranto(奈良人)』
(エヌ・アイ・プランニング)
2014年夏号

●園芸WEBマガジン アイリスガーデニングドットコム
『素敵なお庭紹介』
♯108 色とりどりのバラで「想い」を描く庭

※※※※※※※※※※※※※※※

【新聞掲載】

2016年5月28日 読売新聞
2016年5月27日 朝日新聞
2016年5月26日 産經新聞
2016年5月21日 奈良新聞

※※※※※※※※※※※※※※※

【テレビ放送】

2017年5月19日 NHK大阪放送局『ぐるっと関西おひるまえ』
2017年5月17日 NHK奈良放送局『ならなび』
2016年5月27日 NHK大阪放送局『ぐるっと関西おひるまえ』
2016年5月25日 NHK奈良放送局『ならナビ』

※※※※※※※※※※※※※※※

【企業コラボレーション】

●大手通信販売ディノス・セシール
『dinos ガーデンスタイリング』にて、ブログ記事連載中!

●園芸メーカー・アタリヤ農園
チューリップ球根パッケージ用写真提供

※※※※※※※※※※※※※※※

【お問い合わせ・ご連絡はこちら】

hidenori.iba0502@gmail.com

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