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Change My Garden / Change My Life

『進化する庭 ・変わる庭』 風景をデザインし、庭から街の景色を創造する。庭を変え、人生を変える僕のGarden Photo blog

ネットでオープンガーデン、京北バラ園(六ヶ畔・花簾庭)2020 ~後編(京北バラ園の見どころ)~

※ こちらの記事は、2020年7月2日に、「dinos ガーデンスタイリング」に掲載したものです。


今年春のバラシーズンは既に終わってしまいましたが、
この時期、この春のバラの様子を振り返るにはちょうど良い時期です。
こちらのディノスさんのガーデニングサイト「dinos ガーデンスタイリング」におきまして
今年2020年春の自宅ガーデンと、僕がデザインをさせていただいた京都市右京区京北に作った
バラ園「京北・香りの里/六ヶ畔・花簾庭」(通称:京北バラ園)の様子を
「ネットでオープンガーデン」と称して、前回、前々回の記事でレポートさせていただきました。
京北バラ園の方は、かなりの枚数、写真を撮っていますので、一度では紹介しきれなかったので、
今回はその続編「京北バラ園2020、~後編(京北バラ園の見どころ)~」と題して、
ご紹介したいと思います。

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前回記事では、前年の2019年と今年2020年の風景を、ほぼ同じ場所から撮影した写真を
比較しながらご紹介させていただきました。
今回の後編では、今年2020年だけの写真を使って、まるで園内を歩いているかのように
ご案内していきたいと思います。
ちょっと写真多めですが、よろしければお付き合いください。


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まず、こちらがバラ園のメインエントランス。
神社の鳥居のような形をしたゲートが、バラ園南西の角に設けられています。


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入ってすぐ、正面のゾーンは、イングリッシュローズゾーン。
色鮮やかな花が咲き乱れています。
写真を撮ったのは、オープン前の朝8時頃。
朝日を浴びて、バラの花がキラキラと輝いています。


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上の写真から少し目線を右に振ったのがこちら。
湾曲しながら奥へと続く園路の右側に、駐車場との境に設けられた木塀に沿って園路があります。
この2つの園路に挟まれた三角形のゾーンもイングリッシュローズゾーンです。
イングリッシュローズゾーンには、宿根草のブルーサルビアを植栽しているのですが、
昨年の酷暑で枯れてしまい、今年3月に植え直したもので、今年は昨年ほどの勢いはありません。


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駐車場側の木塀沿いの園路から見たアングル。
正面奥に見えるのが、家の形をしたパーゴラ。
つるバラを壁面や屋根面に誘引するための工作物です。
和の風情を出すために、切妻屋根の形に設計しています。


DSC_4613_convert_20200628093126.jpg

再び、バラ園のメインとなる中央の園路に戻りました。
メインの園路は緩やかにカーブしながら、バラ園の奥へと誘います。
園路の両側がイングリッシュローズゾーンになっています。


DSC_4639_convert_20200628093210.jpg

緩やかにカーブする園路を進むと、もう一本の園路と交差します。
そのあたりから、メインエントランスの鳥居型ゲート方向を振り返ったところです。
カーブする園路の両側が、イングリッシュローズゾーンです。
奥右手側に八連のアーチが見えています。


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交差した園路を少し駐車場側に移動したところから撮ったのがこちら。
イングリッシュローズゾーンが右奥へとつながっていく感じが分かるかなと思います。


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同じ場所から、目線を北側、バラ園奥の方へと移します。
バラ園の最奥には、棚田の段差を活かして作ったバラの滝がちらりと見え、さらにその奥には
隣接する茅葺屋根の古民家が借景となっています。


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もう一方の園路を奥へと進んでみます。
左側にイングリッシュローズゾーン、その奥にオールドローズゾーン、そして最奥に
つるバラ群星・群舞を使ったバラの滝ゾーンが見えています。


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ここでメインの園路に戻り、カーブする園路に沿って、さらに奥へと進んでみます。
左側から大きく枝垂れて咲くバラは、オールドローズ。
岩を乗り越えて流れる「瀬」を表現しています。


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更に奥へと進みます。
右側には紫陽花の群生地、その奥にもオールドローズゾーン、そしてこちらにも
つるバラ群星・群舞のバラの滝が見えてきます。


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湾曲する園路を一番奥まで進むと、つるバラ群星・群舞によるバラの滝にぶつかります。
そのバラの滝に沿って、備前焼のような赤い焼き締めレンガを敷き詰めた園路が通っています。
ここももちろん通れるのですが、バラの滝が迫っているため、トゲのない群星・群舞を
セレクトしています。
左側の芝生ゾーンには、自然樹形で咲かせるオールドローズをメインに植栽しています。


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群星・群舞のアップです。
白い花の群星と淡いピンクの群舞をランダムに混ぜて、自然な雰囲気を作っています。


DSC_4575_convert_20200628093001.jpg

反対方向を見たところ。
春先にシュートを擁壁の下の方に引っ張るように誘引しています。
枝先を下垂させても咲く群星・群舞の性質を利用しています。


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この群星・群舞のバラの滝ゾーンは、園路を挟んで3つのゾーンに分離していますが、
全体で約30メートルほどの花があります。
このバラの滝は、バラ園のすぐ横を流れる清流・桂川の景勝地、「六ヶ堰」という堰を
流れ落ちる水や水しぶきをバラの花で表現したものです。
この京北バラ園の中でも、一番の見どころです。


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こちらは、バラ園西側にある八連のアーチの中から、バラの滝方向を見た写真。
バラの滝ゾーンの手前(写真右側)には、自然樹形で咲かせる、香りのオールドローズゾーンが
広がっています。


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オールドローズゾーンから、群星・群舞のバラの滝ゾーンを見た一枚。
ちょど山間の谷筋に立地するこのバラ園に「ダム」をつくったように見えます。
山から流れてくるバラの花をここで受け止め、堰を作って貯めて、堰を越えて溢れた花が
滝となって下流域へ流れ出すようなイメージです。


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こちらは、アーチから見たイングリッシュローズゾーン。
オールドローズゾーンとはことなり、一品種3株ほどまとめて咲かせ、ボリューム感を持たせています。
密に咲かせることで、オールドローズゾーンとの対比を作っています。


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こちらは、オールドローズゾーンから、バラ園西側の八連アーチ方向を見たところ。
オールドローズゾーンには、芝生を敷き詰めているのですが、ところどころに、メンテナンスや
鑑賞用に、飛び石を配置しています。
実は、ここにひとつ「ハート形」の石がありますので、是非、現地を訪れられたら、
探してみていただければと思います。


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こちらは、群星・群舞のバラの滝ゾーンの手前、オールドローズゾーンから
エントランスゲート方向を見たアングルです。
右奥に八連のアーチが見えています。
次はアーチの中をくぐります。


DSC_4580_convert_20200628093018.jpg

八連のアーチを一番奥から見たところ。
このアーチは、地元・京北在住のアイアン作家さんに作っていただいたオリジナルデザイン。
バラ園にあるアーチというと、円弧状のものが多いですが、ここでは、里山風景に合うよう、
切妻屋根の形に似せた、不等辺の三角形のデザインとなっています。
遠くには京北の美しい山並みが見えています。


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八連アーチの中を進むと、すぐ先に鳥居型のメインゲートが見えてきます。
実は、このアーチは、棚田の上の段へアプローチするサービス動線で、軽トラックなどが
通れるようにしています。
アーチの最頂部では、約5mの高さがあり、つるバラの誘引は年々大変になってきていますが、
つるバラは大きく成長し、間もなく両サイドから頂点に達し、トンネルが形成されそうです。


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バラ園をぐるっと一周してきたので、さらに別のルートで進んでみます。
こちらは、再びエントランスゲートの正面、イングリッシュローズゾーンです。
花壇に植えたシュラブ樹形のイングリッシュローズ、そして右側の木製格子フェンスに誘引した
つるバラが、立体的に空間を彩ります。


DSC_4554_convert_20200628092933.jpg

少し寄ってみます。
右側の壁面を覆うつるバラは、イングリッシュローズ以外からもセレクトしていて
色合わせを考慮して選んでいます。


DSC_4726_convert_20200628093358.jpg

こちらはイングリッシュローズゾーンの横に作った家形のパーゴラ。
壁面や屋根面につるバラを誘引するための工作物としてデザインしています。


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家形パーゴラから、南側、駐車場側を見たところ。
バラ園は冬期の獣害対策(鹿による食害)のため、全周を何らかのフェンスで囲っています。
南側は駐車場との境で、意匠的にも重要な部分なので、木格子に平瓦を載せて、
「和の趣き」を演出しています。


DSC_4822_convert_20200628093507.jpg

木製パーゴラの足元には、F&Gローズなどの和バラを集約して植栽しています。
イングリッシュローズのような派手な色鮮やかさはないものの、楚々とした和の雰囲気を
漂わせています。


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こちらは、「和の趣き」の和バラゾーンの向かいの木格子塀。
ここには紅白の絞り柄のバラ、ニューイマジンやパープルスプラッシュといった
「和の趣き」を持つつるバラを誘引しています。


DSC_4598_convert_20200628093058.jpg

そのゾーンを方面から見たところ。
パープルスプラッシュ、エクセレンツフォンシューベルト、ニューイマジンなどのつるバラが
配置されています。


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こちらも「和の趣き」をもつつるバラを誘引したゾーン。
手前から、一重咲きの安曇野、カクテル、パルフェタムールが並んでいます。
安曇野は、今年玉のような形に咲くよう誘引していただき、とても印象的な風景になりました。


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こちらは、家形パーゴラの東面。
ここにも大型のランブラー品種のつるバラ、ランブリングレクターを誘引しています。
家形パーゴの北側には、青い花のアジサイを群生させています。


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家形パーゴラの中から、バラ園北側方向を見たところ。
手前には、青い花の咲く紫陽花が群生しています。
バラが終わっても、しばらくは紫陽花の花を楽しめます。
その奥には、バラ園のシンボル、群星・群舞のバラの滝が見えています。


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手前のオールドローズゾーンから望む群星・群舞のバラの滝。
奥には隣地の茅葺屋根の古民家が美しい借景となっています。


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もう一方の園路から、群星・群舞のバラの滝を真正面に見たアングル。
奥に、京北の里山、そして茅葺屋根の古民家が見え、このバラ園を象徴するような風景です。


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さらにアップ。
茅葺屋根とこの地域の名産・台杉、そして、群星・群舞のバラの滝。
意外と風景としては調和しているように思います。


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さらに引いて、バラ園全体が入るように撮ってみました。
手前には色鮮やかなイングリッシュローズが咲き乱れています。
まさに「バラの海」。
今年は花数がとても多いように思います。


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群星・群舞のバラの滝と反対方向、南側を振り返ったところ。
色鮮やかなイングリッシュローズゾーンの奥に、平瓦を載せた木格子塀。
その壁面にも色鮮やかなつるバラが咲き誇っています。
そして、その先の遠方には、京北の山並みが見えています。


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咲き乱れるイングリッシュローズゾーン。
ここには、ジュードジオブスキュアなど、強香品種のバラが揃い、香りに包まれます。


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そして、これが最後の一枚。
緩やかにカーブする園路から、エントランスゲート方向を見たところ。
手前右側にこぼれ咲くオールドローズ、そしてその奥のイングリッシュローズゾーンへと
繋がるシークエンス。
この景色がとても気に入っています。

如何でしたでしょうか?
今年2020年の「京北・香りの里/六ヶ畔・花簾庭」(通称:京北バラ園)。
新型コロナウィルスの感染予防のため、非常事態宣言が出され、一旦は公開中止を決めていたのですが、
バラの開花直前に非常事態宣言が解除されたため、急遽、感染予防対策を実施の上、無料公開されました。
残念ながら、今年見に来れなかったという方は、是非、来年春にお越しいただけたらと思います。
今秋10月中旬頃、秋バラのシーズンにオープンガーデンを開催する予定ですが、
京北バラ園は、「バラの滝」を構成する群星・群舞ほか、香りのオールドローズなど、
春にしか咲かない一季咲き品種が多いため、秋は、春のような美しい風景は見ることができません。
今回ご紹介した風景をご覧になりたい方は是非、また来年春にお立ち寄りいただけたらと思います。

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【 京北・香りの里 六ヶ畔・花簾庭(京北バラ園)について 】

   住所:京都市右京区京北比賀江町烏谷口(からすたにくち)
      (京北町にある皇室ゆかりの御寺・常照皇寺に向かう国道477号線の左側にあります。)

   開園時期:毎年5月中旬~6月中旬頃の土日、10:00~16:00
         秋バラのシーズンの開園日程は未定

          ※ 個人の私庭につき、開園時期、時間については、変更になる場合があります。
             入場無料(予定)、駐車場7台有り

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  1. 2020/07/03(金) 09:21:00|
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『ディノス・ガーデンスタイリング』に、新しい記事をアップしました!(第90回)

連載記事を書かせていただいているディノスさんのガーデニングサイト、
「dinos ガーデンスタイリング」にまた新たな記事が公開された。

001_convert_20200703090524.jpg

ひとつ前の記事では、僕がデザインを手がけた京都市中山間部のバラ園、
京北バラ園の今年2020年と昨年2019年の様子を比較したレポート記事を
書かせてもらった。


002_convert_20200703090541.jpg

今回は、今年2020年の様子に絞って、より詳しく、このバラ園の魅力に迫ってみた。
かなり多めの写真点数だが、現地にまだ行かれたことがない方には、
今回のレポート記事を読んでいただければ、行ったような気になっていただけるのでは
ないだろうか?

   ※ 第90回目の記事は、こちら → 『ネットでオープンガーデン、京北バラ園(六ヶ畔・花簾庭)2020 ~後編(京北バラ園の見どころ)~』

写真を撮影したのは、今年の6月4日と5日の2日間。
京都市内より冷涼な京北では、毎年6月上旬にバラの見頃を迎える。
今年のベストなタイミングで撮影することができた写真を是非、ご覧いただければと思う。

尚、京北バラ園の今年春のオープンガーデンは終了しておりますので、ご了承ください。



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  1. 2020/07/03(金) 09:08:03|
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遅ればせながら・・・、ガーデン雑誌『My GARDEN』Vol.95(2020年夏号)に、「京北バラ園」が掲載されました!

もう半月ほど前のことで、遅ればせながらというか、いまさらと言うべきかもしれないのだが・・・・、
僕がデザインを担当させていただいたバラ園、京北バラ園(正式名称:「京北・香りの里 六ヶ畔・花簾庭」)が、
老舗のガーデン雑誌、『My GARDEN』さんの最新号Vol.95(2020年夏号)の巻頭特集ページにて紹介していただいた。

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今年3月に発売になったガーデン雑誌『ガーデンダイアリー』(Vol.13、2020年春号)に続き、
今回の『My GARDEN』(マルモ出版刊)も、何と巻頭特集にて、全8ページに渡って掲載していただいている。

  ※ マルモ出版さんのネットショッピング頁は、こちら → 『My GARDEN』 vol.95

『MY GARDEN』さんには以前、自宅ガーデンも掲載していただいたことがあり、今回の京北バラ園は
それに続いて2回目の掲載になる。
今回は、前編僕が撮影した写真を元に構成されている。

ご興味がある方は是非、書店で手に取っていただけたらと思う。



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  1. 2020/06/26(金) 08:16:44|
  2. メディア掲載
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ネットでオープンガーデン、京北バラ園(六ヶ畔・花簾庭)2020 ~前編(前年との比較)~

※ こちらの記事は、2020年6月24日に、「dinos ガーデンスタイリング」に掲載したものです。


新型コロナウィルス禍により一変してしまった生活。
特に、全国に非常事態宣言が発令されたのが、4月~5月にかけてのバラシーズンにピタリと
合ってしまい、バラを見に出かけたり、友人宅の庭を見に行ったりもできなくなり、
今年は何とも残念なシーズンでした。

さて、少し前の記事で、【Stay Home】企画として、「ネットでオープンガーデン」と称し、
自宅ガーデンと、僕がデザインさせてもらった京都市の里山風景の中に作ったバラ園、
「京北・香りの里/六ヶ畔・花簾庭」(通称:京北バラ園)の昨年2019年の様子を紹介しました。
記事を書いた時点では、自宅ガーデンも京北バラ園も、まだバラの花が開花していなかったため、
前年の2019年に撮影した写真を使っての紹介でした。
でも、はやり今年2020年の様子も、是非、見ていただきたいということで、
前回記事で、「ネットでオープンガーデン、自宅ガーデン2020」というタイトルで、
自宅ガーデンの様子をレポートさせていただきました。
今回はその続編、「京北バラ園2020」の様子をご紹介したいと思います。

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  ※ 京北バラ園については、こちらのdinos ガーデンスタイリングでバラ園が出来るまでの経緯を書いています。
   ご興味のある方は、バックナンバーをご覧下さい。

      ・京北バラ園ができるまで 〜の3年間の軌跡(前編)〜 は、こちら → 

      ・京北バラ園ができるまで 〜の3年間の軌跡(後編)〜 は、こちら → 

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『京北バラ園・花簾庭』は、今年3月発売のガーデン雑誌『Garden Daiary』(Vol.13、2020年春号)
および6月17日に発売になったばかりのガーデン雑誌『My GARDEN』(Vol.95、2020年夏号)でも
採り上げていただき、ご存知の方もおられるかと思います。
この京北バラ園は、公共施設でもなく、また入場料をとって見学していただく営利目的の庭でもなく、
一個人がオーナーのガーデンです。
ですので、このバラ園のホームページなどもなく、どのようにすれば見学できるのか、
これまであまり情報を出してきませんでした。
今回、ガーデン雑誌さんに採り上げていただき、ようやく公にお披露目できると思っていた矢先の
新型コロナウィルス禍で、この春に予定していたオープンガーデンも中止せざるをえなくなりました。
ところが、5月末に非常事態宣言も解除されたことを受け、バラ園のオーナーの意向もあって、
6月上旬~、急遽、見学希望者の方々に無料で公開させていただく運びとなりました。
冷涼な気候の京北では、バラの開花時期(見頃)が6月上旬~中旬だということも幸運で、
ちょうどベストなタイミングで皆さんに見ていただくことができました。
また、バラの最盛期に地元のNHK京都放送局さんが取材にお越しになり、
6/8(月)夕方のニュース番組『京いちにち、ニュース630』の中で紹介していただいたこともあり、
それ以降、1週間あまりの期間で、2,000名近い方がバラ園を見学におみえになりました。
今年は、春のバラシーズンは終わってしまいましたが、また来春、オープンガーデンを開催する予定
ですので、是非、皆様方には、京北の里山風景の中のバラ園にお立ち寄りいただけましたら幸いです。
今回、見に来れなかった方々のために、今回、「ネットでオープンガーデン、京北バラ園2020」と
称して、今年の様子をレポートしたいと思います。
とてもたくさんの写真を撮影しておりまして、なるべくいろんな角度から、
京北バラ園の魅力をお伝えしたいので、前編・後編の2回に分けてレポートさせていただきます。

第1回めの「前編」では、昨年2019年との比較をしながら、今年2020年の風景をご覧いただきます。
この京北バラ園のプロジェクトは、2016年1月~企画・構想がスタートし、
実際に苗を植えたのが、工事の関係もあって、バラの開花直前の翌年2017年の4月。
今年2020年は、バラの苗を植えて3年目にあたります。
「バラは植えて3年は我慢して育てよ」と、僕が教わったバラの師匠からも言われていましたが、
今年はその3年目を迎え、植えたバラ本来の力が発揮された年になりました。
では、その様子をシーンごとに昨年2019年の風景と見比べながらご案内いたします。

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こちらは、【昨年2019年6月】のバラ園全景。
上述の2誌のガーデン雑誌に掲載された写真は、この昨年2019年に撮影したものです。
ほとんどのバラは植え付けしてから丸2年が経ち、順調に育っています。
左側の三角屋根形状のオリジナルデザインの大型アーチに誘引したつるバラは、
まだほとんどがアーチの頂点にまで到達していない状態です。
一番奥に、つるバラ「群星・群舞」を使って枝垂れ咲く、「バラの滝」ゾーンが見えています。


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こちらは、【今年2020年6月】の様子。
画面右側に広がる色鮮やかなシュラブ樹形のバラは、イングリッシュローズ。
一見すると、特に変化がないように見えますが、昨年より一回りボリュームアップして咲いています。
冬剪定(降雪のある京北では毎年3月初旬に行っています。)では、あまり切り詰めないよう配慮し、
イングリッシュローズの色鮮やかな花色の花が、幾重にも重なりあい、
こんもりと自然樹形で咲くよう意識しています。


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こちらは、鳥居型のエントランスゲートを入って正面にまず見えてくる風景。
【昨年2109年6月】の様子です。
向かって左側の湾曲する園路と、右側の焼き締めレンガを敷き詰めた直線の園路に挟まれた花壇の奥に、
家のように見える建物があります。
実は、これはパーゴラ。
つるバラを壁面や屋根面に誘引するための構造物です。
もともと田んぼだったため、起伏のないフラットな敷地だったので、単にバラを地植えするだけでは
「圃場」のようになってしまうということで、立体的にバラを咲かせるためにこのパーゴラを設計しました。
パーゴラというと、一般的にはフジ棚のような平坦な形をしていますが、
ここ京北バラ園では「里山風景に調和する和の趣きのバラ園」というコンセプトを掲げましたので、
さらに奥に見える切妻屋根の日本家屋と同じ形状の切妻屋根型のパーゴラをデザインしています。
また、画面手前両サイドに広がるイングリッシュローズゾーンの株元には、
ブルーのサルビアを植え付け、園路際には芝生を敷き込んでいます。
バラにはない青い色を「差し色」とすることで、鮮やかなイングリッシュローズの花色を
より一層引き立てています。
ブルーサルビアは植えて2年目で、かなり大きく茂り、とても印象的な風景を作り出しました。
ただ、このバラ園には自動潅水装置がないため、昨年夏の酷暑でサルビアが枯れてしまい、
この春(2020年3月)に、小さな苗から植え直すことになってしまいました。


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こちらは、ほぼ同じ位置から撮影した【今年2020年6月】の風景。
3月に苗から植えたばかりのブルーサルビアは、昨年ほどには茂らず、ブルーの花もあまり目立ちませんでした。
ただ、バラは一回り大きくなり、花つきもボリューム感も、昨年より格段に良くなっています。
このように、毎年定点観測して写真を撮っておくと、反省点と良かった点が良く分かります。


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こちらも、エントランスゲートを入ってすぐのイングリッシュローズ・ゾーン。
撮影時期は、【昨年2019年6月】。
この写真でも、大きく繁茂したブルーサルビアがとても良い仕事をしてくれています。
爽やかなブルーの花があちこちに塊となって咲き、花壇にリズムを作っています。
右側の木製フェンスの向こう側は、駐車場。
京北では、冬季の鹿による植物への食害があるため、バラ園の周囲を何らかの柵で囲っています。
その獣害対策で設けた木製の格子塀には平瓦を載せて、和風感を演出しています。
木格子塀のさらに向こう、遠くには美しい京北の山並みが見えています。


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こちらもほぼ同じ位置からの撮影で、【今年2020年6月】。
バラの株元に植えたブルーサルビアのボリュームがなく、少し残念な感じです。
シュラブ樹形のバラ(イングリッシュローズ)は、剪定高さを低くしすぎず、
ある程度の高さで、「群」なって咲くように仕立てています。
今年は、黄色、アプリコット系のイングリッシュローズが良く咲いていました。


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こちらは、湾曲する園路から、バラ園奥の方を望んだアングル。
撮影は【昨年2019年6月】。
園路の脇に植えられたブルーサルビアがリズミカルに並び、奥へ奥へと誘うように咲いています。


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こちらは、【今年2020年6月】の様子。
全く同じアングルで撮った写真が見当たらなかったので、ひとつ上の写真とは少し異なりますが、
湾曲する園路際で咲くイングリッシュローズの様子が良く分かると思います。
ピンクのイングリッシュローズが旺盛に美しい花を咲かせています。
ここには、手前から、クィーンオブスゥエーデン、プリンセスアレキサンドラオブケント、
ロイヤルジュビリー、ジュビリーセレブレーションなど、王室にちなんだバラを集めています。


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少しアングルを変えてもう一枚。
こちらは、【昨年2019年6月】。
何と言っても、園路の両側に配されたブルーサルビアがとても印象的です。
この京北バラ園では、バラの他には、数種類の高木(エゴ、アオダモ、モミジ、ウメなど)のほか、
香り植物(リキュウバイ、ライラックなど)と低木(アジサイ、ユキヤナギ、セアノサス)
などを植栽していますが、宿根草は、このブルーのサルビアひとつに限定しています。
バラ園の予算の関係もあるのですが、一種類に絞り込んだおかげで、潔い風景になり、
バラを引き立てる役目を果たしていると思っています。


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こちらは、【今年2020年6月】の様子。
園路手前では、ブルーのサルビアが見えない代わりに、モリニュー、ポートサンライト、パットオースチンなど、
黄色やアプリコット系のイングリッシュローズが美しく咲き乱れていました。
また奥に目を転じると、全体的な花のボリュームが増しいているのが分かります。


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こちらは、【昨年2019年6月】。
イングリッシュローズ・ゾーンから、鳥居型のエントランスゲート方向を振り返って見ています。
右手前の赤いバラは、ダーシーバッセッル。
その左側に少し土の面が見えています。
バラとバラの株間が広く、部分的に土が露出して見えていました。
しかしながら、旺盛に茂ったブルーのサルビアと「補色対比」の位置にある、黄色・アプリコット系の
イングリッシュローズとのコントラストが美しく映えています。


DSC_4711_convert_20200625163919.jpg

こちらは、【今年2020年6月】。
イングリッシュローズ・ゾーンのバラはボリュームがアップし、ほとんど土が見えなくなりました。
黄色・オレンジ系のバラ、パットオースチンやポートサンライト、モリュニューが旺盛に咲ているのに、
ブルーのサルビアはまだ小さく、ほとんど見えないという状態。
来年は、バラもサルビアも旺盛に咲いてくれると、双方が引き立てあって、風景として完成すると思います。


DSC_8766_convert_20200510210222.jpg

こちらは、湾曲する園路を奥の方から鳥居型のエントランスゲート方向に向かって撮影したアングル。
時期は、【昨年2019年6月】。
画面手前右側には、オールドローズのマリードブロア、カトルセゾンブランムソーなどが大きく茂り、
岩を乗り越えて流れる水「瀬」をバラの花で表現しています。
園路がゆっくりと右方向へ回り込みながら、イングリッシュローズゾーンの中を抜けて、
エントランスゲートへと繋がります。
このなだらかに曲がる道の風景、シークエンス(流れ・つながり)が、特に気に入っています。


DSC_4759_convert_20200625163928.jpg

ほぼ同じ場所から、【今年2020年6月】の様子。
バラは格段にボリュームアップしていて、まさに、右方向から水が流れ込むように見えています。
左奥の駐車場との界壁(木格子塀)に誘引したつるバラも、立体的な風景を形作る大きな役割を果たしています。


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その木格子塀の部分。
こちらの写真は、【昨年2019年6月】に撮影したものです。
手前で咲くピンクの花は、ハーロウカー、シスターエリザベスなどのイングリッシュローズです。
木格子塀には、イングリッシュローズのつるバラ(モーヴァンヒル、ゴールデンセレブレーション、
スノーグース、テスオブダーバービルズ)の他、鮮やかなオレンジ色のサンセットグロウも配置しています。


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少しアングルは違いますが、こちらが【今年2020年6月】の木格子塀付近の様子。
この木格子塀は裏側(駐車場側)が南で、つるバラを誘引している側は北側になります。
その関係で、これまで少し生育が遅かったですが、今年は、ほぼ壁面を覆うように咲いてくれました。


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木格子塀のところから、今度は北側方向、バラ園の最奥方向へ振り返ります。
写真は、【昨年2019年6月】。
画面左手に、エントランスゲートからつながる八連のアーチ、そしてその奥正面に
つるバラ「群星・群舞」を使ったバラの滝が、幅・約30mに渡って、水が流れ落ちるように咲いています。
このバラ園は、田んぼ一枚分の広さ(約1000㎡、約300坪)があり、一部アーチや家形のパーゴラといった構造物を
配置していますが、それ以外はフラットな敷地の中に、約250品種、約300株のバラを植栽しています。
このあたりからだとバラ園の全景を一望でき、幾重にも重なったバラがまさに「バラの海」のように見えます。


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こちらは、【今年2020年6月】。
昨年より格段に花数が増えているのが、この2枚の写真を比較してみるとよく分かります。
バラ園オーナーが所有する棚田4枚分のうち、一番下に位置する国道に面した一枚分をバラ園にしています。
谷筋に位置するこの棚田は、山から吹き下ろす風が吹き抜け、特に、気温が上がる前の朝一番には、
バラの芳香がバラ園中に立ち込めます。
また、正面奥のつるバラ「群星・群舞」でつくる「バラの滝」のさらに奥には、
隣接する茅葺屋根の古民家が借景になり、いかにも「里山風景の中のバラ園」といった風情を感じていただけます。


DSC_8865_convert_20200510210602.jpg

こちらは、【昨年2019年6月】に撮影した一枚。
バラ園西側の八連アーチから、バラ園中央のオールドローズゾーン方向を見たアングルです。
前述のガーデン雑誌『My GARDEN』vol.95(2020年夏号)の巻頭ページを飾った一枚目の写真が、こちら。
ある意味、この京北バラ園を代表する一枚と言っても良いかと思います。
左奥に、このバラ園の代名詞、つるバラ「群星・群舞」でつくる「バラの滝」が見え、
中央には、芝生敷きのなかに、自然樹形のオールドローズを配置しています。
オールドローズは、香りを重視して品種選定を行っています。
日本庭園のような石組みを乗り越えるように誘引したオールドローズは、
近くを流れる清流・桂川の川面にある岩を乗り越える水の流れ「瀬」を表現しています。
奥に見える家形パーゴラは切妻屋根型とし、里山風景に調和する日本家屋のようにデザインしています。
唯一気になるのが、正面奥、スギの木が植林された隣接地の一部が倒木していることです。
これは2018年、京北地方を襲った大型台風により倒木したものです。
以前は、美しいスギの森が一面に借景として見えていたのが途切れてしまい、少し残念です。


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こちらは、【今年2020年6月】に同じほぼ位置から撮影した一枚です。
オールドローズも順調に育ってくれていますが、一部、生育が遅れていた品種を支柱を使って
上に持ち上げて咲かせている部分がありますが、順調に育成すれば、今後は他のオールドローズと同様に、
自然樹形でなるべく低い位置で咲かせたいと考えています。
この辺りはバラの株間を広く取っているため、スペース的に横に広げた方が風景として美しく見えるのと、
後方の「群星・群舞」による「バラの滝」に被らないように、なるべく低く咲かせたいと考えています。


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ここからは、このバラ園の一番の見せ場、バラ園奥の棚田の段差を活かして作った、
つるバラ「群星・群舞」による「バラの滝」ゾーンです。
写真は、【昨年2019年6月】に撮影したものです。
元々の棚田の段差は約50センチ程度だったのですが、少しブロックを積み上げて、約1mの段差をつくりました。
その段差の上の段に、一季咲きのつるバラ「群星・群舞」をランダムに混植しています。
群星・群舞はモッコウバラなどと同じく、枝を下垂させても咲く性質があるため、
枝を段差の手前に引っ張る誘引を行い、まさに「枝垂れ咲く風景」を作っています。
手前のオールドローズゾーンでも、石組みの奥に植えたつるバラを岩の手前に引っ張るような誘引を行い、
岩を乗り越える「瀬」を表現しています。


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こちらは、【今年2020年6月】の様子。
昨年も見事なまでに咲き誇ってくれた群星・群舞の「バラの滝」は、昨年以上に見事な風景をつくってくれました。
現地のスタッフの皆さんが、毎年、この枝垂れ咲くように誘引する作業を行ってくださっています。
試行錯誤をしながら、年々花数も増え、美しい風景が出来上がっています。
「バラの滝」の奥には、隣接する茅葺屋根の古民家が「借景」となって、とても風情のある風景になっています。


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「バラの滝」ゾーンに寄ってみます。
こちらは、【昨年2019年6月】の様子。
棚田の段差を増幅させて作った「バラの滝」ですが、バラの滝に沿って園路をつくっているため、
ここを通行する人がバラのトゲで怪我をしないようにという配慮も込めて、
トゲのないバラ「群星・群舞」をセレクトしています。


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こちらは、【今年2020年6月】の様子。
昨年でも十分美しい風景が出来上がったと喜んでいたのですが、今年はさらにそれを超える美しさです。
花のボリュームが格段にあがり、まさしく堰を流れ落ちる水が水しぶきを上げているように見えます。
このつるバラ「群星・群舞」を使って「バラの滝」をつくろうと考えた経緯も少しお話しておきます。
バラ園を設計させていただけるという話があった時、計画地付近をいろいろ歩き回って、
バラ園のどのような方向でデザインすべきか、模索しました。
京北の美しい山並みと、京都市内まで流れ込む清流・桂川、そして里山風景の中に点在する古民家の集落。
全国各地にある洋風のバラ園ではなく、「日本の原風景」とも呼べる美しい風景に調和する「和の趣き」のバラ園を
作ってみたいと思いました。
ただ、前述のように計画地は平坦な田んぼ(耕作放棄地)だったため、単にバラを植えるだけでは
「圃場」のようになってしまう、という危機感がありました。
そんな中、そういったこのバラ園のすぐ横を流れる桂川に、地元の景勝地「六ヶ堰」という、
下流域に水を分配するための堰があると聞いたのでその現場を見に行きました。
その「堰を流れ落ちる水の流れ」を見て、バラの花を使って「水の流れ」を表現したいと、思いついたのです。
水が流れ落ちる様を「水簾(すいれん)」と言いますが、そこから着想を得て、
このバラ園の名称を、「六ヶ畔・花簾庭(ろっかはん・かれんてい)」と名付けました。
「景勝地・六ヶ堰の畔(ほとり)にある、花を水に見立てて風景をつくるバラ園」という意味です。


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こちらは、道路を隔てた向かい側にバラ園オーナーが所有する小山の上からバラ園全景を見たアングル。
撮影は、【昨年2019年6月】。
このように上から見下ろすと、全体の広さが分かると思います。
田んぼ一枚分、約1000㎡(約300坪)の広さです。
一般家庭の庭と比べるととても大きなスペースですが、公共の公園や入場料を払って見学するバラ園と比べると
本当に小さなガーデンです。
ですが、このスケール感がちょうど心地よくて、様々なシーンを順に見て回りながら、
バラ園全景も一望することもできます。
園内には交差する2本の園路が敷かれ、画面手前に八連のアーチ、奥に家形パーゴラ、
左に棚田の段差を活用した「バラの滝」、右側に駐車場、そして国道162号線。
さらに、その右に清流・桂川がゆったりと流れています。


DSC_4733_convert_20200626062724.jpg

こちらが最後の写真、【今年2020年6月】のバラ園全景です。
画面手前に見える八連の大型アーチに誘引したつるバラも、
その多くがアーチ頂点近くにまでツルを伸ばしました。
きっと来年2021年は、もっと素晴らしい、もっと美しい風景を見せてくれることでしょう。
今から楽しみです。


如何でしたでしょうか?
今年2020年の「京北・香りの里/六ヶ畔・花簾庭」(通称:京北バラ園)。
新型コロナウィルスの感染予防のため、非常事態宣言がだされ、一旦は公開中止を決めていたのですが、
バラの開花直前に非常事態宣言が解除されたため、急遽、感染予防対策を実施の上、無料公開されました。
残念ながら、今年見に来れなかったという方は、是非、来年春にお越しいただけたらと思います。
今秋10月中旬頃、秋バラのシーズンにオープンガーデンを開催する予定ですが、
京北バラ園は、「バラの滝」を構成する群星・群舞ほか、香りのオールドローズなど、
春にしか咲かない一季咲き品種が多いため、秋は、春のような美しい風景は見ることができません。
是非、また来年春にお立ち寄りいただけましたら幸いです。


次回は、『ネットでオープンガーデン、京北バラ園(六ヶ畔・花簾庭)2020 ~後編(京北バラ園の見どころ)~』
と称して、今年2020年春の様子をさらに詳しくレポートしたいと思っています。
乞うご期待ください。

****************************************************

【 京北・香りの里 六ヶ畔・花簾庭(京北バラ園)について 】

   住所:京都市右京区京北比賀江町烏谷口(からすたにくち)
        (京北町にある皇室ゆかりの御寺・常照皇寺に向かう国道477号線の左側にあります。)

   開園時期:毎年5月中旬~6月中旬頃の土日、10:00~16:00、
          秋バラのシーズンの開園日程は未定

          ※ 個人の私庭につき、開園時期、時間については、変更になる場合があります。
            入場無料(予定)、駐車場7台有り

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  1. 2020/06/25(木) 16:25:16|
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『ディノス・ガーデンスタイリング』に、新しい記事をアップしました!(第89回)

連載記事を書かせていただいているディノスさんのガーデニングサイト、
「dinos ガーデンスタイリング」に公開されている記事の連発で大変恐縮なのだが、
また新たな記事が公開された。

001_convert_20200623090252.jpg

ひとつ前の記事では、我が家の今年2020年バラシーズンの様子をレポートさせてもらった。
今回は、僕がデザインを手がけた京都市中山間部のバラ園、京北バラ園について
レポート記事を書かせてもらった。


002_convert_20200623090302.jpg


この京北バラ園、正式名称は、「京北・香りの里/六ヶ畔・花簾庭」という。
長い名前なので、「京北バラ園」と略して呼ぶことが多い。
このバラ園は、公共施設でもなく、入場料を取って見学していただく観光ガーデンでもない。
一個人のプライベートガーデンなのだが、バラ園オーナーの好意により、
春と秋のバラシーズンに、無料で公開されているガーデンなのだ。
これまで、あまり公にしてこなかったが、
(僕の個人ブログか、ディノスさんのサイトくらいだろうか)
この春、3月発売のガーデン雑誌『ガーデンダイアリー』に採り上げていただいたのを皮切りに、
今月6月にはガーデン雑誌『マイガーデン』さんにも採り上げていただき、
6月初旬には、地元のNHK京都局が夕方のニュースの中で、京北バラ園を採り上げていただき、
一気に、認知度が上がったようである。

   ※ 第89回目の記事は、こちら → 『ネットでオープンガーデン、京北バラ園(六ヶ畔・花簾庭)2020 ~前編(前年との比較)~』

昨年2019年春より、地元・京北のオープンガーデンに参加し、少しづつ現地を訪れる方が
増えている。
今年もオープンガーデンを開催する予定で準備していたが、例の新型コロナウイルス禍の件で
一旦、オープンガーデンは中止することになった。
しかし、5月末に非常事態宣言が解除されたことを受け、見学希望者も多く、
バラ園オーナーの判断で、6月初旬より、急遽オープンガーデンを開催することになった。
NHKでの放送もあり、1週間あまりで、2,000名近くの方がご来場されたとのこと。

公開直前にNHKさんの取材で現地を訪れた際に撮影した、今年2020年の写真と、
昨年2019年に撮影した写真を見比べながら、『ネットでオープンガーデン』と称して、
皆さんにご覧いただこうと思う。
7月の記事として書かせていただいたのだが、予定より早く6月中に公開していただいた。
ご興味がある方は是非、ディノスさんのサイトをご覧いただければと思う。

ちなみに、京北バラ園の春のオープンガーデンは終了しておりますので、ご了承ください。



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  1. 2020/06/23(火) 09:23:47|
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プロフィール

ひで

Author:ひで
本業は、街づくりコンサルタント。
一級建築士。
一級造園施工管理技士。

そんな僕が、自身の庭を創り変える過程で気づいたこと。
それは、「植物の持つデザイン性」と「無限の可能性」。

都市部の住宅地の限定的な庭でも、立体的な空間使用、多彩な色遣い、四季の植栽の工夫によって『風景をデザインできる』、ということ。

そして次第に考えるようになった。
「個々の庭を変えることで、まちの風景をデザインし、新しい街並みを創造出来るはず」と。

庭を変え、まちの風景を変え、住まう人の暮らしに彩りを添える。

『まちの風景をデザインし、暮らしの風景をデザインする。』
これが、次なる僕の人生の目標、ライフワークとなった。

庭を変えていくことで、人生も変えてゆく。
Change My Garden , Change My Life.
『進化する庭、変わる庭』をテーマに綴る、僕のGarden Photo blog。

2017年7月~
庭創り5年を機に、新たな気持ちで始まるセカンド・シーズン。

※※※※※※※※※※※※※※※

2018年5月、世界的ガーデンデザイナー、石原和幸氏のイギリス・チェルシーフラワーショーでのコンテストガーデン出展のサポートスタッフとして参加。石原氏は、通算10個目のゴールドメダル受賞に加え、アーティザンガーデン部門でのベストガーデン賞受賞というW受賞を達成された。
世界最高峰のガーデンショー、チェルシーフラワーショーでの庭造りを通して世界のレベルを実感した。

それ以外の活動として、現在、個人邸の庭のデザイン監修の仕事の依頼を受け、奈良県吉野町、広陵町にて、バラの庭造りおよび栽培指導に携わっている。

大きな庭としては、地元の中核病院の『ヒーリング・ガーデン』を創るボランティア活動に、デザイン・ディレクターとして参加。

また、京都市右京区の京北町の田園地域に、『里山風景に馴染む香りの和趣庭園』をコンセプトとするバラ園をプロデュース。
2020年開催の東京オリンピックに向けて、海外から熱い注目を浴びる里山風景に調和した和のバラ園のつくるべく、仲間とともに奮闘中。

地元・奈良では、世界遺産にも登録されている南都・六宗のひとつ、唐招提寺の境内にて、開祖・鑑真和上ゆかりの薬草園を再興するプロジェクトに、ガーデンデザイナーとして参加、実施に向けて活動中。

※※※※※※※※※※※※※※※

【ガーデンコンテスト受賞歴】

●日本園芸協会 
JGS全国ガーデニングコンテスト
2017年 シルバーメダル受賞
2016年 ゴールドメダル受賞
2015年 シルバーメダル受賞
2014年 シルバーメダル受賞

●主婦の友社『園芸ガイド』 
ガーデニングコンテスト
2014年 準グランプリ受賞

●NHK『趣味の園芸』
通巻500号記念
ガーデニングコンテスト
2014年 審査員賞(富山昌克賞)受賞

●環境省
「みどり香るまちづくり」企画コンテスト
2018年 第13回 におい・かおり環境協会賞受賞(第2席)
(唐招提寺「香りの薬草園」鑑真和上 才花苑/唐招提寺・薬草園PJ)

2017年 第12回 日本植木協会賞受賞(第4席)
(癒しの森・香るヒーリングガーデン/平和会吉田病院PJ)

2016年 第11回 入賞
(京北・香りの里 六ヶ畔 花簾庭/京北ローズガーデンPJ)

●日本花の会 
全国花のまちづくりコンクール
2017年 団体部門 入選
(吉田病院・癒しの庭)
2017年 個人部門 入選
2015年 個人部門 若葉賞受賞

●NHK『趣味の園芸』
寄せ植えコンテスト
2016年 一般部門 優秀賞受賞

●コメリドットコム 
ガーデニングコンテスト
2014年 ハイポネックス咲かせま賞受賞

●富山花卉球根農業協同組合 
チューリップガーデニングコンテスト
2015年 ベストカラー賞受賞

●北山ナーセリー 
ガーデンコンテスト
2015年 ウェルカムガーデン部門優秀賞受賞

※※※※※※※※※※※※※※※

【ガーデンフォトコン受賞歴】

●ガーデンダイアリー
トワイライトガーデンフォトコンテスト
2018年冬 金賞受賞

●京成バラ園 
ローズガーデンフォトコンテスト
2015年春 優秀賞受賞

フォトコンテスト
「ドイチェ・ローゼン」を撮ろう!
2013年秋 入賞

●京阪園芸ガーデナーズ 
寄せ植えフォトコンテスト
2016年秋 Hanako賞受賞

バラ・お庭のフォトコンテスト
2016年秋 お庭部門 
おさはち賞受賞

2016年秋 バラの表情部門 
てんちょう賞受賞

2015年夏 バラの表情部門 
おさはち賞受賞

2014年秋 バラのある庭部門 
おさはち賞受賞

2014年秋 バラの表情部門 
おさはち賞受賞

2014年春 バラのある庭部門 
おさはち賞受賞

2013年秋 バラのある庭部門 
てんちょう賞受賞

●ガーデナーズジャパン 
ガーデナーズフォトコンテスト
2014年 プロカメラマン賞受賞

●ユニソン フォトコンテスト
2018年 パブリック部門 部門別優秀賞(シルバーメダル)受賞
(京北・香りの里 六ヶ畔 花簾庭/京北ローズガーデンPJ)

●タカショー 
2016年 第7回光の施工例コンテスト
入賞

●日本興業 ガーデン&エクステリア 
フォトコンテスト
2014年 一般部門 最優秀賞受賞

●富山花卉球根農業協同組合 
春のチューリプフォトコンテスト
2017年 一般応募部門 
準グランプリ受賞
2016年 入賞

※※※※※※※※※※※※※※※

【雑誌掲載】

●『My GARDEN』
(マルモ出版)
2020年夏号 Vol.95
(“京北・香りの里 六ヶ畔・花簾庭”)
2018年春号 Vol.86

●『ガーデンダイアリー』
(主婦の友社刊、八月社編)
2020年春号 Vol.13
(“京北・香りの里 六ヶ畔・花簾庭”)
2017年秋号 Vol.8
2016年秋号 Vol.6
2015年秋号 Vol.4

●『Garden & Garden』
(エフジー武蔵)
2020年夏号 Vol.73

●『園芸ガイド』
(主婦の友社)
2016年春号
2015年冬号

●ガーデン&プランツ
(日本園芸協会)
No.175(2017年冬号)
No.171(2016年冬号)
No.167(2015年冬号)
No.163(2014年冬号)

●『Gardeners通信』
(京阪園芸)
2016年春 Vol.9

●『はじめての小さな庭』
(学研、監修:杉井詩織)

●『naranto(奈良人)』
(エヌ・アイ・プランニング)
2014年夏号

●園芸WEBマガジン アイリスガーデニングドットコム
『素敵なお庭紹介』
♯108 色とりどりのバラで「想い」を描く庭

※※※※※※※※※※※※※※※

【新聞掲載】

2016年5月28日 読売新聞
2016年5月27日 朝日新聞
2016年5月26日 産經新聞
2016年5月21日 奈良新聞

※※※※※※※※※※※※※※※

【テレビ放送】

2020年6月8日  NHK京都放送局『京これから』
(“京北・香りの里 六ヶ畔・花簾庭”)
2017年5月19日 NHK大阪放送局『ぐるっと関西おひるまえ』
2017年5月17日 NHK奈良放送局『ならなび』
2016年5月27日 NHK大阪放送局『ぐるっと関西おひるまえ』
2016年5月25日 NHK奈良放送局『ならナビ』

※※※※※※※※※※※※※※※

【企業コラボレーション】

●大手通信販売ディノス・セシール
『dinos ガーデンスタイリング』にて、ブログ記事連載中!

●園芸メーカー・アタリヤ農園
チューリップ球根パッケージ用写真提供

※※※※※※※※※※※※※※※

【お問い合わせ・ご連絡はこちら】

hidenori.iba0502@gmail.com

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